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知って得するバレーボール上達テクニック①サーブ編
はじめに
基本的なサーブの種類から
バレー経験者でも役に立つ行動心理学に基いた豆知識をお伝えしていきます①サーブの種類ってどのくらいあるの?
サーブを上達させるためには種類から知っておいた方が良いのでまずは見ていきましょう。
アンダーハンドサーブ
下からボールをすくい上げるように打つサーブです。
初心者の方はここから始めると良いでしょう。
天井サーブ、文字通り天井にまで届くようなサーブと上手く織り交ぜながら使用する事で十分実践に活かせます。フローターサーブ(ジャンプフローターサーブ)
アンダーサーブと違い上から打つサーブです。
一般的にボールを手で投げてネットを超えるようであれば、フローターサーブを打つ時もネットを超えると言われています。スパイクサーブ
高くトスを上げ文字通りスパイクのように打つサーブです。
踏み切ってジャンプする位置がエンドラインの外であれば、着地点がコート内でも反則ではありません。ドライブサーブ
ネットスレスレに力強く打つサーブです。
ジャンプしながら手首のスナップを使うのでスパイクサーブが出来ないと理論上できないサーブです。まずはスパイクサーブを覚えましょう。理論を知っていても経験がないと、どのサーブも出来ないので顧問の先生や
バレーボール教室に教わったり実践活動と理論専門書を読むなどのイメージとレーニングをオススメ致します。
行動心理学を用いて心理学的な観点からサーブで点を取る方法を今から見ていきましょう。以下が心理学とバレーボールを掛け合わせサーブで点を取る方法です。
・これらの行動をとる瞬間、人は不安を抱いていると行動心理学で言われていま す。
あくまでも行動心理学から見た観点ですがこういった人を狙うとサーブが入りやすい可能性もあります。行動心理学を用いたサーブ上達術、参考になれば幸いです。
サーブの種類と試合の限られた時間の中で理論上相手の欠点を暴く行動心理学に触れた所で最後は、サーブに関するルールについて見ていきましょう。
③サーブルールブック
サーブを打つ際は笛を鳴らされてから、8秒以内に打たないと反則になります。
エンドラインを踏み越えると反則になります。
味方が相手陣営に見えないようサーブを隠すのはダメ
味方に当たって入ったサーブは点数として加算されない
アンテナに当たる、もしくはアンテナ外にいったボールはアウト
ネットの下をくぐる場合も上記と同様。
ローテーションを反した選手がサーブを打つのは反則以上でサーブに関するルール説明を終えます
②行動心理学を用いたサーブで点を取る方法。
行動心理学では、人の行動には全て内面的心理が影響しているとされています。
(1)試合中多く名前を呼ばれる選手と最初に大きな声を出す人には気をつける
.・名前が呼ばれる人は人気がある
・声が大きい人は自信を全面に出している
行動心理学ではこのように言われています。
人気があるのは実力の高い証拠です。(2)試合最初の挨拶で力強く握手してきた相手は避けるのがオススメ
・力強く握手する人は相手に関心を抱いている。
行動心理学ではこのように言われています。
関心を抱くという事は良くも悪くも肝が座っている証拠です。(3)手が震える、唇を触る、耳を触る、鼻を擦る、肩をほぐす人は不安を抱いている。
まとめ
他分野の知識を応用するのも、もしかしたらバレーボールの上達に繋がるかもしれません。
ぜひこの機会に色々な事に興味を持っていただければ幸いです。 -
分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑨~「まとめ」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑧~「平泳ぎのキック」の続きです。
まとめ
ここまで、8回分の記事を通して「クロール」と「平泳ぎ」を小学校高学年の時期に授業で学び習得していく際のポイントやコツなどを、「呼吸法」「手の動き」「足の動き」にそれぞれ注目して細かく解説していきました。
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年①~「クロールの呼吸法のコツ⑴」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年②~「クロールの呼吸法のコツ⑵」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年③~「クロールの呼吸法のコツ⑶」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年④~「クロールのストローク」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑤~「クロールのキック」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑥~「平泳ぎの呼吸法のコツ」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑦~「平泳ぎのストローク」
