リレーってなんだろう?
陸上競技や水泳競技(競泳参照)などにおいて,チームの成員がそれぞれ一定距離を分担して走りあるいは泳いで順次受け継いで行うチーム対抗レース。陸上競技では,各人とも同一距離を走るもの(オリンピック種目は男女とも400mおよび1600mの4種目)と,スウェーデンリレーのように,各人が異なった距離を走るものがある。
陸上運動は,「短距離走・リレー」,「ハードル走」,「走り幅跳び」,「走り高跳び」で内容を構成している。
これらの運動は,走る,跳ぶなどの運 動で,体を巧みに操作しながら,合理的で心地よい動きを身に付けるとともに,仲間と速さや高さ・距離を競い合ったり,自己の目指す記録を達成したりすることの楽しさや喜びを味わうことのできる運動である。
陸上運動の学習指導では,合理的な運動の行い方を大切にしながら競走(争)や記録の達成を目指す学習活動が中心となるが,競走(争)では勝敗が伴うことから,できるだけ多くの児童に勝つ機会が与えられるように指導を工夫することが大切である。一方, 記録を達成する学習活動では, 自己の能力に適した課題をもち,適切な運 動の行い方を知って,記録を高めることができるようにすることが大切である。
リレーのルーツとは?
「relay」とは、「後ろに残す」という意味を持つラテン語が15世紀頃英語化されたものと言われています。これが転じて、「受け継いで次々に渡す。交代する。中継。」という意味を持つようになり、1893年にアメリカで「リレー」という競技が誕生しました。当時、アメリカの東西に渡って郵便をリレーして配達する馬から発想を得て、バトンを受け渡して走るリレーを思いついたのがきっかけです。
オリンピックで初めてリレー競技が行われたのは、アメリカでのリレー誕生から15年後の1908年ロンドン大会で、メドレーリレーが行われました。日本で初めて正式にリレー競技が行われたのはさらに後で、1913年。今ではオリンピックでメダルを獲得するなどにまで成長しました。
日本全国のすごい運動会〜リレー〜
▼見ごたえのある部活動リレー
(https://youtu.be/oq7JabWs9Yk?t=46s)
▼追い抜き方が参考になります
(https://www.youtube.com/watch?v=YCL8mpD7-Fk)
速く走るにはどうすれば良いの?
競歩からのランニングで、速く走れる方法をご紹介します。
★リオ五輪日本代表チームの練習に学ぶ★
銀メダルを勝ち取った、日本独自の練習方法とは何だったのでしょう?
【バトンパス】
殆どの国が取り入れているバトンパスは「オーバーハンド・バトンパス」です。一般に運動会などで行われているのもこちらで、バトンを持つ渡し手ともらい手が大きく腕を伸ばしてパスを行います。
これに対して、今回日本が五輪で取り入れたのが「アンダーハンド・バトンパス」です。特徴として距離がつまらずスペースが生まれ、受ける側の腕がふりやすくなり加速度が増します。
さいごに
運動会の花形とも言えるリレー種目。買っても負けても走りきることで生まれる緊張感やチーム力は、他の競技では味わえないものかと思います。しっかりと子供が成長する機会としてのリレーや、指導方法を見つけていきたいですね。
【関連記事】
陸上競技指導案①【短距離走】
陸上競技指導案②【長距離走】
小学生の体力づくり① 【いろいろな鬼ごっこ①/
コメント