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中学実習生のためのシンプル指導案⑤マット運動実技テスト

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はじめに

体育の実技テストは基本的技能や戦術感覚がどこまで身に付いているのかを適切に評価する重要な基準点です。それは指導者にとっての状況把握だけではなく、スポーツプレイヤー本人である学生の自己評価としても意義があるのです。今後の課題達成に大きく影響をする実技テスト、今回は中学実習生も使えるマット運動の基本的なものをご紹介しましょう。

開脚前転テスト

前転のラストシーンに開脚の動作性を付与した「開脚前転」。こちらの評価の観点は「前に回りながらひざを伸ばしてマットにつく直前に開脚をしているか」「開脚時に両手をハの字の形にももの内側につけているか」「起き上がる際に上体を前に曲げる意識を加えて腰を浮かせられているか」といったものが挙げられます。

開脚後転テスト

先ほどの開脚前転のベクトルを後ろにした「開脚後転」。こちらの評価の観点は「手のひらを上に向けて耳の横あたりに置けているか」「後転した際、よく伸ばしたつま先部分がマットにつく直前で開脚できているか」「両足を手の位置近くについて両手でマットを押し出せているか」といったものが挙げられます。

倒立前転テスト

倒立状態から前転を行う「倒立前転」。こちらの評価の観点は「片足を前に出してけると同時に後ろ足を振り上げられているか」「倒立状態からひじを曲げ上手に背中方面へ重心を移動できているか」「後頭部をマットにつけ肩・背中・腰の順に円滑な回転が行われているか」「回転の勢いを利用して無理なく立ち上がれているか」といったものが挙げられます。

まとめ

以上が中学実習生も使えるマット運動の基本的な実技テストとその基本的な評価点のお話でした。学生の実技を適切な観点から分析し、次の授業展開に繋げましょう。

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