体育の教え方を学習指導案をもとにご紹介 体育に特化した
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  • 指導案

    【高校体育】現代的リズミックダンスの指導案

    1、はじめに

                  

    小学校、中学校、それぞれの現場で「ダンス」という授業が取り入れられてきましたが、高等学校となると 「即興的に表現する」ことが求められます。

    子ども達は中学高校を経てダンスの経験があるかもしれませんが、新任の先生となるとどのように指導してよいか分からないことも。

    今回はダンス未経験の先生から、指導に躓いている先生に向けた「生徒たちと一緒に表現を磨いていける授業」についてレクチャーしたいと思います。

    この記事を丸々授業に取り込めるくらいボリューミーな記事となっておりますので、こうご期待!
                    
                    
    【この記事が役に立つ先生たち】
    ・1から創作ダンスの指導を学びたい先生
    ・ダンスに興味のない生徒に興味漬けする方法に悩んでる先生
    ・チームでやることに苦手意識を持つ子へのアプローチを探っている先生
    ・ダンスが全く出来ない子がいるクラスでもやっていける方法を知りたい先生

                    
                    
    気になる方はこのまま読み進めてみて下さい!
                    
                    

    2、そもそも高校体育における創作ダンスの意義とは?

                    
      

    高等学校の学習指導要領にはこのように書かれています。
                    
    「創作ダンスでは,表したいテーマにふさわしいイメージをとらえ,個や群で,対極の動きや空間の使い方で変化を付けて即興的に表現したり,イメージを強調した作品にまとめたりして踊ること。」
    (http://www.mext.go.jp/)
                                    
    小学校中学校で基本的なステップを経て迎える、高校体育のダンスの授業では、
                    
    ・動きや空間の使い方に変化を付けること
    ・思いつくままにとらえたイメージをすぐに動きに変えること

                    
    などの取り組みが重要です。
                    
    とは言っても、表現するにはどのような取り組みが良いのかは分かりませんよね。日常生活でもそうですが、自分から表現を出すためには「授業中コミュニケーションが多くある状態」を作ることが必要です。次の章では動きを学びながら、生徒同士が仲良くできる和やかな雰囲気を作る方法を授業にそのまま取り込めるようにレクチャーしていきたいと思います。
                    
                  
                    
                    

    3、創作のタネになる「音楽の共有」をする


               
                   
    初心者に創作ダンスをしろ、というのは酷なこと。ましてや良くわからないものを生徒同士でやるなんて、授業としては結構たいへんかと思います。そこで、まずはダンスを通して生徒同士が仲良くなれるよう、音楽の共有を行い互いの共通点を見つける時間を作ります。
                    
    ①各自好きな音楽を1人1曲用意し1分プレゼン
    ・1分曲を流しながらクラスに紹介する時間を作る
    ・JPOP、KPOP、海外、クラッシック何でもOK
                    
    【目的】授業の雰囲気作りの第一歩です。普段一緒につるまない友達でも好きな音楽をきっかけに仲良くなることもあります。またプレゼンは自己表現の第一歩とも言えます。
                    
      

                  
    ②チーム作り
    各自プレゼンが終わったら、チームづくりです。自分たちで作るもOK。うまくまとまらない場合は生徒たちの選曲を見ながら先生が決めてあげましょう。
                    
                    
                    

    4、創作のネタになる「ステップ」の時間

    ダンスを作ると言っても初心者にいきなりは難しいので、ダンスの基礎になるステップやリズムに乗ることをレクチャーします。
                    
    ①ウォームアップでステップを学ぶ
    簡単なステップを使った動画はYou Tubeにたくさんありますので参考にしましょう。通常の準備運動よりも体が温まりやすいかと思います。
                    
    【参考】EXダンス体操

                    
                    
    ②10秒間「ものまね」遊び
    物や人になりきる「ものまね」遊びを行います。
    先生がお題を出し、生徒が10秒間真似るという遊びを行います。先生が「雑巾!」と言ったら、生徒は10秒間ぞうきんのものまねをする、というものです。テンポよく行うことで生徒もダラダラせず、面白おかしく授業を進めることが出来ます!「おじいちゃん」「赤ちゃん」「ぞうさん」など連想しやすい人でもいいですし、時折、学校の先生や芸能人の名前を出すのも楽しい時間を過ごすきっかけになるかと思います。
                    
                    
                    

    5、空間を使う「移動表現」の時間

    創作ダンスをチームで行う場合、空間をうまく使う踊りができれば評価もつけやすいですね。基本的なやり方をレクチャーし、プリントして渡しましょう。自生徒たちも分たちで作る時間のときの参考になります。
                    
    ・チームになって大きくなる小さくなる
    ・横1列になる、縦1列になる
    ・V字、逆V字、+など

                    
                    
                    

    6、チームでダンスづくり開始!