・分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑧~「平泳ぎのキック」
それぞれの動きや呼吸法に、楽に上達することが出来て、習得したあとにより早いタイムで、あるいはより長く楽に泳ぐことが出来るポイントやコツが入っています。
また、「どういう部分が得意か」「どういう部分が苦手か」というのが子どもによってそれぞれ違いがあります。
それぞれの得意分野・苦手分野に合わせて指導することによって一人でも多くの子どもが小学校高学年の段階でクロールと平泳ぎの正しい泳ぎ方を習得することが出来るように指導しましょう。
中学校に上がると、背泳ぎなどまた別の泳法を学ぶ機会や、クロールや平泳ぎでタイムや距離を計測していく機会が増えてきます。
その時に、小学校高学年の段階で正しい泳法や呼吸法をそれぞれ学んでいることによって、より長く・より早く・より楽に泳ぐことが出来るようになります。
クロールや平泳ぎは、数ある泳法の中でも基本でありとても重要な泳法ですので、多くの子どもがしっかりと習得出来るように心がけて指導することが重要です。
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑧~「平泳ぎのキック」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑦~「平泳ぎのストローク」の続きです。
平泳ぎのキックについて
平泳ぎのキックは、バタ足や他の泳法とは足の使い方が全く異なっています。
特に、「足首を曲げた状態」というのが大きな違いです。
そこで、ここでは平泳ぎにおける足の使い方を習得するためのポイントやコツを紹介していきます。
平泳ぎのキックの種類について
【ヴェッジキック】
ヴェッジキックは、足を挟んだ時に前へと進む力が発生するキックの方法です。
肩幅に足を曲げて広げて、外側に向かって足を蹴り出して伸びた状態から、両足を挟むようにして足を閉じるキックになります。
⑴ひざを曲げる
⑵蹴り出す
⑶挟み込む
というリズムで動かすことが重要になります。肩幅程度までひざを開くことがポイントです。
【ウィップキック】
ウィップキックは、蹴る時に前へと進む力が発生するキックの方法です。
より速く泳ぐことが出来るのは一般的にウィップキックであると言われており、学校で教えられるのもこちらの足の使い方であることが多いです。
ゲンコツ1個分程度まで足を広げ、その状態から後ろに向かって弧を描くように足を閉じていきながらキックをします。
⑴ひざを曲げる
⑵蹴り出しながら閉じる
というリズムで動かすことが重要です。
ウィップキックの習得のコツ
平泳ぎのキックの方法(一般的に教えられるウィップキック)は、「足首を曲げている」ことが重要になります。
平泳ぎの手の動きが手のひらで水を押すことによって前へと進む力を得ているように、足の裏で水を押し出して前に進む力を得ています。
そのため、ひざを曲げていても伸ばしていても足首が曲がっているという状態を意識するようにしましょう。
意識する方法としては、
・椅子に座って足首を曲げて、その状態を維持したままひざを曲げたり伸ばしたりする
・布団などの上で足首を曲げて、その状態を維持したままひざを曲げたり伸ばしたりする
・水の中でも、慣れるまでは身体が前に進まなくてもいので、「足首が曲がっている」ことを意識してゆっくりと足をうごかす
などがあります。
以上の練習方法などを使うことで、平泳ぎで足首を上手に使って、足でも推進力を得ることが出来るようにしましょう。
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑦~「平泳ぎのストローク」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑥~「平泳ぎの呼吸法のコツ」の続きです。
平泳ぎのストロークについて
平泳ぎは、基本的に手だけで進むものではなく、手と足のコンビネーションがとても大切な泳法です。
しかし、手のストロークをしっかりとコツを掴んで習得することによって、平泳ぎのスピードが上がったり楽に進むことが出来るうえ、手だけでも進めるようになります。
ということで、ここでは平泳ぎにおけるストロークのやり方やポイントについて記載していきます。
