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    中学実習生のためのシンプル指導案⑤マラソン実技テスト

    はじめに

    体育課の授業を展開していくに当たって基本技能の適切な把握はとても重要な意味を持ちます。自分(または生徒)が競技内における各種の技能についてどこまで到達をしているか。その分析が正しく行われる程、今後の指導にも更なる具体性と効果が現れます。その技能評価をする際に役立つのが実技テストです。今回はマラソン指導における実技テストについてお話を致しましょう。

    タイムによる測定

    長距離走という競技の本質は至ってシンプルで、「スタートからゴールまでのタイム」という数字が成果を全てを示しています。よって長距離走の実技テストにおいてもその測定方法は非常に明快で、一定距離の校内マラソンによるタイム測定によって個人の技能レベルを抽出する事が可能です。この際に気をつけたいのが走行環境です。天候や地面の整備状態等の条件をできるだけ均衡に保つ必要性があります。

    平均タイム

    評価基準については、厚生労働省が発表している「体力・運動能力調査」を参考にしてみましょう。ここには中学生の持久走の平均タイムが記されています。男子は1500m、女子は1000mの記録です。男子/女子は「12歳・7分00秒27/4分54秒68」「13歳・6分21秒74/4分45秒66」「14歳 ・6分04秒59/4分41秒16」となっています。男子の成長率が非常に高いのが特徴です。

    安全面について

    実技テスト時、学生はより高いタイムを出そうとして平常時以上の無理や緊張をしてしまう事があります。長距離走は多くの運動量を消耗する競技で、他競技のようにインターバル休憩がありません。健康リスクが伴いますから、いつも以上の安全への配慮が必要です。実技テスト実施前に、改めて「適切な水分補給をしておく事」「胸部不快感・冷や汗・ふらつき等の症状を覚えた場合は走行を中断する事」「脚・膝・腰等に痛みが出たら無理をせず歩く事」といった注意事項を提示しておきましょう。

    まとめ

    以上がマラソン指導における実技テストのお話でした。安全にタイム測定を行い、その結果を今後の授業展開に結び付けましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案④マラソン遊び方いろいろ


    はじめに

    長距離走(マラソン)に必要なのは「LSD(Long Slow Distance)」というスタイルです。これはゆっくりと長く安定して出来るだけ長い距離を走り続けるという意味です。これを行うに当たってはスタミナと呼ばれる身体の構造(呼吸維持・体力温存・毛細血管能力の向上等)を強化する必要があり、地道な走行練習が必要です。ただ、毎回延々と長距離走の訓練を積むのはあまりに単調ですから、時には息抜き・リフレッシュとなるミニゲーム性の練習も必要となります。今回はマラソン指導に役立つ幾つかのリフレッシュ法をご紹介致しましょう。

    ダイナミック走行

    長距離に重点を置いて走りを続けていますと、次第に体力の温存やペース配分に堅固な安定性が生じます。もちろんそれ自体はマラソンという競技に対して非常に良い傾向ですが、その一方で瞬間的な筋肉の身体動作が鈍くなりがちです。その時に行うと良いのが「ダイナミック走行」です。その方法は非常にシンプルで、100m程度の距離を自分が限界に思う速度の9割程度(すなわちほとんど全速力)で走り抜けるというものです。これを1~2本行う事により、瞬発的な感覚を取り戻します。

    坂走行

    これは「ファルトルク」と呼ばれる練習法で、野外にある「坂」を走るという形式を取ります。上り坂の場合は心肺を鍛える効果を、下り坂は脚の筋肉強化の効果を見込めます。ヒザや腰への負担が多く掛かりますから土・ウッドチップ・草のような柔らかい素材を持つ坂がベストとなりますが、身近に適した場所が無ければコンクリート坂でも構いません。ただしその場合は決して無理をしない事が前提で、安全第一に走行します。なお、この坂走行の練習時はペース配分を強く気にする必要はありません。

    体幹トレーニング


    安定走行には身体の軸の強化が役に立ちます。左右に揺れる事なく走れれば体力を温存できてペースを保てるのです。マラソンに役立つ体幹トレーニングに「スタビライゼーション」があります。腕とつま先4点で身体を支える方法が最もシンプルです。

    まとめ

    以上がマラソン指導に役立つリフレッシュ法のご紹介でした。マラソンはシンプルな競技であるが故に単調な指導になってしまいがちです。それでもタイムやフォームを改善できる方法は様々なものがあります。多角的なポイントから指導を展開してみましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案③マラソン基本練習メニュー