    いよいよ自分たちで創作する時間です。
    これまでの授業で行った「ステップ」「移動表現(隊形移動)」用いて自分たちの選んだ曲で振り付けをしていきます。
                    
    ①チームで1曲を決めダンスのテーマとリーダーを決める
    ②初めてダンスを作るチームは、前授業でやったステップをつなぎ合わせた踊りを作る
    ③その時に必要なポイントや困っている子に対しての言葉がけ
                    
    上記3点をポイントとし、授業を進めてみましょう!
                    
                    
                    

    7、ダンス中間発表会

             

    生徒たちの創作進捗を先生/生徒が各々確認し、お互いのダンスを見て学びを得る時間を作ります。
                    
    【先生が見るポイント】
    ついついダンスの技術に目が行きがちですが、もともとのダンスの力量だけでなくチームをうまくまとめるため目配せをしているか、アイコンタクトでコミュニケーションを取ろうとしているか、テーマを伝えられる構成を取れているか、なども評価してあげましょう。
                    
                    
    【生徒にもコメントを書かせる】
    自分たちの創作がどのような点で秀でているかは他人が見ないとわかりません。面と向かって「ここがいいね!」というのも良いですが、今日は紙に書いて提出するシンプルなやり方をご紹します。
    ①仮にチームが6チーム有るとするならば、1チームに5枚紙を配り、1チーム発表ごとにリーダーを中心としてコメント書きます。(例:もっとこうしたらいい、〇〇が良いと思ったなど)
    ②授業後各チームのリーダーに、他のチームからもらった紙を渡し次回からの創作に活かす。
                    
           
                    

    8、リーダー同士で意見交換会

    リーダーに選出される子は、よく踊れる子やもしくは流れでリーダーにさせられてしまった子かと思います。どちらにせよ、意見差なくてはいけないポジションに選ばれているので、各チームで悩んでることを開示し、こうすればいいのでは?という意見交換会を開きましょう。ただし、コミュニケーションを越しておしゃべりの時間にしてはならないので、時間を15分などしっかり計り、先生がファシリテーターとして入るようにしましょう。
                    
    リーダー以外の人たちは創作の練習時間とします。
                    

                    
                  
      

    9、練習期間に教員が見るところ

    ・表したいテーマにふさわしいイメージについて話しあえているか
    ・個や群で,対極の動きや空間の使い方ができているか
    ・練習中、演技にミスが有っても即興的に表現を行えているか
    ・イメージを強調した作品となっているか
    ・個人の技術面
    ・意見を出そうと努力しているか
                    
                    
                    

    10、本番の発表会

                    

    いよいよ本番です。発表するチームの順番を決め、これから発表するチームの次に発表するチームが音掛けを行えるようにします。発表中はチームで会議などはやめ、静かに観覧できるようにしましょう。
                    
    ・なぜこの音楽にしたのか、テーマはなにか、リーダーに話しをさせる
    ・中間発表同様、生徒にコメントを書かせる
    └生徒個人を評価しやすいよう、最後のシートはチームで1枚ではなく、個人で1枚とします。
                    
                    

    11、まとめ

    学習指導要領「創作ダンスでは,表したいテーマにふさわしいイメージをとらえ,個や群で,対極の動きや空間の使い方で変化を付けて即興的に表現したり,イメージを強調した作品にまとめたりして踊ること。」に沿った創作ダンスの授業内容をまとめてみました。最後に箇条書きでまとめてみたいと思います。
                    
                    
    ・各自好きな音楽を1人1曲用意し1分プレゼン
    ・チーム作り
    ・ウォームアップでステップを学ぶ
    ・10秒間「ものまね」遊び
    ・空間を使う「移動表現」の時間
    ・チームでダンスづくり開始!
    ・ダンス中間発表会
    ・リーダー同士で意見交換会
    ・本番の発表会

                    
                    
                    
    ぜひ、1から創作ダンスの授業を行う先生方は参考にしてみて下さい! ダンスは楽しくが一番です!!
                    
