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剣道指導案 基礎戦術のすべて②

指導案
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はじめに

戦術を楽しむ武道、それが剣道です。戦術には攻撃と防御が相互に関連するパターンがあり、その基礎的な戦術を体得する事によって対戦が興味深いものへと昇華します。今回は基礎戦術をどのような大きな流れで身に付けるべきか、その学習法の紹介を致しましょう。

基本動作

剣道における基本の動作は「構え」「体さばき」「打突」「打たせ・受け」となります。「打突」「打たせ・受け」は面(顔頭)・胴(胴体)・小手(手先)のそれぞれの部位に分かれます。構えは中段のものが基本、体さばきというのはすり足の移動が基本です。

基本の技

剣道は明確な形で攻撃と防御の技が異なります。攻撃である「しかけ技」が「二段の技」「引き技」、防御である「応じ技」が「抜き技」「すり上げ技」として分かれます。二段の技というのは小手・面、面・胴といった二箇所を連続して打つ技術です。引き技はつばぜり合いから相手が押し返すタイミングを狙って打ちます。防御の抜き技は相手の打ち込みをかわして距離を取り、相手の空打ちを誘ってすかさず打ち返す手法です。

戦術学習

これらの基本動作と基本技のパターンがそれぞれ有効とする状況があり、プレイヤーは相手の出方によって自分が何をするべきなのかを瞬間的に把握する必要性が生じます。そうした戦術学習には主に3つのステップが考えられます。最もストレートなものは「基本動作」「基本技」「簡単な試合(戦術)」をひとつずつこなしていくというものです。これは理論面を重んじた学習と言えるでしょう。一方、実践面を優先する戦術学習もあります。「簡単な試合を行いつつ基本動作学習」「簡単な試合を行いつつ基本技学習」という2ステップを踏む方法です。こちらは体得スピードの向上を期待できますが、指導者に十分な経験がないと試合中の怪我リスクが大きくなるので注意が必要です。そして、理論面と実践面を半々に優先する戦術学習も考えられます。「基本動作を学びつつ、徐々に基本技を絡め、また徐々に簡単な試合を行う」というステップです。基本動作と基本技が最後の段階まで反復的に復習できるので授業の段取りが良ければ学習効果が高いものと思われます。

まとめ

以上が剣道学習の基礎戦術に関するお話でした。指導者は自分の技能に見合った学習方法を指導案に組み込みましょう。

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