    はじめに

    長距離走(マラソン)は持久力と適切なフォームが要求される競技です。安定した走行動作を可能とする為にはただ走り続けるだけではなく、持久力とフォームに重点を当てた適切な意識と動きが実践されねばなりません。今回は指導上の長距離走について、基本練習メニューとなる項目を幾つかご紹介致しましょう。

    ペース走

    ペースを維持する感覚を会得する為に行うのが「ペース走」の練習です。競技者は400mトラックのような場所で走行し、一定間隔で目的とするペースタイムを設定します。ペースタイムは「1.2km~分」「1周~分」等々、どのような段階でも構いません。競技者の技能に見合ったペースタイムを設定し、このペースが維持できるように反復して練習を行います。

    ペースアップ

    ペース走に慣れた段階で行いたいのが「ペースアップ(ビルドアップ)」の練習です。ペースアップ練習の場合、たとえば最初の1kmを2分ペースと設定した時、次の1kmを1分55秒ペースと設定します。そのような具合に設定間隔ごとのペースを徐々に上げて負荷を掛けるのです。負荷が掛かった練習はもちろん身体にハードな疲労を及ぼしますが、身体は次第にこの負荷に耐えられる構造に成長します。負荷を負荷を感じなくなったら、更にペースを段階的に上げて設定をします。

    心拍数チェック

    ペースを維持する上で役立つもうひとつの要素が心拍だと言われています。人間の心臓は自然界と呼応するように一定間隔の心拍を保ち続けています。この心拍という目に見える数字を利用し、適切な心拍数に対応できる運動強度の安定点を見極めるのです。結果タイムと自分の心拍の推移を見比べつつ、形式のないように見える走行に「根拠」を与えます。なお、いずれの練習時においても基本フォームが崩れないよう意識をしておく必要があります。

    まとめ

    以上、長距離走指導の基本練習に関するお話でした。持久力とフォームを安定化させ、地道なタイムの向上を目指しましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案①マラソン導入

    はじめに

    競技には「対決型の要素が強いもの」と「追究型の要素が強いもの」があります。前者はサッカーやテニスのように対人戦が勝敗を分け、後者はフィギュアスケートや新体操のように個人技能の各表現により得点・タイム・距離等を競います。このように考えた時、長距離走(マラソン)は前者と後者、二つの要素が程よく融合している状態だと言えます。同空間・同時進行型で他プレイヤーと対決をしつつ、本質的には自分自身の技能表現が記録を決定するからです。さて、今回はそのマラソンに関するお話です。中学で指導導入を行う際のポイントをご紹介致します。

    目標の設定

    マラソン指導において基本技能を教示する前に行いたいのが「目標の設定」です。先述の通り、長距離走には「対決」「追究」の二要素があります。同時走行する走者内で上位に入れるよう指導を向かわせたいのであれば、その目標設定は「対決要素」にシフトします。同時走者はあまり意識せずに適切なランニングフォーム獲得とタイム更新の技能向上を行いたいのであれば、その目標設定を「追究要素」にシフトします。学習指導要領の基本的な考えとしては後者「追究要素」がイメージされていますが、指導者の考え・技能・経験によっては目標設定の調整も視野に入れるべきです。

    基本技能

    向かうべき方向性が定まれば、学生は長距離走という競技の向き合い方をイメージできます。その時点から長距離走の競技性と基本技能について教示を行いましょう。具体的には「ペースコントロールする為の工夫」「リズミカルでスピードを維持できる呼吸法やフォーム」「数値データや体調から力の配分を行う思考方法」といったポイントが長距離走の地盤を固めます。これらの理論面が必ず実践に貢献するというわけではありませんが、練習を重ねるうちに学生各人が自分に適応する知識を活用するはずです。「実践なき理論」も「理論なき実践」も適切ではありません。両者バランスよく指導に持り込みましょう。

    安全について

    長距離走は慢性的な運動負荷がかかるスポーツです。通常の競技とは違ってインターバルとなる休憩時間が取れませんから、学生によっては健康面・安全性にリスクが生じます。当然ですが、『走れメロス』のように友人の命を賭けて走るような鬼気迫る授業や指導は求められていません。健康面・安全性は最優先事項として捉えましょう。授業導入時に「何か身体に不具合がある場合は決して無理をして走り続けない事」「何か起きたら互いに協力して指導者に指示を仰ぐ事」等の安全基準を明示しておく必要があります。

