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  • 指導案

    長距離が苦手な子どもがマラソンを完走するためのモチベーション維持の仕方

    はじめに

    冬場の体育でおなじみの「マラソン」。長距離が苦手な子どもにとっては苦痛の時間でしかないですよね。今日はそんな子ども達に少しでも楽しく、そして楽に完走して貰える方法を考えてみました。

    マラソンの練習が続かない原因

    まず、モチベーションが下がる原因はいくつかあると思うのですが、原因としてあげられそうなものを3つ用意しました。
    ・マラソンを走るための目標が立てられない
    ・心身の疲労の蓄積がすごくて走る気になれない
    ・思うように走れず、うまくいかないことの繰り返し

    マラソンが苦手、嫌いな子は上記のようなものが原因で苦手意識を持つようになっているかと思います。例えば、体力がなくて疲れやすい…寒いし筋肉痛になるからやる気なんて出ない…など、身体へかかる負担を気にして思い切り走る気になれないというのがよくある話です。

    では、どのようにすれば、そのような子たちが「なんとか完走はしよう」と思えるようになるのでしょうか?あくまで仮説ですが、様々な資料を元に考えてみました。

    モチベーション高く続ける方法

    まずマラソンは走り続けることが必要な競技です。そして走り続けるには、気持ちと練習が必要になってきます。
    しかし、2の①でお伝えした、目標が立てられないという件を見ると、そもそもやる気が出ないものに目標を立てるのは結構困難なことだと思います。目標を立てずに走ることは、ただ時間を待つことですら苦痛ですので、その子がやる気になるポイントを見つけてあげなくはなりません。

    【好きなものをイメージさせる】

    「マラソンが嫌いでも、芸能人の〇〇は好き!」
    「マラソンは嫌いでも、給食の〇〇は好き!」

    など、マラソン自体は嫌いでも他に興味があるものはいくつか持っていると思います。マラソンを完走するということは、必ずゴールがあるという意味ですので、ゴールしたら何か褒美が待っていると考えさせるのが良いでしょう。

    例えば、「ゴール付近には大好きなアーティスト〇〇が立ってる!」など、その子が好きなものをゴールに連想させます。体力が追いつかなくても、気持ちでもう1周頑張れるのがスポーツの強みですので、その子の心が弾むようなものを連想させてあげましょう。

    【背筋を伸ばして走ることを勧める】

    背筋が伸びていないと、体のバランスが悪くなり、結果として足の負担が大きくなります。お腹の位置を高くするイメージ(※)を持ち(女の子には、下腹に力が入ると引き締め効果もあります!…と伝えましょう!) しっかりと背筋を伸ばして走ればバランスのよいフォームで走れることに繋がります。少しでも前へ進むきっかけをつくれば、距離が進むにつれ、「疲れたな〜嫌だなあ〜」といった余計なことを考える余裕も無くなってきます。

    (※)お腹を高くするイメージを持つためには、かかとを上げるほど背伸びをした時のお腹の高さを意識させます。分かりやすいのでこちらの動画をどうぞ!

    (https://www.youtube.com/watch?v=aHvJts73OBw)

    おわりに

    マラソンを完走させるためには、「気持ち」と「負担を少なくする走り方」が必要なことが分かりました。気持ちの面は生徒本人にしか分からないことですので、紙に書くなりして(先生提出用だと気が引けると思うので、自分用のワークシートを作ってあげるとお勧めです)、授業に入ってもらうと良いかもしれませんね。冬場は特に寒いですので、準備運動から楽しくなるようなアイディアを盛り込むのもよいでしょう。簡単なリズムダンスを取り入れるなども楽しくできるポイントになるかもしれません。

    参考:EXILE考案のEX体操

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  • 指導案

    クロールが泳げるようになるコツ①

    はじめに

    水泳の基礎的な泳法の1つ、クロール。平泳ぎや背泳ぎよりもまず最初に行っている学校が多いと思います。
    とは言っても、慣れていないと上手く泳げない子どももたくさんいるかと思いますので、どのようにすればクロールが泳げるようになるのかまとめてみました。

    そもそも泳ぐことに慣れるにはどうすればいい?

