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柔道指導案②〜指導と評価〜

指導案
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はじめに

柔道の指導において、相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技を用いて、試合として成り立つ技能を身につけることに加え、武道の特性や伝統的な考え方を理解して知識面を養うことが目標となります。

※こちらの記事は柔道指導案①〜基本動作と抑込技〜の続きになります。

礼法

柔道衣を正しく身につけ、稽古場での規則、柔道の意義・立礼・正座・座礼の説明をすることが望ましいです。相手を尊重し、敬意を表し、感謝の念をもつことと冷静で謙虚にいることは礼法の基本であることを伝えましょう。礼法はその人の気持ちを形に表したものです。

歴史・特性

嘉納治五郎の活躍や、「精力善用」という練習で培われたものは柔道の道場のみならず、日常生活においても応用していくことができること、また「自他共栄」という人間が協力し、尊重しあい、譲り合いながら努力することが人間を形成しているということはとても大切です。柔道のでは、技能面だけをを磨くのではなく精神面を鍛えていくことが重要になるのです。

基本動作

基本の姿勢を正しくすることで、素早く攻防できます。釣り手と引き手を意識しながら組むことが基本的な組み方です。また、進退動作は相手を崩すとき、相手から崩されようとしたときに自分の姿勢の安定を保つための動きです。

受け身

受け身は体を守るために重要な動きです。横転受け身や前受け身、後ろ受け身、横受け身、前回り受け身があります。最初は長座の状態から後ろに倒れていく練習をしましょう。次に中腰、そして立位と段々と高い位置からの練習をします。また、二人組になり取りは四つん這いになった受けの引き手を引き、受け身をさせる練習も効果的です。

固め技

抑え込みの条件を確認した後に、けさ固め、横四方固め、上四方固めを教えます。また、かけられた時の逃げ方としてエビや逆エビがあります。固め技の習得として、背中合わせの状態から開始の合図で相手を抑える練習があります。反則行為に気をつけながら、正しい技のかけ方が覚えられます。

投げ技

力づくで強引に投げるのではなく、相手の重心を崩すことが大切です。そのためには、実践練習の前に、引き手と釣り手の使い方や、進退動作を再度確認し、投げられた受けは受け身を正しくとることを確認しましょう。約束練習を行うことで、ケガを防ぐことができます。

投げられた受けは、釣り手を相手の袖をしっかり掴み離さないようにすることで安全に受け身がとれます。投げ技の自由練習では、体格差の似た相手と組むことを心がけて投げられた受けは無理に抵抗せずに受け身をとることを意識します。安全面を考えた指導が必要となります。

評価

技能習得への積極性や相手の尊重、柔道の特性や伝統的な考えへの理解、安定した動きや技の各分野において評価することが望ましいです。道場での練習だけでなく、知識や興味関心を確認することも大切です。

【関連記事】
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相撲の基礎知識②〜女子相撲と実業団の世界〜
【中学校】日本の武術シリーズ〜剣道〜

【参考文献】
中学校武道「柔道」

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