                    
                     
              
             
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  • 指導案

    運動会の起源と歴史、春開催と秋開催の違いとは?

    はじめに

    毎年学校で開催される運動会(体育祭や体育大会、学校によってはスポーツフェスティバルなど呼び名も様々ですが、ここでは運動会で統一します。)ですが、その運動会は一体どのようにして日本で始まって、どのように発展していったのでしょうか?

    そして、運動会といえば9月か10月の”秋開催”というイメージが強い方も多いかと思いますが、それも今や昔の話。
    “春開催”が半数以上を占めるようになったのには、どういった理由があったのでしょうか?

    運動会練習など授業の一環でも出来る面白いトリビアとしてはもちろん、ルーツを知ることで新たな発見があるかも!?

    運動会の起源

    そもそも、運動会はどこでいつどのようにして始まったのでしょうか?
    オリンピックから始まるように、”特定の競技で競い合う”ということはヨーロッパで始まったとされるのが有効です。

    しかし、日本で行われている運動会はスポーツの競技会のみに止まらず、フォークダンスや組体操、行進など全体の協調性を促すものやお祭りのような要素、さらには軍隊要素まで含まれています。
    これは、世界的に見ても珍しく”近代日本における独特の体育的な行事”として認識されています。

    その起源の定説はいくつかありますが、
    ・1874年にウィリアム・ストレンジ指導の元行われた、海軍兵学寮で行われた「競闘遊戯会」である
    ・1868年に横須賀製鉄所で職工らの間で行われた競技会である
    ・1878年に札幌農学校で開催された「力芸会」である

    といった説があります。

    しかし、「運動会」と呼ばれる行事を初めて行ったのは、なんとあの有名な一流大学だったのです・・・!!

    運動会のルーツは、東京大学にあり!?

    明治16年に、勉強ばかりやっていると潤いがなくなるということから、多くの人々に見せるために現在の東京大学が始めたところから「運動会」という名がつきました。

    これが、「運動会」という名前がついた行事としては日本初となります。

    その後、初代文部大臣の森有礼が横浜の外国人租界地で行われた陸上競技会を見物して体育教育に有効だと判断したことから、全国の小中学校で運動会を催すように訓令を出しました。しかし命令を出された時代は、まだ教育制度が定まっておらず、そもそも運動場という施設もなかったため、当時はいくつかの学校合同で神社や寺の境内を借り運動会を主催していました。

    現在に至るまでの歴史

    さきほども話したように、運動会は様々な形で似たような行事が開催されていました。
    そしてその後、東京大学によって「運動会」という名前が付けられた後、初代文部大臣である森有礼によって全国へと広められました。

    初めは、運動場を持っていない学校が多数だったので、複数の学校などが合同で広場などで行われたことが多かったようです。
    つまり、単なるスポーツの競技会ではなく、遠足や他校との交流も含めた行事だったと言えます。

    また、神社の境内などを借りて行っていたこともあって、地域の人たちが集まる集会としての役割も果たしました。

    その後、戦時中に入ると強い人間を育てるための「訓練の成果を発表する場」という色が強く押し出されるように。
    それらは、駆け足での集合や隊列、点呼や声の同期など、現在でもその形は引き継がれている部分があります。

    運動会はお祭りだった?

    先程、神社や寺の境内を借りて主催していた話をしましたが、この場所を借りるためには、氏子や檀家という神社やお寺と関わりのある地域の人々の許可が必要でした。そのため、当時は生徒がただ競走するだけでなく、氏子や檀家も一緒に参加してもらうイベントとして開催されています。

    つまり、地域の人たちが大人も子供も一緒になって集まる、まさに「お祭り」の要素が当初は強かったのです。

    さまざまなスポーツのスターターとなった運動会

    どうせ神社やお寺でイベントを行うならと、夏祭りや秋祭りも一緒に混ぜた開催した時期もあり、盆踊りや豊年満作踊りなども運動会で兼ねるようになりました。ちなみにこれが、フォークダンスのルーツでもあります。

    同様に「玉入れ」はバスケットボールを 、「障害物競走」はイギリス発祥の乗馬障害レースをアレンジしたものです。また 「綱引き」は、豊作や豊漁を祝うための地域行事が形を変えた種目で、「騎馬戦」は憲法を作ることを主張した政治運動=自由民権運動がルーツなんだとか!