    「泳ぐこと」そのものが苦手な子にはどのように指導すればよいのでしょう? そもそも泳ぐことが苦手になってしまう理由を考えてみました。

    ・水が鼻に入るのが嫌だ
    ・どれだけ頑張って泳いでも沈んでしまう
    ・上手く泳げなくて笑われたことがある

    安易に水に慣れましょう、といって授業をスタートするよりも、まずはその子が泳ぐことに関して「何を苦手としているのか」を探っていく必要があります。苦手な部分が分かったら、そこを重点的に絞って出来ない部分を出来るようにしてあげましょう。

    クロールを分解する

    出来ない部分が分かれば、泳がせた時どの部分で躓いているかを見分けることが出来ます。今回はクロールを分解して考えてみましょう。

    【クロールを分解】
    ・キック
    ・バタ足
    ・手のスクロール
    ・息継ぎ

    〜キック〜
    だいたいの子どもは、キックは問題なく出来る子が多いと思いますが、時たま上手くキックが出来ない子もいます。姿勢が真っ直ぐでないと、安定した伸びができないので、陸上でキレイな姿勢を作って、気持ち背中を反り気味もしくは丸め気味でいくようにその子の状態を見て指導してあげましょう。

    〜バタ足〜
    クロールの基礎と言って良いバタ足。上手く出来ない理由は足の動かし方にあります。例えば、自転車のように足を漕いでしまったり、膝が曲がりすぎて走るような形になってしまったり、逆に膝を伸ばしきって股関節からバタ足をするなど、その子によって要因は様々。正しいやり方を統一してスムーズに進めるよう教えてあげましょう。

    《補足》バタ足のコツ
    段差の少ない階段を降りるようなイメージで行おう。

    (https://youtu.be/7DKeVPyY-yU?t=10s)

    太ももを締め、膝・かかと・親指でひし形を作り、甲足首を柔らかく使えるようにしよう

    (https://youtu.be/y0eNqCC9ggg?t=10s)

    脱力し足の甲で水面を叩くように行おう

    (https://youtu.be/akaiZ0pwCYY?t=10s)

    続き

    クロールが泳げるようになるコツ②」へ!

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  • 指導案

    クロールが泳げるようになるコツ②

    はじめに

    この記事は「クロールが泳げるようになるコツ①」の続きになります。

    ・水に慣れる方法
    ・キックのやり方
    ・バタ足のやり方

    が知りたい方は、上記リンクからどうぞ!

    続き〜スクロールってどうやればいいの?

    手のスクロール

    スクロールというのは手を水の中で掻く動作のことを言います。
    「正しいフォームが取れていないと上手く泳げない」というのはわかっているのですが、何がどのように崩れているのかが分からないと直しようがないですよね。

    よくあるパターンは、
    ・手を真っ直ぐ掻けておらず前へ進めない
    ・手のひらが水面をバチバチ当たっていて手のひらが痛い

    などです。そんな時は、肩から大きく腕をまわすことを教えてあげましょう。

    回す腕が前から後ろに回ったところで、肩をグッと開くようにすると、肩から腕を大きく回すことができます。陸上で練習する際は、後ろに先生が立って手を引っ張ってあげるとより分かりやすいです。

    息継ぎ

    バタ足もスクロールが上手く出来るのに、息継ぎでだめになってしまう・・・!あと一息まできました。息継ぎのやり方です。

    息継ぎが上手く出来ないパターンは、
    ・水を飲みたくないあまり、ちゃんと上を向けていないためフォームが崩れる
    ・逆に身体を捻りすぎて次のひと掻きが上手くできず沈んでしまう

    などです。ビート板ではなく、キックからの息継ぎ動作で練習してみましょう!

    おわりに

    クロールを分解すると、どこで躓いているのかがよく見えたかと思います。まずは10メートル、そして15メートル、最終的に25~50メートルまで泳いでいけるように何度も繰り返し練習してみましょう。前回より1メートルでも長く泳げることが、次へのやる気に繋がります。

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  • 指導案

    陸上競技指導案② 【長距離走】

    はじめに

    ここでは、長距離走において具体的にどのような内容を取り入れて授業を進めていくのが良いかを提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。

    長距離走のねらい

    積極的に長距離走に参加し、運動に親しめるようになりましょう。より健康になるため自ら運動をする習慣をつけます。また、基礎体力を向上させることが目的です。長距離走はそのしんどさから敬遠されがちですが、児童自身が限界に挑戦することができ、継続して練習することで、その限界を超える達成感を得ることができます。

