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平昌冬季オリンピック編⑦-1アルペンスキー(競技特性と歴史)

小話
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はじめに

この記事は、2018年 平昌オリンピック 「アルペンスキー」競技がどんなスポーツで、どのような部分が面白いのか、競技の歴史や醍醐味を含めまとめています。

①アルペンスキーとは?

アルペンスキーはかかとが固定されたバインディング(スキーで靴を板に取り付けるための器具)を装着したスキー板を使って、雪の斜面を降りていくスポーツです。
競技種目は2種類で構成されていて、スピード(速度)を競う種目と、テクニカル(技術)を競う種目でわけられています。その中でもスピード種目には滑降(男、女)とスーパーG(男、女)の2種類、そしてテクニカル競技種目には大回転(男、女)、回転(男、女)の2種類で構成されます。また、これに加え滑降と回転を合わせたアルペン複合(男、女)などもあり、細かく分けると男女別で5種目もある競技です。

国別チームイベントの合計11個の種目がアルペンスキー種目を構成しています。平均速度を基準に並べると、滑降-スーパーG-大回転-回転の順であり、これと同じく旗門の数が増加します。回転競技は短く急激なターンを必要とするコースで構成されており、大回転競技のコースは、それより広い回転幅を有するコースで構成されています。スーパーGと滑降のコースはターンが少なく、一部の区間には広いゲートが設置され、滑降種目を基準にする場合、旗門を通過する選手の平均速度は時速100km程度です。

②アルペンスキーの歴史

スキーの起源は、スカンジナビアの人々が細長い板切れに乗って雪上移動を始めたことがきっかけとされています。1911年に、カンダハー伯の主催で、初の滑降レース「ロバー卜・オブ・カンダハー・スキー大会(the Roberts of Kandahar Cup)」が開催されたことが、アルペンスキーの競技スタートのきっかけです。冬季オリンピックのデビューは、なんと第1回のシャモニー(フランス)大会開催から。参加16カ国258名でしたが、この頃日本はまだ参加していません。

③日本におけるアルペンスキーの歴史

日本で初めてスキーが登場したのは、1895年に松川敏胤(まつかわ・としたね)大尉がスカンジナビアから持参したことがきっかけと言われています。日本にスキーを普及させたのは長岡外史がさんであることは有名な話ですが、それ以前に松川さんが日清戦争時に日本にスキーを持ち帰っています。日清戦争開戦時はドイツ駐在武官であり開戦後に本国に呼び戻されていることもあり、日清戦争で中国大陸に渡った時の戦利品として持ち込んだという戦利品説と、ドイツ駐在武官時代にスカンジナヴィアから持ち込んだという説の、二説が語られているのが現状です。ちなみに、松川さんが持ち帰ったといわれるスキーは現存していて、松川さんの息子を顕彰する記念館で展示されています。日本のオリンピック初参加は1928年 第2回サンモリッツ大会からです。

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【参考文献】
公益財団法人日本スキー連盟
Pyeongchang2018.com/アルペンスキー

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