    秋開催と春開催

    さて、それでは今回の2つ目のお話です!

    運動会といえば、みなさんはいつ開催されていたイメージでしょうか?
    おそらく、本州にお住まいの多くの方は「秋っ!」と答えるのではないでしょうか?

    実際に、1985年に全国の小学校を対象に行われたアンケートによると、春開催が32.2%、秋開催が48.1%、春秋開催が19.7%でした。

    「保護者の方がお弁当を作って持ってきてくれる」というのも魅力の一つとして考えられていた時代もあり、まさに「秋のピクニック」としての運動会というイメージもあるかと思います。

    そんな運動会ですが、近年”春開催”が増えてきていることはもとより、北海道ではそもそも春開催が主流であったことなどはご存知でしたか??

    上述と同じアンケートを2012年に行ったところ、秋開催が53.5%、春開催が43.7%と、やや秋開催の方が多めという結果が出ています。

    【参考URL】

    ベネッセ 教育情報サイト

    秋開催の理由

    「そもそもなんで運動会って秋にやっていたの・・・?」
    その理由には諸説ありますが、ここではその中でも特にメジャーな2つの理由を参考に考えてみたいと思います。

    ①地域の行事として、お祭りが開催される「農作物収穫」のタイミングと合わせる、または田植えなどで忙しい春を避けるため

    先ほども紹介したように、運動会は単なる学生たちの体操競技大会ではなく、地域のお祭りのような面も含んだ大きな行事でした。
    そして、お祭りといえば農作物の収穫を祝って秋に開かれることが多いですよね?
    そういう訳で、運動会も秋に開催されていました。
    また、地域の方がより参加しやすいように田植えなどで忙しくなる春を避けたという見方もあります。

    ②1964年開催の東京オリンピックが10月に開催されたことから

    1964年に東京オリンピックが日本で開催されたとき、真夏日を避けるために10月の開催となりました。
    そしてその後、10月10日が「体育の日」として国民の祝日に定められたので、その付近に運動会が開催されるようになりました。

    「地域全体が参加するお祭り」「田植えなどの繁忙期を避ける」「東京オリオンピック後に定められた10月10日『体育の日』に合わせるため」などの理由から、運動会は秋に開催されるのが通例でした。

    春開催が増えてきている理由

    では、なぜ最近は春に運動会をする学校が増えてきているのでしょうか?
    これにも下記のような理由が考えられます。

    ・気候の変化により、9月も暑い日が続くことが多くなった昨今において熱中症などを防ぐため
    ・秋は、文化祭や遠足など他の行事も多いので年間を通して分散させるため
    ・一学期のうちに運動会を行うことで、より早くクラスの結束力を高めるため
    ・受験を控える子供達に、秋の段階で受験に集中出来る態勢を作るため

    などが挙げられます。
    そして、同時に運動会という行事が防犯などの観点から「地域ぐるみのお祭り」ではなくなってきたということも秋開催から春開催に変わっていく変化の理由として考えられます。

    近年の運動会

    運動会のルーツを辿ってきたので最近の運動会の様子をご紹介。

    最近の運動会は、それ自体を楽しいイベントにしようと、新しいネーミングや新しい競技を追加する学校も増えてきました。
    例えば徒競走は「雀雛出巣=すずめの巣だち」走り高跳びは「ボラの網越え」、砲丸投げは「ふるだぬきのつぶて打ち」など、とてもユニークな名前をつけてみたり、話題のバブルボールを使った競技などを開催する高等学校もあります。

    【参考URL】
    ​ヨーロッパでも大人気!子供から大人まで愛されている新感覚遊具!バブルボールがバナナモールにて販売開始!イベント会場でも大活躍間違いなし!

    【イベント報告】茨城県でもバブルボールは大活躍!地域でのスポーツ復興を目的とした「いばらきキャンドルナイト」さんに「みとオータムフェスティバル」にて、弊社のバブルボールを使っていただきました!