    ペース配分

    初めから飛ばしすぎず、最初はリラックスした気持ちで4割程度の力で走り始めましょう。後半は皆、疲れるので、その時点でスピードが落ちないように、エネルギーを残しておきましょう。

    人はだれしも、疲れた、もう走りたくないという速さ、「デッドポイント」と、その速さから少し落として、あぁこれなら楽に走れるという、「セカンドウィンド」という速さがあります。デッドポイントとセカンドウィンドの間の速さで、継続的に走ることで、だんだんデッドポイントが伸びてきます。

    走っている間は、「吸う、吸う、吐く、吐く」と呼吸をするのが一般的ですが、自分がリラックスできる呼吸法で走りましょう。無理に実践する必要はありません。

    走る際のフォームは、短距離走の前傾姿勢とは異なり、身体を上から糸で引っ張られるように、すっと胸を張って走りましょう。速さを出したい際は、少し前傾で走ると速さが出ます。

    歩幅が小さいとエネルギーを無駄に消費してしまうので、歩く歩幅の1.5倍くらいの歩幅でリラックスして走りましょう。

    トレーニング例

    準備体操

    準備体操はしっかり行ってください。怠るとけがをします。

    流し

    長距離走だからと言って、長い距離ばかり走っていても

    ジョギング

    これがメインです。何kmをどれくらいの速さで走れるか、時間を決めてどれだけ長く走れるかなど、目標を決めて走りましょう。

    流し

    100mくらいの短い距離を、9割くらいの速さで、長い距離を走ったあとに、数本走りましょう。この目的は、身体をダイナミックに動かせるようになるため、速さに順応できるようになるためです。長い距離ばかり走っていると、身体がその速さが限界だと思い込んでしまいます。流しを軽視せずに、長い距離を走って疲れていても、2、3本は走るようにしましょう。

    ペース走

    これは結構厳しい練習になりますので、週に1度くらいにしておきましょう。トラックなど、距離の決まった場所で、毎周同じ速度で走るようにします。

    変化走

    一定の距離をだんだんと速いペースで走ります。例えば、400mを1分30秒、1分25秒、、、1分、といったようにだんだんと速くしていきます。最後はかなりきついぐらいの設定にします。

    インターバル

    短い距離を全力で走って、少しジョギングを挟んで回復させます。また、走って、またジョギングを繰り返します。スピード強化と心肺機能の強化をはかります。

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  • 指導案

    鉄棒遊びとリレー遊びの4つの特徴

    はじめに

    今回は鉄棒遊びと、リレー遊びについて書いていきます。特徴を捉えることは授業全体を把握することにも繋がるのでぜひ参考にしてみて下さい。

    鉄棒遊び

    特徴①

    鉄棒は、ぶら下がったり、逆上がりをしたり、ブランコをしたり、日常ではあまり使わない体の動かし方を学べます。

    最近では、室内で遊ぶ子どもの増加により木に登って遊ぶことも減少し、遊具のの上り棒も撤去される地域が増えたため、棒に捕まるなどの動きが出来ない児童が増えてきています。

    逆上がりや懸垂は自然に児童の筋力を上げることにも繋がり、重心の使い方も学ぶことが出来ます。重心の使い方を知ることで、他のスポーツにも生かすことが出来、自分の身体を思い通りにコントロールする意識を芽生えさせます。

    特徴②

    鉄棒は、前回り、後ろ回りなど、技を習得したときに達成感を味わえます。

    鉄棒には、一つ一つに技の名前があり、中には「空中逆上がり」や、「飛行機とび」などの児童が喜ぶ名前のものもあります。
    技の習得することで達成感が得られ、個人が自信を持つことにも繋がります。

    リレー遊び

    特徴①

    チームを作り、同じルールの中で、速さを競い合う楽しさがあります。同じルールをもとに行われるリレーは、ルール守る規律性を養うと同時に、相手を応援すしチームワークを養うことにも繋がります。また、スキップリレーなどのルール作りにより、児童同士の作戦会議なども活発に行わせることができます。

    特徴②

    みんなと一緒に走ることで、1人の力だけでは勝敗が決まらないので、全員で楽しめます。最初に作戦会議などを行うことで、周りとのコミュニケーション能力を養うことができます。