    まとめ

    以上が中学校における長距離走授業に関する導入のお話でした。安全を前提に目標を明確にし、適切な理論面の提示を行いましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案②マラソン基礎知識

    はじめに

    持久力を必要とする長距離走には瞬発性を伴う競技とは異なる基礎技能や知識が求められます。「走る」という動作は日常的に使っているものですから、それらの基本知識がなくても良いのではないかと考える人もいるかもしれません。もちろんその通りですが、走る事を競技として捉えた時、その競技の本質を理解する為に知識は必要不可欠です。もちろんそれは実践面においても大きな影響と効果をもたらします。今回は指導上で必要となる長距離走(マラソン)の基本知識に関するお話を致しましょう。

    LSD

    長距離走に必要なスタイルは「LSD」です。もちろん世界中で問題化している幻覚麻薬(リゼルグ酸ジエチルアミド)の事ではありません。長距離走に必要なLSDは「Long Slow Distance(ロング・スロー・ディスタンス)」の略で、「できるだけ長い距離をゆっくり走る事」を意味しています。長距離走は地道に持久力向上の練習を繰り返し、毛細血管を強化して酸素をたくさん取り込める構造を作り上げる必要があります。また、同じ動作を同じペースで行う精神的な忍耐力・集中力も必要です。

    上半身フォーム

    ペース配分とスタミナ温存を両立させる上で欠かせないのがランニングフォームの安定化です。上半身フォームのポイントは「手を軽く握る(指を軽くまとめる程度に)」という事です。ヒジは右左に広がるようにして振らず、常に身体から握りこぶし1個程度の空間を離して維持します。手を振る適切な位置は視野下部においてギリギリ見える程度の場所となります。上下に大きく揺れ動くような動作を収め、リラックスした平定な状態を保ちます。

    下半身フォーム

    ヒザを引き上げるような大きな動作は揺れ動きとスタミナ消耗、ペースの乱れを生じさせます。ヒザは前方に出す程度の意識を保ちます。同じくヒザを伸ばす際も大きな動作は必要なく、自然な流れで緩やかな挙動を心がけます。足首のネジレをなくし、真っ直ぐ走る意識を強くします。一本の線上を機械のような正確さで走る事が重要です。

    まとめ

    以上、長距離走の基本知識に関するお話でした。長い距離をゆっくり安定して走るという長距離走の本質を適切に理解し、指導に反映していきましょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案③陸上リレー基本練習メニュー

    はじめに

    中学校には走るのが、得意な子・苦手な子が少なからずいるでしょう。
    リレーが苦手な子でも、走ることに興味を持てる知識と指導案をお伝えいたします。

    基本練習メニュー・バトン編

    リレーにおいて一番重要視されているのは、バトンタッチの受け渡しです。
    バトンタッチの練習方法で一番オススメなのは、ピストンバトンと言われています。
    ピストンバトンのやり方を紹介します。
    100mの幅を作る
    20m・30m・50m・70m・80mの地点に線を引く
    3人1組のチームを組む
    第1走者ははスタートラインでバトンを持つ
    第2走者は30mの地点で待機
    第3走者は80mの地点で待機
    第1走者から第2走者へバトンを渡す
    第2走者はバトンを受け取り第3走者へ渡す
    バトンを渡す範囲は20m以内
    第3走者にバトンが渡ったら、ひとまず終了です
    今度は第3走者から、はじめます。
    第3走者は100m地点でバトンを持つ。
    第2走者は70m地点で待機
    第1走者は20m地点で待機
    後は同じやり方で第3走者から第1走者へバトンを渡していきます。

    往復出来たら、1セット終了です。
    1セットが終わったらローテーションをして、また同じやり方でやっていきます。
    3セットで終了です。

    この練習方法をする事によって、効率のいいバトンタッチのやり方が身につきます。
    指導者としての注意点はグループを組むさい、走るのが苦手な子と得意な子を一緒のグループにする事です。
    このように組むことによって、どうすればバトンタッチでタイムを縮めることが出来るのか、子供たちは実戦練習の中で学んでいきます。

    基本練習メニュー・全速力編

    リレーは短距離走をチームで行う競技ですから、早く走れば勝率を高めることが出来ます。
    全速力で走る為のオススメ練習方法紹介します。
    50m×10回(1分の休憩を挟む)
    200m×4回(2分の休憩を挟む)
    腹筋50回
    スクワット40回