平泳ぎにおけるストロークのやり方とポイント
平泳ぎにおいてストロークを行う際の動作は、それぞれ
・キャッチ
・プル
と呼ばれます。
それでは、以下よりそれぞれの動作が何を示しているのか、それぞれの動作の際に何を気をつければ良いのかを説明していきます。
【キャッチ】
蹴伸びの状態から、手のひらを使って水をかき、肩幅程度まで腕が開くまでの動作を指します。
その時のポイントは、「手のひらを外側に向けて広げる」ことと、「手を斜め前に出しながら横に広げていく」イメージを持つということです。
【プル】
肩幅より腕を広げて回して、内側に持っていくまでの動作を指します。
この時のポイントは、「ひじを下げすぎず、上げすぎないようにして手のひらだけでなく腕全体を使って水をかく」ということをイメージすることです。
また、手を横に広げたら先ほどまでは外側に開いていた手のひらを今度は内側に向けるようにしましょう。
そして、かいたあとの手は胸の前で手を合わせるような形に持っていくのが良いです。
水同士をぶつけるようなイメージを持つと、身体がより自然に上がりますので、さらに理想的であると言うことが出来ます。
全体的に気をつけることは、手のひらを外側or内側にしっかりと向けるということです。この手のひらの向きによって推進力を得ていますので、水を切る空手チョップのような向き方にしてしまうと、ストロークの意味があまりありませんので、気をつけるようにしましょう。
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★マット運動を楽しい授業にするコツ
★体幹の深層部「インナーユニット」のトレーニング方法【参考文献】
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑥~「平泳ぎの呼吸法のコツ」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑤~「クロールのキック」の続きです。
平泳ぎについて
平泳ぎには2種類あるということをご存知でしょうか?
それは、
・ストレート泳法
・ウェイブ泳法
です。
ストレート泳法とは、顔を出したまま泳ぐ方法で、ウェイブ泳法とは頭を水の中に入れて泳ぐ方法になります。
学校で教えてもらう機会が多い泳ぎ方はウェイブ泳法になります。なぜなら、一般的に言えばウェイブ泳法の方が速く泳ぐことが出来るからです。
そこで、この記事では平泳ぎのウェイブ泳法を行う際の、「平泳ぎの呼吸のコツ」とポイントというものを記載していきます。
呼吸の方法
⑴まず、脇をしめて背筋を伸ばします。(脇をしっかりとしめることによって、開いたときに勢いで自然と体が上にあがるためです。)
また、このときに身体の前寄りで脇をしめるようにして、体を斜め前に向かって上げるようなイメージを持ちましょう。
⑵水面から身体を出そうと意識しすぎるのではなく、自然に上がったタイミングで息継ぎをします。
呼吸のときに意識すること
平泳ぎにおける呼吸の際に意識したようが良いことは、以下の4つです。
⑴顔を上げるタイミング
顔を上げるタイミングは、手をかき始めた時ではなく、「手を開いてから、顔の前で合わせるとき」です。このとき最も自然に身体が水面に上がっているので、無理なく顔を上げることが出来ます。
⑵水の中で息を吐く
これは、クロールの時にもやることですが、水の中で息を6〜8割程度吐いておくように心がけます。そうすることによって、顔を上げた少しの時間で十分な空気を吸うことが出来ます。
⑶「顔を上げる」ことを意識しすぎない
顔を上げるということを意識しすぎると、首が伸びて器官が狭くなってしまい、逆に呼吸をすることが困難になります。リラックスして自然に顔を上げることを意識します。
⑷1メートル先の水面を見るイメージを持つ
顔を自然に上げるためには、「上を見よう」とするのではなく、自分の「1メートル先ぐらいを見る」ということを意識します。
そうすると、自然に口が水面上に出るぐらいの十分な高さまで顔が上がります。
以上のことを意識して、スムーズに無理なく呼吸が出来る平泳ぎを目指しましょう。
【関連記事】
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑦~「平泳ぎのストローク」
★【小学校】運動会の代名詞〜リレー編〜
★平昌冬季オリンピック編③スケルトン競技って何だろう?【参考文献】
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑤~「クロールのキック」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年④~「クロールのストローク」の続きです。
クロールのキックについて
