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球技 小学生低学年が投げる力を付けるには?(基礎編)

指導案
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はじめに

近年では、子どもの『投げる力』が弱くなってきている事が問題となっています。ボールを使って遊べる公園や広場などが減ってきているといった環境の問題や、ボールでの遊び方が分からないといった問題などが原因であると考えられています。
そこで今回は、体育の時間や休み時間を利用して出来る投力向上に繋がる動作を紹介します。

ボールで遊ぶことの楽しさを感じる

いきなり投げ方の指導になると嫌気を指してしまう子どもが出てくる可能性があるので、まずは自由に投げて楽しむ所から始めましょう。

【ねらい】
遊びの中で投げる力を養う

 
【内容】
ボール遊びを楽しみながら、上手く投げたいという向上心を高めると共に、投げる力を身につけていく

遊び方

【的やゴールを作り目的の場所にボールを投げる】
※投力向上がねらいなので、“蹴るのではなく、投げる”というルールを作りましょう。
とてもシンプルな遊びですが【目的を狙う】という事で投げる力だけではなく、コントロール力も養われます。しばらく遊んでいると、投げているうちに自分でコツを掴む子も出てくるかと思います。
しかし、子どもが“どうしたら当たるのだろう?”と考える姿が見られ始めると、自由に投げる遊びから上手く投げる為の指導に切り替えていきましょう。

チェックポイント (基礎編)

【ボールはしっかり握れているか?】
ボールを浅く握ってしまうと、投げる前にボールを落としてしまったり、力が弱くしっかりと投げれなくなったりしてしまいます。

【投げる際、両足が揃っていないか?】
また、投げる手と前へ踏み込む足の方向が同じになっていないかも確認しましょう。足を踏み込まなければ、軸がぶれてしまい思うように投げられません。手と反対側の足を前方に踏み出し重心移動をさせる事で足のエネルギーを発揮し肘や肩などにかかる力の負荷を和らげます。

【目的を定められているか?】
ボールは目線の方向へ跳びます。慣れていないうちから目線を外しながら投げるのは難易度が高いので気を付けましょう。

【上半身だけの力になっていないか?】
肩や腕に力をいれてしまいがちですが、ボールは全身を使って投げます。力任せに投げるのは、肩や腕の負傷に繋がるのでやめましょう。また、持久力が保たれずに体力の低下が早まります。

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【参考文献】
野球上達.com

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