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分かりやすい水泳の指導ポイント①~小学校中学年~「習得させたい技能」

指導案
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はじめに
ここでは、小学校中学年に水泳の指導をする際のポイントや、どのようなことに気をつけて指導をするのが良いかなどを分かりやすく説明していきます。

小学校低学年の段階では、遊びの要素が強かった水泳の指導ですが、小学校高学年になるとクロールや平泳ぎなどの泳法の取得が入ってきますので、この時期にその準備をしっかりとさせることが大切です。

①小学校中学年に向けた水泳指導とは

小学校低学年のときに、「水に慣れる」「水を怖がらずに遊ぶことが出来るようになる」ことを通して、潜る動きなどを習得してきました。

そして、小学校の高学年になるといよいよ本格的にクロールと平泳ぎの習得に入っていきます。

つまり、小学校中学年はちょうどその境目にあたる時期であり、「潜ったり遊んだりしてゲームの要素も大きく楽しい水遊び」から、水中での身体の使い方を「クロールや平泳ぎなどの型にハマった泳法の取得」へと展開させていく必要があります。

②小学校中学年で習得させたい技能

この時期に習得することを目標にさせたい技能は、大きくわけて二つあります。

それは、

・浮く運動

・泳ぐ運動

です。

特に、3年生の段階では様々な姿勢で浮く運動を行い(・伏し浮き・背浮き・だるま浮き・くらげ浮き・変身浮き・集団浮きなど)、そこから蹴伸びへと発展させていきます。

蹴伸びは特に、全ての泳ぐ運動・水泳に欠かせない技能なのでしっかりと習得させるようにしましょう。

また、連続してボビング(水中と水上に交互に顔を出す水泳における基本の呼吸法)もこの時期に習得させるようにします。

そして、4年生になった段階で、さらに泳ぐ運動を習得させることにも力を入れるようにして、面かぶりクロールや面かぶり平泳ぎなどで水中で泳いで、手や足を使って自分の力で身体を前に進める、という技能を習得させるようにしましょう。

その際、バディを組ませて交互に練習を重ねることで、お互いの動きを客観的に指摘させ合うことも重要になってきます。

それでは、下の項目からそれぞれの技能の習得の際に気をつけたいポイントや、指導する際のコツなどについて解説していきます。

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