クロールにおいて最もスピードに優劣をつけるのは、先ほどの記事で紹介した「ストローク(手の動き)」がいかに無駄がなく綺麗なフォームで行えているか、ですが、今から説明する「キック(足の動き)」も非常に大切です。
このキックが安定していないと、身体のバランスが上手く取れず、体が沈みそうになったり、無駄な抵抗や力がかかってしまいます。
クロールのキックにおけるポイント
クロールのキックを行う際に気をつけたいポイントは以下の3つです。
⑴姿勢と関節
⑵足首の柔軟性
⑶キックの方法
それでは、以下より、それぞれのポイントについて詳しく解説をしていきます。
⑴姿勢と関節
これは、
・基本姿勢(体が水面と平行にまっすぐ伸びている状態である水平姿勢と、泳いでいるときの体全体がバネのようになめらかに動くストリームライン(流線型))が出来ているか
・足首の関節の可動範囲が広いか
・股関節とひざ関節がしっかりと連動して動いているか
に注目します。
ポイントは、やはり姿勢です。下半身が水中に沈んでいると水の抵抗を余分に受けてしまいます。
イルカなどが泳いでいる、あのなめらかな動きを自分自身にもあてはめてイメージするなどを心がけるのが有効です。
⑵足首の柔軟性
足首が柔軟に動けば、力強く押し出すキックが出来ます。
力を抜いて、水圧に合わせて足首が勝手に動く状態が理想的です。
ポイントは、足首を柔らかくするストレッチを準備体操に取り入れることです。
⑶キックの方法
キックは、進むための水を押す下げる動作(ダウンキック)とその準備である上げる動作(アップキック)に分けることが出来ます。
【ダウンキック】
股関節を曲げながらひざ関節を曲げることで進む力を効率的にためることが出来ます。
ポイントは、ひざを落とす感覚で曲げることです。
【アップキック】
ひざを伸ばしたままでけり上げます。ポオイントは、けり上げの最後に足をリラックスさせて、次のダウンキックで落とすときの力を自然と作ることです。
アップキックのときにひざを曲げてしまうと、水の抵抗がかかってしまい、ダウンキックで進んでもその力がアップキックで消されてしまい失速するので、ひざは伸ばしたまま上げるようにしましょう。
以上、クロールのキックをなめらかに行うためのポイントを説明しました。
さらにコツとして、
・足の甲と足の裏に意識をおいて、水を押している感覚を得ることが出来るようにイメージする
・腰の動きにも注意して、下半身全体の筋肉をまんべんなく使う
ことを意識すれば、さらに疲れることがなくなめらかにキックを行うことが出来ます。
【関連記事】
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑥~「平泳ぎの呼吸法のコツ」
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑦~「平泳ぎのストローク」
★クロールが泳げるようになるコツ②【参考文献】
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年④~「クロールのストローク」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年③~「クロールの呼吸法のコツ⑶」の続きです。
クロールのストロークについて
クロールは、「ストローク(手の動き)」と「キック(足の動き)」と「息継ぎ」から成り立ちます。今回は、その中でも「ストローク(手の動き)」についてポイントなどを交えながら詳しく説明していきます。
ストロークのやり方そのもの自体も、実は3種類あり(ストレートプル・C字プル・S字プル)ますが、今回は最もポピュラーなS字プルについて説明していきます。
クロールのストロークを動きごとに分解する
クロールのストロークは、動きをそれぞれ分解していくとより綺麗に無駄がない状態で水を押すことが出来るかが分かるようになります。
そして、クロールのストロークはそれぞれ6つの段階に分けることが出来ます。
⑴エントリー
⑵キャッチ
⑶プル
⑷プッシュ
⑸フィニッシュ
⑹リカバリー
です。
それでは、それぞれの動きの特徴について説明していきます。
⑴エントリー
水中に手が入る瞬間の動作を指します。
ポイントは、水面下の斜め前方に指先を伸ばして突き出すことです。
水中に入った後、その手を前方に伸ばそうとイメージするほど良いフォームになります。
⑵キャッチ
エントリーした手を下に動かし始める動作を指します。
ポイントは、手のひらで水を下に押すイメージを持つことです。
⑶プル
手のひらを後ろに向かって水をかく動作を指します。
ポイントは、肘を90度より少し広いぐらいに曲げて、キャッチした水を胸の下へ引き寄せるイメージで腕を動かすことです。
⑷プッシュ
手がおへそから太ももに触れるくらいまでの動作を指します。