    まとめ

    ここでは、みなさんに親しまれ続けている「運動会」について、その起源を遡るとともに現在までの歴史を紐解き、運動会の春開催と秋開催の違いなどについて書きました。

    まとめると、
    ・「運動会」という名前がついた行事は東京大学で初めて行われた

    ・運動会には、遠足や他校との交流としてのイベント性、地域のお祭りとしての性質、戦時中には兵隊育成のための行事などがあり、様々な要素を取り入れた「近代日本における独特の体育的行事」である

    ・様々な理由の中で秋開催が主流であった運動会は、近年気候の変化や受験、地域ぐるみでのイベントではなくなってきたなどの理由から春開催が増えている

    といったことが分かりました。

    「なぜ運動会を行うのか」「この競技にどんな意味があるのか」などの素朴な疑問を持った学生たちへの回答として、あるいは運動会の練習における休憩中の小話として、この記事が役に立てば幸いです。

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  • 指導案

    マット運動を楽しい授業にするコツ

    はじめに

    どの学校でも少し地味な種目として捉えられる「マット運動」。
    もちろん地道な練習が功を成すものなので、地味なことが悪いとは思わないのですが少しでも楽しい授業展開ができれば尚良いですよね。従来のマット運動の内容も踏まえつつ、どのような方法をとったら面白いか、考えてみました。

    地味な種目、マット運動

    そもそもなぜマット運動が「地味」と感じるのかを考えた時、一番に思いつくのがレールに乗ったような反復練習の繰り返し、ということです。マット運動が得意な子どもにとっては、一回一回の技を極めるなど意識して行うので楽しいかもしれませんが、特に興味がない子どもにとっては流れてしまう時間になってしまいます。
    そこで今日は少しサーキット的な要素も取り入れたやり方をご紹介します。

    実践!

    【キリン歩き】
    まずは、手首足首を中心にストレッチをしてから、4つ足歩行で進みます。
    慣れてきたらこれで鬼ごっこやリレーをするのもウォーミングアップとしてはGOODです。膝の裏の筋を伸ばし、手や足のストレッチにもなります。


    (フィットネスマット使用事例)

    【手押し車】
    次に2人組になって、手押し車です。
    持つ場所は足首、もしくは膝下がお勧めです。前歩きが基本ですが、コーンを置いてレースのようにするのもいいですね。


    出典:日本体育大学運動方法体操研究室

    【前転レース】
    前転をしながらレースです!チーム戦にしても面白そうですね。スピードを出すので倒立前転などは難しいですが、正しいフォームの方が速く回れるということを教えてあげれますね。


    (https://www.youtube.com/watch?v=6Jbb-6xQXW0)

    前転のやり方はこちら

    (https://www.youtube.com/watch?v=vNRRjiT6MtM)

    おわりに

    反復練習のマット運動だからこそ、練習しながら自分たちの力になる方法を考えてみました。ウォーミングアップは毎回行うものなので、その時間を通してマット運動の基礎を固めたりするのも良いでしょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案①ハードル走導入

    はじめに

    ハードル走は陸上競技の中でも、そのシンプルさから、小学校の体育にも取り入れられることも多く、人気がある競技だといわれています。
    その一方で、走りながら素早く障害物を越えるという、複数のことを同時にするという事に苦手意識を感じている生徒もいるかもしれません。
    ここでは、ハードル走の歴史や魅力、楽しさを伝えながら、その特徴や必要な動き、準備について理解させ、苦手意識のある生徒にも興味を持たせ、リラックスした気持ちで取り組めるようにすることを意識するようにしてみましょう。

    ハードル走の歴史

    ハードル走の歴史は、馬で野山を駆け回って、木の根などの障害物を越えるのが流行った時代に、
    馬に乗れない人たちが自分の足で障害物を越えながら駆けまわったのが始まりと言われています。
    後に、自然の中ではなく人工的に作られたグラウンドのようなところで木の柵を越えるようになり、
    現在のハードル走の姿に進化したという事です。
    想像するとちょっと面白いですね。

    ハードル走の魅力とは?

