はじめに
小学校の体育の授業などでよく扱われるスポーツ、ポートボール。
ポートボールの発祥の地は、大阪府堺市といわれています。
ポートボールは小学校の体育「ゲーム及びボール運動」領域内の学習であり、中学年で学習することが一般的です。
高学年になると、バスケットボールの学習が始まります。
バスケットボールで必要とされる
- パスやシュート、キープなどのボール操作
- 味方をサポートするなどのボールを持たないときの動き
- 自分のチームの特徴に応じた作戦を立てる
といった能力を育てるためにも、前段階としてポートボールの学習が非常に重要となります。
本記事では、ポートボールのルールとポジションを簡潔に説明します。
ポートボールのルールとポジション
ポートボールのルールは、1個のボールを2チームで争い、パスやドリブルを使って味方のゴールマンにボールを投げ渡すと得点になり、一定時間内に得点の多いチームが勝利となります。
ポジションの内訳は、以下です。
- ゴールマン 1人
- ガードマン 1人
- プレイヤー 3人~5人
コートの大きさやエリアの名前は、以下を参考にしてください。
試合人数は1チーム5名~7名ほどが望ましいです。(学級の人数の都合で変動しても構いません)
以下にそれぞれの役割と必要な能力について簡単に説明していきます。
ゴールマンの役割と、必要な能力
ゴールマンはゴール台の上に立ち、プレイヤーのシュートしたボールをキャッチすることが役割です。
ゴールマンがキャッチしないと得点にならないので、責任重大です。
また台の上から指示を出すことも必要で、味方に必要な情報を伝えることも役割の1つです。
ゴールマンの役割まとめ
- 投げられたボールをキャッチする能力
- コートの状況を見て判断し、プレイヤーに指示を出す能力
ガードマンの役割と、必要な能力
ガードマンはガードゾーンで相手のシュートの邪魔をすることが役割です。
シュートされたボールをジャンプして阻止し、最後のディフェンダーになるため守備の要でもあります。
またシュートを入れられたら、ガードマンがスローインをしないといけないため、次の攻撃の指示を出すリーダーシップも必要になります。
ガードマンの役割まとめ
- ゴールマンがボールをキャッチしないよう、ジャンプをして阻止する
- 複数のプレイヤーの能力や立ち位置を見る広い視野
- 試合開始時にボールを誰に渡すか判断する能力
プレイヤーの役割と、必要な能力
プレイヤーは、ゴールマン・ガードマン以外でコート内でゲームを行う役割です。
プレイヤーは状況によって、攻め・守りの両方をしなければなりません。
また、プレイヤーはチームによって、細かくポジションが分けられています。
プレイヤーの細かいポジション例
- ドリブルでディフェンスを突破して、前にいる味方にパスを出すポジション
- ゴール付近に立ち、パスを受けシュートをするポジション
- ボールを持った相手を囲み、ディフェンスをするポジション
身長などの体格、身体能力によってポジションが変わることが多いです。
ポートボールのルールとポジションの役割まとめ
ポートボールのルールとポジション別の役割について説明しました。
以下が、こちらの記事のまとめです。
バスケットボールの学習の際に、ボールを投げる・受け取るなどの基礎能力を身につけている必要があります。
指導者は、子どもたちの技術・体格差などを見極めて、能力が発揮できるように授業をしていきましょう。