はじめに
中学校授業におけるテニス指導をまとめるに当たっては、直接的な技能面と共に授業態度と知識思考面についても総括をしなければなりません。それぞれの観点に対して評価と整理のポイントがあります。今回はこのテニス授業のまとめのお話を致しましょう。
技能面
実地的なテニスの運動を通じて各生徒は自分の直接的な技能の程度をある程度理解している状態にあります。「ボールを適切に相手側のコートへ打ち返せているか」「サーブ・フォアハンド・バックハンド・ステップを適切に行えているか」といった技能をシンプルに項目として集約させ、学生たちに振り返って貰いましょう。その中で課題点があれば今後の改善点とします。
授業態度
テニスの学習に対して主体的に取り組む姿勢があったか、フェアのプレイを大切にしようと努めていたか、相手やペアのプレイヤー同士で必要な際には適切な協力が出来ていたか、という要素が授業態度の評価となります。これらは可視化できるデータではなく主観的なものです。指導者側の判断により重点的な教示が必要であればまとめ授業に取り込みましょう。
知識思考面
技術や名称やプレースタイル等について学習した内容を正しく理解しているか、試合のルールや具体的戦略について適切な知識を持っているか、自分の技能性に対する分析と今後の課題を考慮できているか、といった要素が知識・思考面の評価です。学生の発言や記述により、これらの取りまとめを行いましょう。
まとめ
以上がテニス授業のまとめに関するお話でした。技能・態度・知識の3つの観点から授業全体を見直し、学生の適切な理解と考察を導きましょう。
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