    陸上競技には多種多様な種目がありますが、それらは大きく、
    「走る」「跳ぶ」「投げる」の三つに分けることができます。
    ハードル走は短距離または中距離間にある障害物を跳び越えながら走り抜け、そのタイムを競う競技です。三つのうちの、そのうちの「走る」と「跳ぶ」をバランスよく掛け合わせた競技であるといえます。

    走りながら障害物を越えるというシンプルさや達成感、疾走感から初心者にも人気がありますが、それゆえに突き詰めるほど研究しがいのある競技であるとも言えます。
    タイムを伸ばす為には、ただ走り、跳ぶだけではなく、歩数や歩幅の計算、引っかからずにハードルを越えるためのフォームなど、研究と実践を繰り返すほど、面白さや乗り越えられた時の達成感が増すといった魅力があります。

    まとめ

    ハードル走は陸上競技の中では人気のある種目ですが、運動を苦手としている生徒にとってはとっつきにくい種目かもしれません。
    その楽しさをや奥深さを伝え、興味を待ってもらい、基本の動きを安全に練習できるような心構えを持たせ、つながりを持たせて指導できるようにしましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案②ハードル走基礎知識

    はじめに

    導入の時点でハードル走に興味を持たせることができたら、次は、実際にハードルを跳ばせる前に、道具や動作の呼び方、跳ぶ際の注意点などの基礎知識、基本的な動きを教える必要があります。
    授業をスムースに、安全に進められるよう、しっかり理解させるようにしましょう。
     

    ハードル走のルール

    ・レース中はわざと倒したり、ハードルより低い高さで横を通過したりしてはいけません。
    ・110・100Ⅿでは、直線コースに等間隔に並んだ10台のハードルを越えながら走ります。
    ・アプローチ区間(スタートから一台目)からゴールまで、歩数がほぼ一緒(通常3歩)になります。

    事前準備

    ・走行レーンの整備(転んだ時に怪我をするような大きな石などが落ちていないか?)
    ・ハードルの高さは合っているか?(年齢、性別により異なる)
    ・ハードルの設置位置は正しいか?
    ・服装は適しているか?(走りやすいシューズ、足や腕の動きを邪魔しない衣服)
    ・ストレッチを必ずする

    基本の跳び方

    ①助走はスタートから全速力で加速をつける
    ②一台目はハードルの遠くで踏み切る(ハードルのギリギリ上を通過できる)
    ③上体は前傾させ、前足はしっかり前方に向けて伸ばす(視線は次のハードルを見る)
    ④振りぬいた腕は前方に伸ばす(上体が前傾しやすくなる)
    ⑤抜き足を出来るだけ腰の高さに引き寄せ、足が平行になるようにする(引っかかることを防ぐ)
    ⑥着地後スピードは保ったまま3歩で次の台へ
    ⑦全体にリズムよく跳び越え、助走のスピードを保ったままゴールまで一気に走りぬける

    まとめ

    最初から見よう見まねで出来る生徒もいるかもしれませんが、
    大半の生徒は、知識もなくいきなり跳ぶのは躊躇するでしょう。
    正しい知識を持って取り組めばケガのリスクも少ないという事を伝えること、
    少しづつ慣らすことで生徒の不安を取り除き、意欲的に取り組めるようにしましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案③ハードル走基本練習メニュー

    はじめに

    ルールや跳び方など、ハードル走の基本がわかったら、実践に入りましょう。実際に跳んでみて、うまくできる、できない、できないなら何が難しいのか、生徒自身で感じさせ、研究させることが大切です。また、普段の生活ではなかなか使うことの少ない、股関節の柔軟性も重要なポイントとなりますので、その大切さを伝えて準備運動をしっかりし、怪我のないように取り組みましょう。

    準備運動・ウォーミングアップ例

    ・基本の準備運動に加え、特に股関節の柔軟をしっかりしておく
    →柔軟であるほど抜き足も高く上がりやすく無理のない姿勢で引っかかりにくくなる
    →思わぬ怪我を防ぐ

    ・基本的な走力はもちろん必要になるので、短距離ダッシュなどシンプルな走り込みも効果的
    ・ラダー(はしご)の中を細かいステップで走り抜ける

    ・低い障害物(ミニハードルやぶつかっても痛くない簡易ハードルなど)を同じ歩数、リズムで跳ぶ
    →上方向への跳躍、歩数の計算、跳ぶリズムをつかむ

    ハードルを使った練習法

    ①ハードルの横を走って実際に跳び、踏切足の歩数を合わせる練習
    ②ハードルの横を走って実際に跳び、抜き足を高く上げる練習

    実際にハードルを越えることはせずにレーンの脇を走って、
    ハードルを跳び越えるタイミングのイメージをつかむ

    ③何本か思うように飛ばせて様子を見、必要ならタイムを測定する
     →その際、気を付けるポイントを一人ひとりにアドバイスしておさらいできると良い

    ④二人一組または何人かでグループを作り、お互いの飛んでいる時の癖などをチェックして教え合う(動画を撮り合うのも有効)

