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中学生の皆へ 何故スカートが短いと駄目だと言われるのか

小話
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はじめに

国家のシステム基盤である教育。その世界で日々成長する学生達は国家の未来におけるシンボルだと言って良いでしょう。そうなりますと必然的に「学生」そのものに対するシンボル、すなわち学生服も国家によって相違して来ます。たとえばお隣・中国の中学生はジャージ上下が一般的。男の子も女の子も同じジャージスタイルで、街中をワイワイと闊歩しています。日本はお馴染み、男の子は学ランまたはブレザー服、女の子はセーラー服です。ここで近年の論争を呼んでいるのが「短い女子中学生のスカート」。賛否両論があるこの話題を、今回は取り上げてみましょう。

実行側の見解

制服のスカートを短くする(すそ上げや胴部分の巻上げ等で丈を短く見せる)というのは、そもそも女性陣がそれを「解放的で可愛い」と感じるからです。男性陣に置き換えるとズボンをずり下げてみたりシャツの第二ボタンを開けてみたりする「反抗的な格好良さ」と同じような部類の行動だと言えます。すなわちそれは「個性の表現」です。彼女たちからしてみれば、「喫煙のように周囲に迷惑掛けているわけでも法律に違反しているわけでもないでしょう?どうして個性を表現してはいけないの?」という見解になります。突き詰めれば、これは日本最高法規として機能している「憲法」の基本的人権にも関わる要素です。「基本的には個人の自由と安全が保障される」というのが日本最大のルールのひとつなのですから、先の見解は間違ってはいません。

観察者の見解

一方、保護者や学校指導者、その他の観察者が捉える「女子中学生の短いスカート」の見解は違います。彼女たちにとっては残念でしょうが、公共の場で行われるそのコケティッシュな格好に対してのイメージは「可愛い」というより「見苦しい」「淫ら」「いやらしい」といった否定的なものです。また露出度の高い格好というのは性犯罪を誘発させる傾向にありますから、「危険だ」「可愛そう」「哀れだ」といった同情的な見解も見受けられます。このような公共的不安を与えてしまっている以上、彼女たちの「周囲に迷惑を掛けてはいない」という論点が通じなくなります。それは誇張気味に表現をすれば「秩序不安を招く、他者または本人の危害を誘発し得る不適切行為」となります。となりますと、むしろ「短いスカート」は個人の自由を脅かしていると捉える事も出来るわけです。

実益的な問題

観察者の意見を弁証的に優先すれば女子中学生の「短いスカート」は回避するべき行為です。では制服ではなくて普段着のミニスカートについてはどうでしょうか。そちらについては公共性が薄い為に「個性の表現」とみなされるべきでしょうが、そちらもやはり反駁的な論拠が存在します。二次性徴を迎える10代の女性はホルモンバランスを整える重要な時期に入っています。その機能をスムーズに支障なく行う為には寒暖差による負担を出来る限り回避しなければなりませんが、時に彼女たちは厳冬期の真冬でもファッション性を優先してミニスカートを着用してしまいます。下肢や下腹部の慢性的な冷えは後の婦人病に繋がるリスクがあるのです。それは夏期の室内冷房でも同じ事が言えます。身体損傷を招いてまでも「短いスカート」を追求する意義はあまりありません。

まとめ

以上が女子中学生と短いスカートに関するお話でした。美の追求や個性表現を行いたい気持ちは分かりますが、露出度の高い行き過ぎた格好は個別的にも公共的にもリスクがあります。適切な節制と美意識を持ち、安全で快適な青春時代を過ごしましょう。

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