はじめに
ドッチボールのドッチとは「さっと避ける」「ひらりと身をかわす」「巧みに回避する」といった意味を持っています。
ドッチボールとはうまく避けることが主体のスポーツであると言えますね。
しかし、ドッチボールを苦手としている子どもの多くは、こんな悩みを抱えています。
相手に狙われていると、身体が固まってうまくよけられない!!
ちゃんと逃げているのに、なぜかいつも当たってしまう!
この場合、これから紹介する「ドッチボールの避け方のコツ」ができていないことが原因です!
「子どもがドッチボールでうまく避けられずに困っている」という先生や保護者の方の指導の参考にしてください。
ドッチボールの避け方のコツは4つ
ドッチボールの避け方のコツは、以下の4つです。
- 人の多いところに逃げない
- 腰をしっかり落として重心を低くすること
- 逃げる方向を決めること
- 背中を向けて逃げない
この4つを守っていれば、ボールを避けられること間違いありません。
それではそれぞれの項目で、具体的な説明をしていきます。
人の多いところに逃げない
相手から狙われているときに、多くの子どもはボールを持っている人の対角線上(相手から1番遠いところ)に逃げようとしてしまいます。
この逃げ方には、多くのデメリットがあります。
- みんなが同じ場所に逃げてかたまってしまうので、相手が狙ってきやすい
- かたまることで、前の人でボールが見えなくなる
- 密集しているので、避けにくい
- 相手が後ろに集まりやすいため、ボールが渡ると当てられやすくなる
自分が当てられないようにするためには、固まっているところに逃げ込まないようにしましょう。
また、チーム全体としては、以下のような守り方が好ましいです。
この避け方は、
- 仲間があちこちにいるので、当たってもバウンドする前にキャッチしてもらえる可能性が高まる
- ボールを持った相手が、どこに投げていいか迷うため、距離を取る時間ができる
- 前に人がいないので、常にボールが見える
といったメリットがあげられます。
ドッジボールの全国大会なんかでも、横一列になってボールを受ける姿を見ますよね!
腰をしっかり落とす
腰をしっかり落として、中腰で相手と戦いましょう。
腰を落とすことで、以下のようなメリットが生まれます。
- 身体の面積が小さくなるため、相手が当てにくくなる
- 踏み込めるので、逃げる動作に速く移れる
逃げる方向を決める
ボールを避けるときは、相手の利き腕の方向に逃げましょう。
ボールを投げる相手が右利きの時…左の方向に逃げる
ボールを投げる相手が左利きの時…右の方向に逃げる
相手の利き腕ではない方向に逃げてしまうと、相手はボールを放す直前までコントロールできます。
しかし、相手の利き腕の方向に逃げると、ボールを放す直前でのコントロールが難しくなります。
基本的には右利きのことが多いと思うので、ひとまず左側に逃げることを心がけましょう。
背中を向けて逃げない
ドッチボールをする時に逃げ方として1番やってはいけないことは、相手に背中を向けて逃げることです。
背中を向けて逃げると、ボールから目を離すことになります。
ボールが飛んでくる位置によって、かがんだり、ジャンプしたり、避け方を判断しなくてはなりません。
ボールの軌道や回転を見極めるためにも、後ずさりして下がり、ボールから目を離さないようにしましょう。
ドッチボールでボールが当たらない逃げ方まとめ
以上が、ドッチボールで当たらない逃げ方4つです。
この4つを身に着けて、楽しくドッチボールができるようになりましょう!
ドッチボールをもっと上達したい!
写真でわかりやすく理解したい!
避ける以外の技を知りたい!
という子どもたちには、こちらの本をおすすめします。
試合で勝てる! 小学生のドッジボール 上達のコツ 新装版 [ 都竹 真有美 ] 価格:1,738円 |
- ドッチボールの基本的な知識から、作戦まで幅広い内容が書かれている
- 文章が少なめで、写真で解説してあるので、わかりやすい
- それぞれのポジションごとに説明してあるので、試合やスポーツチームの練習にも活かせる
ドッチボールは、全国の子どもたちが必ず遊ぶボールゲームです。
どうせやるなら「楽しい!」「上手になれた!」と言えるように、コツを知って練習していきましょう!
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