    ⑤自由練習(様子を見て④とあわせて取り組んでも良い)

    タイム測定会

    授業の最後、または中盤と最後にタイム測定会を行い、目標を持って取り組めるようにしましょう。

    まとめ

    ここでご紹介したのはシンプルな基本練習メニューですが、ここから生徒の希望や成長度合い、必要に応じて肉付けしたり、
    慣れてきたらいくつかの練習レーンを設けて自分たちで選ばせるのも良いでしょう。
    どのような練習が必要か、生徒たち自身に考えさせるのも良いかもしれません。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案④ハードル走テクニック動画集

    はじめに

    タイムを伸ばすには、正しいフォームを理解し、実践するという事を繰り返すということが大事です。ここではお手本となる動画に加えて、よくある失敗例、タイムが伸びない原因を理解させるための具体的な練習法など、指導の参考になる動画を集めました。

    基本動作、練習法動画

    小学生向けの動画ですが、必要な動作に慣れさせるための具体的な練習法が紹介されているので、ハードル走を苦手としている生徒への指導用に向いています。

    ハードルに引っかかってしまう、スピードが乗らないなど、ハードルを苦手とする生徒によくある、
    「出来ない」例をわかりやすく解説しています。

     

    ハードルを怖がってスピードが落ちてしまう事に対処するための、簡易ハードルを使った練習法が紹介されています。

    お手本動画

     

    こちらも小学生向けの動画ですが、板に当たるのが怖いなどの問題の解決策、基本テクニックが先生のお手本動画と共にわかりやすく説明されています。(左足での踏切)

    元オリンピック陸上 日本代表、井村久美子さんのお手本動画(右足での踏切

    まとめ

    一方的に指導するよりも、自分たちで研究して成果を上げたときの方が、喜びは大きいものです。
    まずは自分の苦手な点について考えさせ、動画をじっくり見ることで気付きを得るのも大切なことです。
    生徒同士でお互いをよく観察、指摘し合うのも理解を深めるうえで有効な練習方法であるといえますので、グループを作って動画を撮影し合うなど、様々な技術向上の手段を与え、生徒自身が自信をもってテストに臨めるように指導しましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案⑤ハードル走実技テスト

    はじめに

    ハードル走の動きに慣れ、自分で研究する方法を指導した後は、単元の仕上げとして実技テストを実施します。生徒にも判断の基準を共有し、より明確な目標に向かって研究、練習する材料となるようにしましょう。
    ここでは採点の基準となる基本的なチェックポイントなどをご紹介します。

    チェックポイント①助走〜踏み切り

    ・助走が十分につけられているか?
    (スタートから全力疾走出来ているか?こまた走りになっていないか?)

    ・踏み切り足がハードルに近すぎないか?
    (上方向に向かって跳び始めていないか?)

    チェックポイント②跳躍中

    ・上半身が前方向に倒れているか?

    ・腕が前方に伸びているか?

    ・踏み切った足は地面と平行になるようしっかりと曲げられているか?
    (ハードルをひっかけたりしていないか?)

    ・踏み切った足をしっかり上体に引き寄せてハードルを越えられているか?

    ・先にハードルを超える足は前方に向かってしっかり伸びているか?

    ・ハードルのギリギリ上を跳べているか?

    チェックポイント③着地~次の踏切り

    ・着地はスムースか?

    ・着地後、失速することなくリズムよく次に踏み出せているか?

    ・三歩で次の正しい踏み切り地点にたどり着けているか?

    チェックポイント④全体

    ・ハードルを倒したとしても、全体を通して、リズムよく跳べているか?

    ・タイムは基準点に達しているか?
    (達していない場合も、それまでの個人記録と比較してどうかを基準に採点・評価する)

    まとめ

    実技試験の目的は、生徒の理解、意欲、学習の成果を見ることです。
    タイム測定の結果の数字ももちろん大きな判断の基準になりますが、記録が平均に達しなかったとしても、学習意欲の向上や自己記録の伸びなど、一人一人しっかり観察して、それぞれをきちんと評価してあげられるようにしましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案 ⑥ハードル走授業の振り返り

    はじめに

    実技テストが終わったら、今回の学習の成果を振り返りましょう。
    理論をしっかり理解し、効率的に練習でき、全体を通して意欲的に学習に取り組めたか、
    客観的に見た評価を与えると共に、生徒自身に考えさせ、他の生徒ともお互いの成長を振り返って意見を交換する機会を作りましょう。

    知識・理解

    知識や正しい理解がないままただやみくもに練習していては、
    技術が向上しないばかりか思わぬ怪我を招きかねません。
    基礎的なルール、動きを十分に理解して取り組めたか確認してみましょう。
    簡単にクイズ方式で生徒に尋ねてもいいかもしれません。

    ・ルールを十分に理解して取り組めたか?

