はじめに
縄跳びの授業の並行して行われる大縄跳び。学校行事では体育大会や運動会で回数を競うこともある種目ですが、普段縄跳びをする習慣がないとなかなか一歩目が進めないのはよくある話です。今日は縄跳びのルーツから、基本的な大縄跳びのやり方やアドバイスなどをまとめてみました。
「縄跳び」ルーツ
はじめに、縄跳びの起源の紹介です。
しぶしぶ大縄跳びを始める生徒さんへの小話に使っていただければと思います。
1793年。ドイツ人のグーツ・ムーツという体育教師が出した「Gymnastik fur die Jugend(青少年の体育)」という本に「縄跳び」の項目があるようで、それが体育としての縄跳びの起源だといわれています。
日本には、1878年に、体操伝習所(現:筑波大学)に、当時教育体育の先進国だったドイツから教師を呼び器械体操の道具などを輸入した際、縄跳びも入ってきており、後に日本の「わらべうた」を通して同時多発的に始まったと言われています。「郵便屋さん」や「お嬢さんお入んなさい」など、耳にしたことがある方も多いかと思いますが、縄一本で始められることから、子ども達の遊びが転じて運動会でも取り入れられるようになりました。
大縄跳びのコツ
・回し手のすぐ隣でスタンバイします
・パチンと縄が床についたタイミングで走り出します
・かかとではなく、つま先で跳びます
・回し手の左肩めがけて駆け抜けます
・走り抜ける向きはこんな感じです
この線に対して垂直方面に進むと縄が当たって上手く跳べないので注意してください。
アドバイス
・上手に入る事や出る事が出来ない場合、入る・出る位置を確認すること
・タイミングが分からない子へは後ろに上手くデキる子を付けてあげて入るタイミングを教えてあげるよう指導すること
縄に集中しすぎて忘れがちな部分なので、指導者側がよく見て声をかけてあげて下さい。
まとめ
まず一歩目が跳べるようになれば、連続した八の字跳びを描けるようになります。連続した大縄跳びは体力づくりにはもってこいなので、ポイントを活かし互いに声を掛け合って授業を進めていきましょう。最後は、八の字跳びを1分間に182回跳んだ小学生たちの映像で締めくくろうと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=EklPT5yhi9A
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