はじめに
ここでは、小学1年生のボール遊びにおける特性や実態がどんなものなのかを提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。
生徒にとってボールのスポーツはどういう印象?
まずは、みんながボールに慣れるようにペアになって野球ボールなどを使ってキャッチボールをさせましょう。短い距離でも良いし、上手投げでも下手投げでも構いません。この際、そういったボールを扱うのが得意な子は、得意な子同士で組ませるようにしながらも、あまり乱暴な球は投げさせないように注意しましょう。
そして、球技の内容も、手や足を使った内容、どこまで遠くに投げることが出来るか、近くの的を狙って当てることが出来るか、ボールを転がして、指定の円の中に入れることが出来るか、お手玉などバリエーションを豊富に取り入れた、グループで点数を競うゲームにして、肩の弱い子や力のない子も特性を活かして協力出来る内容にしましょう。
ボール遊びに対して生徒はどう感じている?
「ボールを扱う運動」に対して、多くの生徒は「楽しい」「ボールが跳ねて面白い」「もっとやりたい」など、肯定的な意見が得られます。しかし、3割程度の生徒からは、「楽しいともつまらないとも感じない」「体や顔に当たったら怖い」「楽しくない」「どうやって投げればいいか分からない」などの意見も見受けられます。そういった生徒も自主的に参加出来るように、授業内容を工夫して、「出来る子だけが出来る」内容にならないように心がけましょう。
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