ポイントは、手のひらを後ろに向けて、太ももの外側へ水を押し出すイメージを持つことです。
この⑶プルから⑷プッシュにかけての動きが、最も重要になります。
⑸フィニッシュ
手が太ももに触れたときから水面上に上がるまでの動作を指します。
ポイントは、次のリカバリーに向けて肘→前腕→手の順番に水面上に上げていくことです。
⑹リカバリー
腕が水面上からエントリーに入るまでの動作を指します。
ポイントは、なるべくリラックスして腕をあげることに無駄な力を使わないようにすることです。
以上、ストロークの動きを細かく分析して、よりスムーズに無駄がなく、またより早いスピードで泳ぐことが出来るようになることを心がけさせましょう。
【関連記事】
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑤~「クロールのキック」
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑥~「平泳ぎの呼吸法のコツ」
★クロールが泳げるようになるコツ①【参考文献】
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年③~「クロールの呼吸法のコツ⑶」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年②~「クロールの呼吸法のコツ⑵」の続きです。
クロールの呼吸法のポイント③
大きく息を吸い込もうとしないこと。
クロールにおける息継ぎのときにやってしまいがちなのが、「息を大きく吸い込む」ことです。
この行動をしてしまいますと、肺に余分な負担がかかってしまい逆に早くに息苦しくなってしまうことが多いです。
どうしても息を大きく吸ってしまう場合は、水中で息が足りなくなることへの恐怖感がある可能性があります。
その場合は練習方法として、
・基本は3回に一回のペースで息継ぎをしますが、それを1回ごとに息継ぎをして、軽い息継ぎに身体を慣らすように心がけさせるのが有効です
この方法を行えば、呼吸自体に余裕が出てきて、息継ぎの回数を減らし時にも軽い息継ぎだけですんなりと進むことが出来ます。
また、息継ぎの中でとても大切なのが「水中で息を8割ほど事前に吐いておく」ということです。
そうすれば、息継ぎの時に楽に息を吸い込むことが出来ます。
前のポイントで説明したように、あごまでしか出さずに短い時間内で体内の空気を入れ替えるためには、このように事前に水中である程度吐いておくことが大切です。
この水中で空気を吐くというのは、連続したボビングの練習をすることによって習得させるようにします。
水中で空気を全て吐き切ることは良くありません。なぜなら、苦しさが迫ってきて余裕がなくなりクロール自体に集中出来なくなってしまったり、肺に備わっている「浮き袋効果」が少なくなって身体が沈み気味になってしまい、息継ぎのときに顔を水面上に出しづらくなるからです。
8割でも怖いと感じる場合は、最初は6割ぐらいの空気を水中で鼻から吐いてしまうように心がけても良いです。
水泳やクロールが初心者の方は6割ぐらいの息の吐き出しでも良いです。
以上、クロールにおける息継ぎを行う際の、スムーズに息継ぎをすることが出来るポイントを紹介しました。
次回からは、クロールの手と足の動きについてそれぞれ説明していきます。
【関連記事】
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年④~「クロールのストローク」
★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年⑤~「クロールのキック」
★分かりやすい水泳の指導ポイント④~小学校低学年~「ゲーム」【参考文献】
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分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年②~「クロールの呼吸法のコツ⑵」
はじめに
この記事は、分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年①~「クロールの呼吸法のコツ⑴」の続きです。
クロールの呼吸法のポイント①
顔(頭)を上げようとしないこと。意識するのは「あご」。
クロールの呼吸法においてやってしまいがちなのが、
・顔を水面から持ち上げるように出してしまう
・天井の方まで顔を回して息継ぎをしようとする
といったことがよく見られます。
これをしてしまうと、身体に余計な力が入るために沈みそうになったり、動きが大きすぎて逆にうまく呼吸や息継ぎが出来なくなってしまいます。