    ちょっと変わったリレールール

    ケンケンリレー

    4人~6人のチームを作り、ケンケンをしてリレーを行います。
    前方に進みながら片足で床を蹴ることでジャンプ力の向上に繋がります。

    スキップリレー

    4人~6人のチームを作り、スキップをしてリレーを行います。
    リズミカルなステップを踏みながら、床をまっすぐ蹴ることを覚えることが出来ます。

    前回りリレー

    4人~6人のチームを作り、前回り(前転)をしてリレーを行います。
    マット運動のウォーミングアップでも使えそうですね。平衡感覚を養うことができます。

    おわりに

    リレー遊びは他の種目のウォーミングアップにも繋がる種目なので、ぜひ様々なルールを設けて遊んでみて下さい。

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  • 指導案

    陸上競技指導案①【短距離走】

    はじめに

    ここでは、短距離走において具体的にどのような内容を取り入れて授業を進めていくのが良いかを提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。

    短距離走のねらい

    陸上競技においての短距離走とは、基本的な動きや効率の良い動きを修得することや、全力で走る楽しさを感じてもらうことを目的としています。また、個人の目標を定めることで、それを達成しようとする意欲もうまれ、他の児童と競走することで、向上心も芽生えます。

    速く走るためのポイント

    1.強く地面を蹴る

    いくら足を回そうと頑張っても、空回りするだけで速くは走れません。地面を蹴る力が必要です。前へ前へ走ろうとするのではなく、地面を押し込むように一歩一歩しっかりと蹴るようにしてください。そうすれば、地面から返ってくる力で前に進みます。

    2.力を加える方向を意識する

    地面を蹴れるようになれば、次はその力の向きです。斜め後ろに蹴ると、反対に地面から斜め前への力を受け、前へ走ることができます。後ろに蹴ることができないひっかくような走り方では、うまく地面からの力を利用することができないので、しっかりと後ろに蹴ってください。坂道ダッシュが効果的です。

    3.地面から跳ね返る力をうまく利用する

    走るときに一番効率が良いのは、100の力で地面を蹴って、100の力が地面から返ってくることです。地面からの反動を十二分に使いましょう。その際の練習例としてジャンプが有効です。目一杯の力でジャンプし、地面からの力を感じてください。

    授業内容例

    ただ走るだけでは楽しさを感じてもらえないので、工夫が必要です。

    30メートルぐらいの短い長さで足の接地を意識したウォーキング、地面からの跳ね返りを利用したもも上げ等、楽しめる工夫をしてみてください。

    また、フープを狭い間隔や広い間隔に置きそのフープの中だけを走ることで、ストライドを意識することができるので効果的です。

    学習到達シートを作成し、児童自身が練習を考えて記入できる欄や、到達度合によって絵が完成していくなど、児童が主体的に記入できると尚良いです。

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    リレー運動指導案-小学6年生対象具体的な指導案

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  • 指導案

    長縄跳び教育指導案 小学6年生対象(具体的な指導案)

    はじめに

    ここでは、小学6年生の長縄跳び種目において具体的にどのような内容を取り入れて授業を進めていくのが良いかを提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。

    はじめの授業

    ・はじめに、長縄跳びの授業におけるねらいや注意点を指導します

    ・準備や片付けの要領について説明します

    ・長縄跳びに入る前に、通常の短縄跳びで各々の自動がどれくらい跳ぶことが出来るかを確認しましょう

    ・まず、何も話し合わない状態で長縄跳びにチャレンジさせて、次回からの向上に備えさせましょう

    なか授業

    ・準備や片付けについても、協力しあって出来ているかをしっかりと評価点に入れましょう

    ・短縄跳びで、様々な跳び方をさせましょう(後ろ跳び、二重跳び、8の字跳びなど)

    ・回し手を交替させながら、長縄跳びをしましょう(最初はむかえ跳びではなく、全体で跳ぶ練習をしましょう)

    ・むかえ跳びの練習をしましょう

    ・回し手で誰が上手い、入っていく順番、掛け声、より良くするためにはどうすればよいかを、グループあるいはクラス内で話し合う時間を設けましょう

    ・回数を数えることによって、向上心を促しましょう

    ・失敗したときには「ドンマイ」、目標回数を達成したときにはお互いを褒めるなど、常に肯定的な意見でお互いを尊重し合えているかを確認しましょう

    まとめ授業

    ・今までの授業で得た知識や経験を活かして、むかえ跳びでの最高記録を目指すように心がけさせましょう

    ・感想用紙を配布し、「長縄跳びの単元を始める前と終わった後で、体や意識、クラス内の様子」などについて変化があったか、あるいは「自分の意識がどう変わったか」を記入させましょう

