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中学実習生のためのシンプル指導案①ティーボール導入

指導案
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はじめに

様々な球技において球を置く台を「tee(ティー)」と言います。たとえばゴルフで第一打を打つ時に使うのが「ティー」、打つ場所を「ティーグランド」と言います。野球もバッターが球を台に乗せてバッティング練習をする時があり、そちらは「ティーバッティング」と呼ばれます。さて、このティーバッティングをコンパクトな野球ゲームにしたスポーツがあります。それが「ティーボール」です。今回はこのティーボールをテーマに授業に導入する際の基本的な流れについてお話を致しましょう。

ルール

まず、授業導入部で必要となる知識はルールの説明です。ティーボールはピッチャーのいない小型の野球で、審判の「プレイ」の宣告後にティーの上に置かれたボールをバッターが打ちます。ティーを打ってしまったり空振りをしたらストライク、ツーストライク後からのファウルはアウトとみなされます。盗塁・スライディング・バントは禁止です。球が打たれた後は野球と同じようにバッターが塁へ走り、それを守備陣が阻止をする形となります。

ローテーション

次に、全員が一通りのポジションを経験する為にローテーションで実際にゲームを行います。この時に自然とルールも理解できる流れとなります。プレイヤーである学生側が感覚を掴んできたら、バッターの場合は「空いているスペースに狙って打つ」という意識を、守備の場合は「進塁されないように状況を判断し的確にすばやくボールを投げ返す」という意識を、それぞれ持たせるようにしましょう。

基本技能の練習

その後はゲーム前に「キャッチボール」「一列キャッチボール」「バッティング練習」を十分に執り行い、基本技能を定着させてあげましょう。ティーボールは野球と同じように打つ・投げる・捕る・走るという動作が要求されますから、総合的な身体の柔軟性を持たせて挙げることが重要です。また指導者はチーム内の作戦行動についても出来るだけ思考を促すように仕向けます。作戦を活かして試合を有利に進めている学生を評価しましょう。

まとめ

以上がティーボールの授業を行う際の導入イメージでした。攻守がくっきり分かれ、安全性を保ちつつゲーム性を楽しめるティーボール。ゲームを展開しつつ基本技能を会得させ、総合的動作をスムーズに楽しませてあげましょう。


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