    キツい練習メニューですが、こなしていけば既存の自己ベストタイムを更新できること間違いなしです。
    早く走る事に特化したオススメ練習方法です。

    基本練習メニュー・ストレッチ編

    過剰なストレッチは怪我のリスクを高めると言われていますが、適度なストレッチは怪我予防に繋がります。
    リレーはチームワークと個人の能力が試される、とても面白い競技です。
    怪我をしない為にもオススメのストレッチアプリを紹介します。

    ・ストレッチSworkit
    スマートフォンアプリです。
    このストレッチアプリは全身ストレッチをたったの5分間で行えるカリキュラムが詰め込まれています。
    リレーを行う前アプリの指示に従ってストレッチを行えば、十分な怪我予防と柔軟体操が出来ます。

    またストレッチを考案する必要がないため、誰でも簡単に十分なストレッチの指導をおこなえます。

    まとめ

    バトンの受け渡しトレーニング・全速力で走るトレーニング・ストレッチトレーニング・以上3つを上手くカリキュラムに組み込めれば、指導員としてばっちりです。
    この機会にぜひ活用してみてはいかがでしょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案①陸上リレー導入

    はじめに

    中学校には走るのが、得意な子・苦手な子が少なからずいるでしょう。
    リレーが苦手な子でも、走ることに興味を持てる知識と指導案をお伝えいたします。

    リレーの始まり

    陸上競技の始まりは、古代オリンピックが初めて開催された紀元前776年頃です。
    古代オリンピックが開催される以前にも、狩猟で用いられています。
    陸上競技は、サッカーや野球といった近代スポーツとは違い、古くから人々に親しまれています。

    陸上競技と言えば昨年、男子400メートルリレー世界選手権が行われました。
    日本は同試合において、史上初のメダル獲得を果たします。
    日本代表の活躍が記録に新しいリレーですが、元々は伝達手段の一つでした。
    バトンタッチするリレー形式を生み出した国は、アメリカ合衆国です。
    1983年、馬がリレー形式で郵便物を配達している姿から、バトンで受け渡すリレーが発想されました。
    1908年に行われたロンドンオリンピック大会にて、リレーは陸上競技として正式に採用されます。
    日本で初めてリレー競技が行われたのは、1913年です。
    次は中学・高校の陸上競技人口と収入にまつわる情報を紹介します。

    陸上競技人口・収入について

    陸上競技の人口数は年々増加傾向にあります。
    全国高校陸上部の人口は男子68,681人・女子39.605人です。
    全国中学陸上部の人口は男子127,465人・女子95,972人です。
    高校生男子においては、サッカー部・バスケットボール部の次に多い人数になります。

    100m走、日本人初の9秒台を叩き出した桐生祥秀や陸上10種競技元日本チャンピオンの武井壮の活躍により、以前に増して注目を集められたのが人気の背景にあると考えられます。

    全国の中学校,高校生の陸上競技人口だけでも30万人以上です。
    大学生,社会人などを含めると、計り知れないほどの方々が陸上競技に携わっています。

    これだけ多くの人が携わっている陸上競技で、収入を得る方法をご紹介いたします。

    企業の陸上部員になって収入を得るのが、日本では合理的です。
    企業に所属する選手には、社員選出と契約選手の二つがあります。
    社員選手は仕事と陸上の両立をする事が可能です。
    これにより安定して陸上競技に取り組むことが出来ます。

    契約選手は仕事はせず陸上競技のみで雇われます。
    契約が終了した時点で引退です。

    年収は200万円~300万円と言われています。
    プロになれなくても陸上競技に携わりながらお金を稼ぐことは可能です。。

    まとめ

    リレーを指導するには、まずは陸上競技全般の知識を深める事です。
    指導案の導入として、リレーの始まりから陸上競技で食べていく方法を紹介いたしました。
    知識を子供たちに伝えて楽しみながら指導してみてはいかがでしょう。

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  • 指導案

    中学実習生のためのシンプル指導案②陸上リレー基礎知識

    はじめに

    中学校には走るのが、得意な子・苦手な子が少なからずいるでしょう。
    リレーが苦手な子でも、走ることに興味を持てる知識と指導案をお伝えいたします。

    リレーのルール

    まずはリレーについて知るという事が大切なので、基礎ルールを見ていきましょう。
    ①競技者はバトンを手に持った状態で走らなければならない。
    ②レース中、他チームのバドンを使ったり拾い上げたりしてはいけない。