    ・運動に使う主な筋肉とその動かし方を十分に理解できていたか?
    (股関節や足首の柔軟、腿の引き上げ、跳躍時の姿勢など、またその理由)

    ・効果的な練習法とその意義を理解し、実施できていたか?
    (自分の弱点を攻略する方法を自分で見つけられていたか?)

    意欲・姿勢

    いくら知識があっても、ただそれに従って盲目的に練習していも技術は向上し続けることはありません。
    色んな方向から自分の技術を研究して、常に改善していこうとする意欲があることが大切です。

    ・他の生徒と意見を交換する、ビデを撮影をするなど、客観的に自分の技術を見て向上の材料にできていたか?

    ・自分のフォーム、癖などを把握し、改善のために研究ができていたか?

    ・得た知識と結び付けて、効果的な練習ができたか?

    ・無理なフォームを続けていなかったか?

    ・怪我に気を付けて楽しんでできていたか?

    ・自己タイムを常にチェックし、自分の成長を感じながら取り組むことができたか?

    まとめ

    自分の成長を振り返るということは他のスポーツをするうえでも大切になってきます。
    ハードル走の最大の魅力でもある、
    ”走力だけではかなわない人にも、技術次第で勝てるチャンスがある”という事を、生徒は感じられたでしょうか?
    研究を重ねてタイムが伸びた、跳ぶのが怖くなくなったという経験から、
    知識のインプット、試行、研究、改善、実施…というサイクルがスポーツ技術の向上には必要だという事が学べたはずです。
    また、他の生徒と意見を交換したり、自分自身の反省点や良かったところを常に振り返り、正しく評価できるようになること、またそれを癖づけることが、
    スポーツ技術だけでなく、学習全般の向上には大切だという事を伝えられるようにしましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案①ハンドボール導入


    はじめに

    中学校にはハンドボールが得意な生徒・苦手な生徒少なからずいるでしょう。
    まずは指導者としてハンドボールについて知るという事が大切です。
    今回はハンドボールの始まりから楽しさまでを紹介します。

    ハンドボール・はじまり

    ハンドボールの始まりは約4000年前からといった説もあります。
    なぜならエジプトの壁画にハンドボールと似た絵が描かれていたからです。
    一般的な説は、19世紀後半のドイツにて女性向けのボールゲームが発案された所からになります。
    ボールゲームを改良していった結果、競技ルールを作りハンドボールが誕生しました。
    デンマークのホルガー・ニールセン7人制ハンドボールを考案し、ドイツでコンラッド・コッホが11人制ハンドボールを考案して、今のハンドボールが完成したのです。
    日本にハンドボールがもたらされたきっかけは、1922年(大正11年)に大谷武一氏が大日本体育学会で、11人制のハンドボールを紹介した所からになります。
    1936年(昭和11年)にはベルリンオリンピックでハンドボールが競技種目に採用されました。
    1948年に「日本ハンドボール協会」が設立されて日本でもメジャースポーツになりました。

    ハンドボールの楽しさ

    ハンドボールの楽しさは駆け引きにあります。
    ハンドボールの試合では両チーム合わせて60-100回くらいの得点チャンスがあります。
    得点しやすい競技の為、試合展開はスピーディーで瞬時の判断が得点に直結します。
    ただシュートを放つにしても、自分でシュートに行くか仲間に頼るかなど、試合の中で様々な駆け引きが出来る競技です。
    駆け引き上手になれば、日ごろの生活でも役立ちます。
    ハンドボールを通して人生を充実させましょう。

    まとめ

    中学校にはハンドボールが得意な生徒・苦手な生徒少なからずいるでしょう。
    ハンドボールは50m走みたく肉体を極める競技と違って頭脳プレイもすることが出来ます。
    指導者として駆け引きの楽しさを教えてみてはいかがでしょう。



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