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    【小学校体育】大縄跳びを全員一回跳べる様になるコツ
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  • 指導案

    長縄跳び教育指導案 小学6年生対象(特性と実態)

    はじめに

    ここでは、小学6年生の長縄跳び種目における特性や実態についてまとめています。指導案の作成にお役立て下さい。

    長縄跳びの特性

    長縄跳びは、男女混合で行われる体育授業の中でも、男女差が大きく見られない特質を持つ運動です。また、跳び手だけではなく、持ち手となる人間の役割も非常に重要で、チームワークやグループでの掛け声などが必須となる運動です。

    全身を使って、タイミングを図って飛ぶため、基礎的な運動能力の向上につながる運動でありながら、長距離走のような「堅苦しさ」「退屈さ」を生徒に感じさせないようにすることが出来る運動ともいえますね。

    つまり……??

    生徒達が連続で跳ぶことが出来る回数を競い合う中で、よりよい跳び方や回し方、掛け声の掛け方などを、競争意識の中で自主的に話し合う機会をたくさんもつことが出来る運動です!

    また、むかえ跳びを取り入れることによって、回し手の回し方への配慮や、次の人が入りやすいように場所を空ける、掛け声を統一するなどをすることによって、必然的に声を出し合う機会が増えて、協調性を育むのに大変優れています!

    長縄跳びの実態

    長縄跳びに関しては、多くの生徒は「遊び」に近い感覚を持っていることから、楽しんで関わることが出来る運動であると言えます。具体的には、「跳べる回数が増えると嬉しい」「みんなと一緒に取り組めて嬉しい」「みんなでタイミングを合わせて跳ぶのが楽しい」と言った感想が得られます。

    しかし、一方では「運動が苦手だから楽しくない」「ひっかかってばかりだとつまらない」「むかえ跳びで入るのが怖い」「ひっかかって転ぶと怪我をするから嫌だ」「自分がひっかかるとみんなに迷惑をかけるから嫌だ」といった意見も少なからずあります。

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  • 指導案

    大縄跳びバリエーション5選

    はじめに

    冬場の体力づくりの時期に取り入られる「大縄跳び」
    連続跳びや八の字跳びなどがシンプルで主流とされていますが、子ども達がある程度できるようになると少し飽きがみえてきてしまいます。そこで今日は今までの授業に少しプラスアルファーした大縄跳びのバリエーションをご紹介します!さて、全部に挑戦できるかな?

    動画で紹介!

    ▼大縄3本を走り抜け!
    シンプルな連続跳びや、八の字跳びに飽きてきたら、まずこれ!一度も跳ばずに全員駆け抜けれるかな?


    https://www.youtube.com/watch?v=D7X255WONzE

    ▼走って・跳んで・取って!
    縄に対して垂直に並び、跳んだ先にあるアイテムとキャッチして戻ってきます。縄を跳ぶ向きが変わるだけで一気に難易度があがるので、戻ってきた子に対してハイタッチをするなど、まずはアイテム無しから挑戦してみましょう!


    https://www.youtube.com/watch?v=4w3Xg9rGodk

    ▼ダブルタッチ!
    大縄を1本増やし、内側にクロスするように回します。片足ずつ跳ぶやり方になるので、少しスピードもアップし、心拍数が上がるのが◎!ゆっくり回しから練習してみましょう!

    https://www.youtube.com/watch?v=RmQA-vJTmGk

    ▼大縄2本でクロスジャンプ!
    回し手を2人増やして、互いにクロスするように(☓印のように)立ちます。
    ☓印の中心に向かって、ジェンプ!跳んだ後に左右に分かれたり、2人一緒に縄に入るのも面白いですね。


    https://www.youtube.com/watch?v=6YKGOvubbJI

    ▼音楽に乗せてステップしながら縄跳び!
    ダンスと縄跳びのコラボレーション!リズム感覚を一緒に養えそうですね。


    https://youtu.be/qPOGJ3j9AOE?t=3m43s

    さいごに

    シンプルだからこそ面白い大縄跳びですが、少しアイテムを増やしたり音楽や跳び方を工夫すると一気に難易度もあがりますね。身近で授業や遊びだけの世界にように見える縄跳びですが、近年ダブルタッチなど、競技としても盛んになってきています。今後はバリエーションが多い授業を通し、競技の世界に足を踏み入れる子も増えて来るかもしれませんね。縄跳びはジョギングのように徐々に心拍数を上げてくれるので、ぜひ冬場の体力づくりだけに限らず、夏場のウォーミングアップにも取り入れてみてくださいね。