    ここに関しましては説明するまでもなく、基本的なルールです。

    ③バトンは、テークオーバーゾーン内で受け渡さなければならない。
    リレーにはテークオーバーゾーンと加速ゾーンというものがあります。
    テークオーバーゾーンとは20mのラインです。
    ラインには入り口を示すラインと出口を示すラインが引かれています。
    競技者は20mの間でバトンタッチを行わなければ失格です。
    入り口を示すラインはテークオーバーゾーン内です。
    出口を示すラインはテークオーバーゾーン外です。
    テークオーバーゾーンでバトンが渡されたか判断する基準はバトンの位置になります。
    つまり競技者の身体がテークオーバーゾーン外でもバトンがテークオーバーゾーン内であれば、バトンタッチば成立します。

    ④バトンを落としてもルールに基づいた行動をとれば失格にはならない。
    バトンを落とした競技者は必ず拾わなければなりません。
    拾いに行く際の注意点を紹介します。

    ⑤他チームの妨害を行わない。
    ⑥バトンを拾うさいにレーンを出ても反則にはならない。
    ⑦拾ったら必ず落とした場所に戻って、レースを再開する。
    ⑧落とした競技者が拾いに行く。ただしテークオーバーゾーン内で受け渡す際にバトンを落とした場合、受け取る競技者にバトンが触れていればどちらが拾っても構わない。

    以上の事に注意すれば、バトンを拾っても問題ありません。

    【4×400mリレー限定のルール】
    ■200mを通過した順位で待機している競技者は場所を入れ替わる。

    200mでトップを走っていたら待機している競技者は1レーンで待機するといったものです。
    なお、1レーンで待機していた選手がバトンを受け取って走った場合は、待機している選手は順位に従ってレーンをつめても良いです。

    ■テイクオーバーゾーン外でからスタートしてはならない
    10mの加速ゾーンがありません。テイクオーバーゾーン内からスタートするといったものです。

    リレーに関する基本的なルールは以上です。

    リレーの記録を縮める方法

    リレーにおいて最も重要視されているのは、バトンの受け渡しです。
    一般的にはオーバーハンドパスが採用されています。

    オーバーハンドパスのメリットは走る距離を減らせることです。
    腕を思いきり伸ばしてバトンを受け取る為、1m~2m走らなくていい距離が生まれます。
    この場合の走らなくていい距離をリレー用語では利得距離と言います。

    しかし、日本代表はアンダーハンドパスを採用しています。
    アンダーハンドパスは受け手が自然な形でパスを受け取れるところです。
    下で構えて受け取れば、手首をひねる必要がなくなります。
    自然な流れでバトンパスから走り出せるため、利得距離は得られなくても加速力に特化しています。

    日本代表は利得距離よりも加速力を高めた方がタイムは縮まるといった結論を出したのです。
    結果は見事に的中しました。2001年以降から採用しはじめて、10大会で決勝に残っています。

    【早く走る方法】
    ☆つま先で地面をけるように走る。
    地面につま先だけをつけて走る事によって、時間短縮が図れます。

    ☆ストレッチをする
    リレーにおいて一番怖いのが転倒による怪我です。
    怪我を未然に防ぐためには、入念なストレッチを行って体をほぐしておく必要があります。

    ☆縄跳びをする。
    先ほどのつま先で走る基礎訓練が出来ます。

    これらの事をしっかり踏まえたうえで走ることによって、記録を縮められます。

    まとめ

    リレーの基礎知識を知ることによって、論理的な説明が出来ます。
    また日本代表が行っているバトンの受け渡し方法を教えることによって説明に説得力が増します。
    指導する際に取り入れてみてはいかがでしょう。

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    リレー運動指導案-小学6年生対象特性と実態

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  • 指導案

    【小学校】運動会の代名詞〜リレー編〜

    リレーってなんだろう?

    陸上競技や水泳競技(競泳参照)などにおいて,チームの成員がそれぞれ一定距離を分担して走りあるいは泳いで順次受け継いで行うチーム対抗レース。陸上競技では,各人とも同一距離を走るもの(オリンピック種目は男女とも400mおよび1600mの4種目)と,スウェーデンリレーのように,各人が異なった距離を走るものがある。
    陸上運動は,「短距離走・リレー」,「ハードル走」,「走り幅跳び」,「走り高跳び」で内容を構成している。

    これらの運動は,走る,跳ぶなどの運 動で,体を巧みに操作しながら,合理的で心地よい動きを身に付けるとともに,仲間と速さや高さ・距離を競い合ったり,自己の目指す記録を達成したりすることの楽しさや喜びを味わうことのできる運動である。

    陸上運動の学習指導では,合理的な運動の行い方を大切にしながら競走(争)や記録の達成を目指す学習活動が中心となるが,競走(争)では勝敗が伴うことから,できるだけ多くの児童に勝つ機会が与えられるように指導を工夫することが大切である。一方, 記録を達成する学習活動では, 自己の能力に適した課題をもち,適切な運 動の行い方を知って,記録を高めることができるようにすることが大切である。

    リレーのルーツとは?

