はじめに
あまりメジャーではなく、マイナーどころの部活動となりますが、ボート・カヌーという競技があります。湖面や川を滑るように漕いで行くスポーツですね。このボート・カヌーといった競技ではどのような怪我をしやすく、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ボート・カヌーで起こしやすい怪我とは?
ボート競技やカヌーでは、体全体を使って、思いっきりオールを引く運動をします。そのために膝や腰に痛みが走りやすく、劇症化すると立つこともままならなくなります。これはキャッチ姿勢から発揮したパワーをフィニッシュ時に腰で受け止めるので、腰椎部に大きな負担がかかるために起こると考えられています。あとは、肋骨疲労骨折も起こしやすいようです。腰への負担はやがて椎間板ヘルニアへと変化していきますので、注意が必要です。
ボート・カヌーによる怪我の対処法とは
椎間板ヘルニアを起こしやすい選手の多くは、キャッチ姿勢、骨盤が後ろに最大限下がる姿勢、股関節が最大限に伸びる姿勢のとき、すべてにおいて股関節の角度が広く、動きが大きいことがわかりました。ですので、オールを引く運動をするときの姿勢、フォームを研究し、無駄のないフォームを身につけることが怪我への対処法となると考えられます。
まとめ
ボート競技やカヌーでは、体全体を使って船を漕ぐ動作をして、その負荷は腰にかかりやすいということでしたね。その為、腰への負担が椎間板ヘルニアを引き起こしやすいようです。椎間板ヘルニアを起こしやすい選手を研究した結果として、フォームが大きいといった共通点が見られ、オールを引く運動をするときの姿勢、フォームを研究して無駄のないフォームを身につけることが怪我の予防となることがわかりました。
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