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中学実習生のためのシンプル指導案②陸上リレー基礎知識

指導案
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はじめに

中学校には走るのが、得意な子・苦手な子が少なからずいるでしょう。
リレーが苦手な子でも、走ることに興味を持てる知識と指導案をお伝えいたします。

リレーのルール

まずはリレーについて知るという事が大切なので、基礎ルールを見ていきましょう。
①競技者はバトンを手に持った状態で走らなければならない。
②レース中、他チームのバドンを使ったり拾い上げたりしてはいけない。

ここに関しましては説明するまでもなく、基本的なルールです。

③バトンは、テークオーバーゾーン内で受け渡さなければならない。
リレーにはテークオーバーゾーンと加速ゾーンというものがあります。
テークオーバーゾーンとは20mのラインです。
ラインには入り口を示すラインと出口を示すラインが引かれています。
競技者は20mの間でバトンタッチを行わなければ失格です。
入り口を示すラインはテークオーバーゾーン内です。
出口を示すラインはテークオーバーゾーン外です。
テークオーバーゾーンでバトンが渡されたか判断する基準はバトンの位置になります。
つまり競技者の身体がテークオーバーゾーン外でもバトンがテークオーバーゾーン内であれば、バトンタッチば成立します。

④バトンを落としてもルールに基づいた行動をとれば失格にはならない。
バトンを落とした競技者は必ず拾わなければなりません。
拾いに行く際の注意点を紹介します。

⑤他チームの妨害を行わない。
⑥バトンを拾うさいにレーンを出ても反則にはならない。
⑦拾ったら必ず落とした場所に戻って、レースを再開する。
⑧落とした競技者が拾いに行く。ただしテークオーバーゾーン内で受け渡す際にバトンを落とした場合、受け取る競技者にバトンが触れていればどちらが拾っても構わない。

以上の事に注意すれば、バトンを拾っても問題ありません。

【4×400mリレー限定のルール】
■200mを通過した順位で待機している競技者は場所を入れ替わる。

200mでトップを走っていたら待機している競技者は1レーンで待機するといったものです。
なお、1レーンで待機していた選手がバトンを受け取って走った場合は、待機している選手は順位に従ってレーンをつめても良いです。

■テイクオーバーゾーン外でからスタートしてはならない
10mの加速ゾーンがありません。テイクオーバーゾーン内からスタートするといったものです。

リレーに関する基本的なルールは以上です。

リレーの記録を縮める方法

リレーにおいて最も重要視されているのは、バトンの受け渡しです。
一般的にはオーバーハンドパスが採用されています。

オーバーハンドパスのメリットは走る距離を減らせることです。
腕を思いきり伸ばしてバトンを受け取る為、1m~2m走らなくていい距離が生まれます。
この場合の走らなくていい距離をリレー用語では利得距離と言います。

しかし、日本代表はアンダーハンドパスを採用しています。
アンダーハンドパスは受け手が自然な形でパスを受け取れるところです。
下で構えて受け取れば、手首をひねる必要がなくなります。
自然な流れでバトンパスから走り出せるため、利得距離は得られなくても加速力に特化しています。

日本代表は利得距離よりも加速力を高めた方がタイムは縮まるといった結論を出したのです。
結果は見事に的中しました。2001年以降から採用しはじめて、10大会で決勝に残っています。

【早く走る方法】
☆つま先で地面をけるように走る。
地面につま先だけをつけて走る事によって、時間短縮が図れます。

☆ストレッチをする
リレーにおいて一番怖いのが転倒による怪我です。
怪我を未然に防ぐためには、入念なストレッチを行って体をほぐしておく必要があります。

☆縄跳びをする。
先ほどのつま先で走る基礎訓練が出来ます。

これらの事をしっかり踏まえたうえで走ることによって、記録を縮められます。

まとめ

リレーの基礎知識を知ることによって、論理的な説明が出来ます。
また日本代表が行っているバトンの受け渡し方法を教えることによって説明に説得力が増します。
指導する際に取り入れてみてはいかがでしょう。

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