    「relay」とは、「後ろに残す」という意味を持つラテン語が15世紀頃英語化されたものと言われています。これが転じて、「受け継いで次々に渡す。交代する。中継。」という意味を持つようになり、1893年にアメリカで「リレー」という競技が誕生しました。当時、アメリカの東西に渡って郵便をリレーして配達する馬から発想を得て、バトンを受け渡して走るリレーを思いついたのがきっかけです。

    オリンピックで初めてリレー競技が行われたのは、アメリカでのリレー誕生から15年後の1908年ロンドン大会で、メドレーリレーが行われました。日本で初めて正式にリレー競技が行われたのはさらに後で、1913年。今ではオリンピックでメダルを獲得するなどにまで成長しました。

    日本全国のすごい運動会〜リレー〜

    ▼見ごたえのある部活動リレー


    (https://youtu.be/oq7JabWs9Yk?t=46s)

    ▼追い抜き方が参考になります


    (https://www.youtube.com/watch?v=YCL8mpD7-Fk)

    速く走るにはどうすれば良いの?

    競歩からのランニングで、速く走れる方法をご紹介します。

    ★リオ五輪日本代表チームの練習に学ぶ★
    銀メダルを勝ち取った、日本独自の練習方法とは何だったのでしょう?

     【バトンパス】
    殆どの国が取り入れているバトンパスは「オーバーハンド・バトンパス」です。一般に運動会などで行われているのもこちらで、バトンを持つ渡し手ともらい手が大きく腕を伸ばしてパスを行います。

    これに対して、今回日本が五輪で取り入れたのが「アンダーハンド・バトンパス」です。特徴として距離がつまらずスペースが生まれ、受ける側の腕がふりやすくなり加速度が増します。

    さいごに

    運動会の花形とも言えるリレー種目。買っても負けても走りきることで生まれる緊張感やチーム力は、他の競技では味わえないものかと思います。しっかりと子供が成長する機会としてのリレーや、指導方法を見つけていきたいですね。

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  • 指導案

    リレー運動指導案 小学6年生対象(具体的な指導案)

    はじめに

    ここでは、小学6年生のリレー運動において具体的にどのような内容を取り入れて授業を進めていくのが良いかを提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。

    はじめの授業

    ・今回のリレー運動を通してのねらいや注意点などを説明する

    ・準備や片付けなどの方法について説明する

    ・テークオーバーゾーンの役割やルール、記録係や時計係の役割などを説明する

    ・個人のトラック半周におけるタイムを計り、記録しておく

    なか授業

    ・片付けや準備に対しても、それぞれが協力し合って出来ているかをチェックし、評価点の一部であることを説明する

    ・チームに分けて、個人のタイムの合計よりもリレーによる総タイムの方が短くなることを最終目標とし、そのために記録更新が出来るよう協力させる

    ・テークオーバーゾーン内で、渡す方も受け取る方も互いがスピードを落とさずにバトンの受け渡しを行うことが出来るように反復練習を行う

    ・また、見ている生徒はそれぞれ「どこが良かったから早いか」「どう改善すればより早くなるか」などの意見を出し合うようにさせる

    ・記録係や時計係もしっかり役割分担、交代制で出来ているか確認を行う

    ・バトンの受け渡し方法についても、どのようにバトンを持ってどんな掛け声で渡すのが一番受け手にとって良いかを、チーム毎に話し合い、スムーズな受け渡しが行われるよう心がけさせる定期的に全体でのタイムを計り、時間が縮んでいるか、もっと縮ませるためにどのような工夫をすれば良いかを提案しあうことが出来る環境作りをする

    まとめ授業

    ・なか授業で活かした経験を元に、最後にチーム対抗でリレーをさせ、勝ち負けをつける

    ・勝った方も負けた方も、個人のタイムを単純に足したときに比べて、リレーのタイムはどうだったかを計算する

    ・勝った方はどこが良かったのか、負けた方はどうすれば良かったのかを、全体で話し合う

    ・感想用紙を配布し、「今回のリレー運動で学んだこと」「始める前と終わった後のタイム差について」「クラス全体で協力して行うことが出来たか」「気づいたこと(なんでも)」などを記入させる。

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