はじめに
望まない妊娠をすることは、女性の心身に影響を与えるだけでなく、新しい命の芽をつむ人工妊娠中絶を行うことに繋がります。特に高校生の時期に妊娠をしてしまうことは、社会的な面や道徳的な面、生活面でも望ましいことであるとは考えにくいです。妊娠を望んでいるとき以外のときは、確実に避妊をすべきです。
様々な避妊法があるということ
まずお伝えしたいのが、子どもを望まないカップルが性行為を行うときには避妊を行うということです。そして、避妊法には様々な形があります。コンドームや低用量ピル、殺精子剤、ペッサリー、IUDなどです。代表的な避妊法としては、コンドームか低用量ピルが挙げられます。コンドームを使用する際に、気をつけないといけないことは、その扱い方です。陰茎が勃起し、性交をする前に装着すること、射精後は速やかに処理すること、コンドームが傷つかないよう丁寧に扱うといったことです。低用量ピルを使用する際に、気をつけないといけないことは、決まった時間に毎日服用すること、副作用が出ることがあるので、体調管理に気をつけるといったことです。低用量ピルは婦人科の医師の診察を受けることで処方してもらえます。
人工妊娠中絶とは?
やむを得ない理由がある場合に、条件付きで中絶手術を行うことができます。やむを得ない理由とは何でしょうか。それは、身体的・経済的理由で母体の健康を害する恐れがある場合や、強制的に妊娠させられた場合です。条件とは、妊娠満22週未満までであるというものです。これらの条件を全て満たした場合にのみ人工妊娠中絶を行うことができます。若年層の人工妊娠中絶の現状として、月経が不順で妊娠していることに気づくのが遅れたといったケースや、対処の仕方がわからず1人で悩んでいるうちに時間が経過したケースなど、性行動だけが早期化していて、その正しい避妊方法を知らなかったがために生まれた悲劇というものがあまりに多いと言えます。
まとめ
子どもを産まない前提で性行為を行うときには、避妊をしっかり行うことが大切です。最近では知識が伴わず性行動だけが早期化しているがために、正しい避妊方法を知らず過ちを犯す子どもが増えています。きちんとした知識を早めに付けさせることが大切です。
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