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    日本が誇る縄跳びパフォーマー達

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  • 指導案

    日本が誇る縄跳びパフォーマー達

    はじめに

    「縄跳びパフォーマー」と聞いて「え?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

    縄跳びといえば、学校の授業や放課後の遊びというのが主流なイメージですが、実は競技やパフォーマンスの世界で頑張っている日本の方はたくさんいます。
    「ダブルタッチ」と聞けば、近年あらゆるテレビで取り上げられていますが、実は縄跳びのパフォーマンスはそれだけではありません!今日は日本を始めとし、世界でも活躍する日本の方をパフォーマンスを添えてご紹介します!

    黒野 寛馬さん


    出典:
    https://www.youtube.com/watch?v=VObeb6zJn20

    筑波大学2年時になわとび競技に出会い、その多彩な技やアクロバティックなパフォーマンスに魅了され数々の大会に出場し、現在全日本個人総合チャンピオンの黒野さん。競技者である傍ら、NPO法人アクティブつくばでのなわとび教室講師を務め、関東を中心になわとびの普及活動にも積極的に力を入れています。

    粕尾将一(縄のまっちゃん)さん


    出典:
    https://www.youtube.com/watch?v=IeNSli6TWJs

    高校体育の授業で出会った縄跳びをきっかけに2004年に日本代表としてアジア大会に初出場で初優勝。その後「シルクドソレイユ」活動し、現在は全国の小学校訪問やイベント出演を行い、ブロガーとして活動の幅を拡げている「縄跳びパフォーマー」さんです。なんと、6重跳びが出来るのだそうです!(http://yossense.com/kasuo/)

    ★ブログ「なわとび1本で何でもできるのだ」

    縄跳び超人みっちゃん


    出典:
    https://www.youtube.com/watch?list=PL7A3C8F94BAF2790B&v=6h74_6cPfo0

    2013年縄跳びギネス世界記録のタイトル4冠を樹立。電光石火のような超高速スキップ(1秒/5.8回)はハイスピードカメラでないと目視出来ないほどのスピードなんだとか。アスリートとしても縄跳び世界大会で銅メダルを獲得するなど、世界で活躍するワールドクラスの単縄選手としても知られる「縄跳びパフォーマー」さんです。

    縄レンジャー


    出典:
    https://www.youtube.com/watch?v=GZdbPvpLpZY

    コミカルかつ斬新なパフォーマンスで見る者の心を魅了し続け、全国を縦横無尽に跳び回る、アクロバティックロープパフォーマンス集団『カッ跳び戦隊 縄★レンジャー!!』さん。2011年には、Double Dutch Delight EASTで優勝、「学校へ行こう!」や「めちゃ×2イケてるッ!」へのTV出演の経験も持つ、5人組です。現在メンバー募集中なんだとか?!

    さいごに

    上記の紹介には載せていませんが、日本にだけあるスポーツ「男子新体操」の個人競技でも「縄(正式名称:ロープ)」という競技があります。団体競技に注目が行く中、個人競技は普段なかなか目にすることが少ないですが、とても華がある種目のように思います。身近な「縄跳び」も極めると映画やドラマのような芸術になりますね。

    ▼花園大学 菅正樹さん 2012年ロープの作品

    出典:
    https://www.youtube.com/watch?v=AOhjV2S-Rxc

    ▼国士舘大学演技発表会より

    出典:
    https://youtu.be/tWiKnoWtkiA?t=2m44s

    ▼鹿児島実業 新体操部による「大縄妖怪ウォッチ」

    出典:
    https://www.youtube.com/watch?v=Zu2WyqBDnCc

    【関連記事】
    新縄跳び競技、ロープスキッピングって知ってる?
    二重跳び上達の秘訣3選
    【小学校体育】大縄跳びを全員一回跳べる様になるコツ

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