今回は、ハードル走の授業で生徒の心を掴むため、導入で話すべきことについてお伝えします。
ハードル走は、小学校では5年生、中学校では1・2年生で行われる体育競技です。
しかし、クラスにこんな子はいませんか?
走るのが苦手だから、ハードル走やりたくない…
授業が始まる前から憂鬱…
子どもの中には走ることが嫌いな子も多くいますよね。
そんな子どもたちにやる気を出させるには、授業の導入が非常に重要です。
- ハードル走の導入で話すと良い「ハードル走の歴史について」
- ハードル走の導入で話すと良い「ハードル走の魅力」
- 子どもが興味を持てる「ハードル走の面白さ」
管理人さとしも、教員時代は走ることが苦手な子どもにやる気を出させるのに苦労しました。
しかし、子どもたちは素直なので、ハードル走の魅力を上手に伝えることができれば「面白そう!」と思ってくれます。
- ハードル走の導入方法に迷っている教員
- クラスに走ることやハードル走が苦手な子どもがいる教員
ハードル走の導入で生徒の心を掴むために話すべきこと〇選
ハードル走の導入で生徒の心を掴むために話すべきこと3つは、以下です。
- ハードル走の歴史~馬のマネから始まった!~
- ハードル走の魅力
- ハードル走についてのオススメ動画紹介
話すべきこと①ハードル走の歴史~馬のマネから始まった!~
ハードル走の歴史は、中世ヨーロッパまでさかのぼります。
馬で野山を駆け回って、木の根などの障害物を越えるのが流行った時代に、馬に乗れない人たちが自分の足で障害物を越えながら駆けまわったことがハードル走の始まりです。
ハードル走が始まった当初は、ヒツジの囲いの柵をハードルにして飛んでいたそうですよ。
後に、自然の中ではなく人工的に作られたグラウンドのようなところで木の柵を越えるようになり、現在のハードル走の姿に進化しました。
想像するとちょっと面白いですね。
ぜひ、子どもたちに話すときは、クイズ形式にして尋ねてみましょう。
クイズ例
- ハードル走はある動物に乗れなかった人たちが、その動物をマネしたところから始まりました。さて、その動物は何でしょう?➡答えは「馬」
- ハードル走が始まったときは、今のようなハードルの形ではありませんでした。
さて、人々は何をハードルに見立てて飛んでいたでしょうか?➡答えは「ヒツジの囲いの柵」
話すべきこと②ハードル走の魅力とは?
ハードル走の魅力は、ただ走るだけではなく、研究と実践を繰り返すことで面白さや達成感が増すという点にあります。
タイムを伸ばす為には、ただ走り、跳ぶだけではなく、歩数や歩幅の計算、引っかからずにハードルを越えるためのフォームなどを考えなくてはなりません。
陸上競技には多種多様な種目がありますが、それらは大きく、「走る」「跳ぶ」「投げる」の三つに分けることができます。
ハードル走は、三つのうちの、そのうちの「走る」と「跳ぶ」をバランスよく掛け合わせた競技であるといえます。
走りながら障害物を越えるというシンプルさや達成感、疾走感から初心者にも人気がありますが、それゆえに突き詰めるほど研究しがいのある競技であるとも言えます。
話すべきこと③ハードル走についてのオススメ動画
タイムを伸ばすには、正しいフォームを理解し、実践するという事を繰り返すということが大事です。
ここではお手本となる動画に加えて、よくある失敗例、タイムが伸びない原因を理解させるための具体的な練習法など、指導の参考になる動画を集めました。
練習や飛ぶときのイメージを持たせるためにも、是非活用してください。
基本動作、練習法動画
小学生向けの動画ですが、必要な動作に慣れさせるための具体的な練習法が紹介されているので、ハードル走を苦手としている生徒への指導用に向いています。
ハードルに引っかかってしまう、スピードが乗らないなど、ハードルを苦手とする生徒によくある、
「出来ない」例をわかりやすく解説しています。
ハードルを怖がってスピードが落ちてしまう事に対処するための、簡易ハードルを使った練習法が紹介されています。
お手本動画
こちらも小学生向けの動画ですが、板に当たるのが怖いなどの問題の解決策、基本テクニックが先生のお手本動画と共にわかりやすく説明されています。(左足での踏切)
元オリンピック陸上 日本代表、井村久美子さんのお手本動画(右足での踏切
ハードル走の導入で生徒の心を掴むために話すべきこと3選まとめ
これまでのまとめは以下です。
ハードル走は陸上競技の中では人気のある種目ですが、運動を苦手としている生徒にとってはとっつきにくい種目かもしれません。
その楽しさをや奥深さを伝え、興味を待ってもらい、基本の動きを安全に練習できるような心構えを持たせ、つながりを持たせて指導できるようにしましょう。
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