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部活中に起きやすい怪我と対処法⑱バドミントン

部活動指導
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はじめに

ラケットは小型で軽量。ボールとなるシャトルは羽に重りのゴムが付いた可愛らしいもの。しかしその見た目とは裏腹に体力を要する過酷なスポーツが「バドミントン」です。打球の最高時速は493km(ギネスブック認定)、世界クラスの男子シングルスをフルセットで戦った場合はその1試合がフルマラソンと同等の運動量を持ちます。今回はそんなバドミントンの部活動において起こりやすい基本的な怪我と対処法を紹介しましょう。

主要な怪我

身体のひねりを多用するバトミントンでは腕と足腰に故障が起こりやすくなります。バトミントンのプレイヤーには「オスグット・シュラター病(膝の下あたりで起きる成長痛)」「腰椎分離症(腰痛に似た腰椎の損傷)」「腱板炎(肩のあたりの炎症)」「足首捻挫」といった怪我が多く見受けられます。また室内競技とは言
え先の通り激しい運動量を要する為、「熱中症」にも注意が必要です。

応急処置法

痛みを伴う炎症や損傷の応急処置は「部位をすぐに氷や流水で冷やして包帯などで部位を固定する方法(通称RICEと呼ばれる処置法)」が基本となります。先ほどの症状の疑いを覚えた時はすぐにそのRICE法を使い、その後に専門医に診療してもらいましょう。暑い日の活動は水分補給と休養を十分に取り、脱水症状がみられた場合はすぐに涼しい場所へ移動します。場合によっては身体を冷やしながら早急に病院で診療を受ける必要があります。

予防策

それらの怪我予防の為には腕足腰の各部位の柔軟性を高めるストレッチが必須です。これは日常的に継続して行う必要があります。またこれと同時に自分のプレースタイルと技能の範囲を正確に把握する事も重要で、痛みや違和感を覚えた場合はすぐに安静にする必要があります。負担を軽減するフットワークとフォームを習得する事も重要です。腰椎分離症に対しては腹筋の増強が役に立ちます。適度な腹筋は身体を安定させ腰への負担を和らげます。

まとめ

以上がバドミントンの部活中に起こりやすい基本的な怪我と対処法でした。柔軟性のある身体作りを行い、しなやかなプレーを心掛けましょう。

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