あごが水面上に出ていれば、口全体が水面上に出ていることになり、息継ぎが出来るので、顔の全体を水面上に出す必要はありません。
陸上で出来る目安や簡単な練習方法として、
・息継ぎをするときに水中側にある顔(左に首を回して息継ぎをする場合は顔の右側)の、目の外側と口の外側(右端と右端)を結んだライン上に、手の側部などを当てます。その時に当てた手の側部が水面となるということを意識します。
逆に、片方の目の半分ほどが水中にある状態でも問題はありません。
クロールが上手な人であるほど水面上に出ている部分は少ないので、練習を重ねてこのポイントを意識するようにしましょう。
クロールの呼吸法のポイント②
形をキチンと作ろうと意識しすぎないこと。クロールの流れを止めないことが重要
息継ぎをする時は、(呼吸をするためのスペースと時間を作ろうとするために)顔を出す側の腕が自然といつもより高いフォームになってしまいます。
このように、息継ぎの時だけ腕が高く上がってしまうと必要以上に力などが入ってしまい、上手く流れにのって進めなかったり、息継ぎそのものが逆にやりにくくなったりしていしまいます。
クロールの呼吸法のポイント①で説明したように、あごまで上げれば十分に息継ぎが出来るので、息継ぎをするときもそうでもないときも同じような腕の動かし方をすることを意識しましょう。
このようなことを心がけるためのポイントは、
・顔を出す側の手の先が、水をかいて自分の顔の下に来たら、そこからその手の指先のあたりを見るようにします。
そうすると、かき終わって手が水面上に出てくるときに自然と顔も同時に上がってきます。その時に息継ぎをするように心がけます。ここで注意したいのが、そのまま指先を見続けないこと、です。
そうしてしまうと、腕が前に来るのに合わせて頭も回ってしまい、これは余計な動きになってしまいます。
息継ぎが終わったら、そのまま顔を水中に入れて下を向くように心がけるのが良いです。
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★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年③~「クロールの呼吸法のコツ⑶」
★クロールが泳げるようになるコツ②
★平昌冬季オリンピック編⑤-1″ボブスレー”に詳しくなろう!!(競技の歴史や醍醐味) -
分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年①~「クロールの呼吸法のコツ⑴」
はじめに
ここでは、小学校高学年の水泳の授業で初めて本格的に学習する「クロール」について説明していきます。
小学校低学年では「水に慣れ親しみ」「水遊びを楽しいと思わせる」ことを目標とした、様々な水遊びのポイントなどを記載しました。
そして、小学校中学年では、低学年のときに習得した「水遊びが楽しい」という遊びの感覚から、高学年になって習得するクロールや平泳ぎといった「泳法」へと発展させるために、「浮く運動」と「泳ぐ運動」に分けて水の中での身体の使い方を習得させるためのポイントなどを記載しました。
クロールについて
小学校高学年になると、クロールや平泳ぎでタイムや距離を記録して競っていくことが目標となる中学校に上がる前に、綺麗なフォームでクロールや平泳ぎなどの泳法を身につけることが目標となります。
そして、クロールはあらゆる泳法の中でも、平泳ぎに並んで最も基本的な泳法になりますので、しっかりと身につけさせるようにしましょう。
クロールにおける「呼吸法」のポイント
クロールにおいて、「呼吸法」はとても大切です。まずは、小学校中学年で学んだ「連続したボビング」がしっかり身についているか確認しましょう。
【連続したボビングのチェックポイント】
⑴水中で鼻からブクブクと泡を立てて息を吐き出す
⑵水底を蹴って水上に上がり、口から残りの息を一気に吐き出す
⑶吐き出したと同時に口から新しい空気を吸い込んで再び水中に潜る
これがしっかりと身についていることを確認したら、次はクロールにおける呼吸法のポイントです。
大きく分けてポイントは3つあります。
【クロールの呼吸法のポイント】
⑴顔(頭)を上げようとしないこと。意識するのは「あご」。
⑵形をキチンと作ろうと意識しすぎないこと。クロールの流れを止めないことが重要。
⑶大きく息を吸い込もうとしないこと。
上記の3つが最も大切なポイントです。
それでは、次の記事からこれら3つのポイントについて詳しく解説していきます。
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★分かりやすい水泳の指導ポイント~小学校高学年②~「クロールの呼吸法のコツ⑵」
★クロールが泳げるようになるコツ①
★★平昌冬季オリンピック編①リュージュ競技って何だろう?