はじめに
冬場の体力づくりの時期に取り入られる「大縄跳び」
連続跳びや八の字跳びなどがシンプルで主流とされていますが、子ども達がある程度できるようになると少し飽きが見えてきてしまいます。
シンプルだからこそ面白い大縄跳びですが、少しアイテムを増やしたり音楽や跳び方を工夫すると一気に難易度もあがります。
また、大縄跳びで息が合わずに1回も跳べない…と悩んでいるクラスに向けてのコツをまとめた記事もあります。
ぜひ、授業に活用してください。
本記事は、今までの飛び方に少しプラスアルファーした大縄跳びのバリエーションを動画でご紹介します!
大縄跳びのバリエーションを動画で紹介!
レベル1|大縄3本を走り抜け!
シンプルな連続跳びや、八の字跳びに飽きてきたら、まずこれ!
3つの縄を、止まらずにくぐって走り抜けます。
縄跳びを、まさかの跳ばずに走り抜けるという発想は、子どもたちもびっくりするでしょう。
- 跳ぶことが苦手な子どもでも、怖さを抑えられる
- 体育のウォーミングアップとしても使える
レベル2|走って・跳んで・取って!
縄に対して垂直に並び、跳んだ先にあるアイテムとキャッチして戻ってきます。
縄を跳ぶ向きが変わるだけで一気に難易度があがるので、戻ってきた子に対してハイタッチをするなど、まずはアイテム無しから挑戦してみましょう!
- 2チームで競い合うと、盛り上がる
- 縄を走り抜ける動きと、跳ぶ動きの両方を鍛えられる
レベル3|大縄2本でクロスジャンプ!
回し手を2人増やして、互いにクロスするように(☓印のように)立ちます。
☓印の中心に向かって、ジャンプ!
跳んだ後に左右に分かれたり、2人一緒に縄に入るのも面白いですね。
- 友達とタイミングを合わせて運動する練習ができる
- メンバーを変えると何度でも楽しめる
レベル4|ダブルタッチ!
縄を1本増やし、内側にクロスするように回します。
片足ずつ跳ぶやり方になるので、少しスピードもアップし、心拍数が上がるのが◎!
ゆっくり回しから練習してみましょう!
最初から縄を2本、片足跳びだとレベルが高くなってしまいます。
縄を1本・両足跳び・ゆっくり回しからスタートしていきましょう。
ダブルダッチができたときの喜びや達成感は、子どもたちにとって良い経験になること間違いありません。
- レベルが上がるため、達成できたときの喜びが大きい
- 短い縄でもできるので、休み時間でも子ども達だけで練習できる
レベル5|音楽に乗せてステップしながら縄跳び!
ダンスと縄跳びのコラボレーション!
リズム感覚を一緒に養えそうですね。
紹介動画では短い縄を使っていますが、大縄跳びにも活用できます。
- 1曲踊り切れるようになれば、運動会でも披露できる
- 簡単な技でも、音楽にのせればそれなりに見える
- 子どもたちの知っている曲を使えば、意欲もあがる
大縄跳びのバリエーションまとめ
以下が、本記事で紹介した大縄跳びのバリエーションのまとめです。
身近で授業や遊びだけの世界にように見える縄跳びですが、近年ダブルタッチなど、競技としても盛んになってきています。
今後はバリエーションが多い授業を通し、競技の世界に足を踏み入れる子も増えて来るかもしれません。
「縄跳びが苦手だから上手になりたい…」
という子どもたちにぴったりな本も紹介します。
- 写真が多く、子どもたちが目で見てコツを理解できる
- なわとび以外の運動も解説されているので、1冊あれば1年使える
- 子どもたちが読んでもわかりやすいし、教員の指導書としても最適
体育のにがてを克服! 小学生の運動 上達のコツ50 〜とび箱・鉄棒・マット・なわとび・かけっこ〜 [ 米田 功 ] 価格:1,650円 |
学級に1冊、運動に関する本を置いておきましょう!
縄跳びはジョギングのように徐々に心拍数を上げてくれるので、ぜひ冬場の体力づくりだけに限らず、夏場のウォーミングアップにも取り入れてみてくださいね。