はじめに
ここでは、ラグビーの指導案作成に役立つ内容をまとめていきます。
・ラグビー指導案②〜ポジション:フォワード〜
・ラグビー指導案③〜ポジション:バックス 基本ルール〜
も合わせて御覧ください。
特性
ゴール型の競技であり多人数で行うボールゲームである。
単に、走る、投げるだけでなく、タックルなどの身体接触があり、パスやキックの技能が要求されるスポーツです。ラグビーは、他のスポーツよりも特にチームワークが大切とされる種目で、「ノーサイド」や「One For All All For One」という言葉に代表されるように、「協調性」や「自主性」「連帯感」などをが重要視されます。
作戦を立てて、仲間との連携を図り、場面に応じて適切な技術を選択し、楽しむことができます。また、自己の役割を理解し、相手との攻防を行うなかで、マナーやルールに対する攻勢な態度や安全への配慮を身につけることができます。激しい身体接触があること等からプレーするのに不安を抱くことが多いです。
しかし、ルールを守り生徒の実態に合わせて指導計画を立て丁寧に指導する必要があります。ルールを少し変えた「タグラグビー」「タッチラグビー」はタックルや危険なプレーがないために指導に適しているでしょう。
指導
ラグビーのチームとしての大切さやチーム内での自分の役割を理解して、仲間と協力して積極的にラグビーを楽しみましょう。
ゲームの中でもランニング、パス、キック、タックルの場面で安定したボール操作をできることを目標に指導しましょう。作戦を組み立て、仲間と連携した攻防ができるようにします。ポジションやルールを理解してチームの課題を見つけて解決し向上させましょう。
指導の流れ
(1)ボールに慣れるために、キャッチボールなどをしてボールコントロールでいるようにしましょう。
(2)ボールを蹴る練習をしたり、そのボールをキャッチする練習をしよう。
(3)スクラムの組み方を教えて実践してみる。
(4)ラインアウト時のリフトのやり方、ジャンプのやり方、スローイングのやり方を教えましょう。
(5)ルールを再度確認し、フルコンタクトゲームを実施しましょう。チーム編成は特に注意をはらい、ゲームをする度に作戦を立てる時間を用意しましょう。
評価
忍耐力、計画力、積極性、協調性、態度を中心に評価しましょう。
仲間と協力してラグビーを楽しんでいるか、またラグビーの特性やルールを理解しているかをみることで、意欲や判断力を評価できます。
パスやスクラムやキックの確認としてテスト形式に技能を測ることもいいでしょう。空間を使って動いていたり、適宜作戦を変更してこうぼうしているなどといったゲーム中のプレーもよくみましょう。ラグビーで学んだことは、他の種目にも共通して必要なことばかりです。チームの中で自分の役割を見つけ自主的に動くように注意、評価しましょう。
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