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制服の歴史〜ブレザー編〜

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はじめに

現在、学生制服は男女共にブレザースタイルが主流です。このブレザー(blazer)というのは「スポーツ・ジャケット(sports jacket)とも言われ、フォーマルからカジュアルシーンまで着られる幅の広い機能美があります。その起源は18世紀のイギリスまで遡ります。ケンブリッジ大学とオックスフォード大学によるボートレース大会用に作ったジャケット(シングルタイプ)、ポーランド騎兵隊衣装をイギリス海軍が仕立て直した将校制服(ダブルタイプ)、これらが今のブレザーの原型となったようです。今回はこのブレザーと学生制服の歴史についてお話を致しましょう。

学ラン・セーラー服

戦前戦後の時代において日本が制服として採用していたのは男子・学ラン(詰め襟)、女子・セーラー服というスタイルでした。硬派・社会派の気風に溢れていた昭和期において、学生たちは「いかに自分を強く見せるか」という目的を持ちファッションを構築します。その結果として仰々しい刺繍や巨大なサイズ感を示す「長ラン」「ボンタン」「スケ番」といったツッパリスタイルが流行します。この時分、1965年に全国で初めて向上高校(神奈川県)がブレザー制服を導入していますが、世間からこれといった注目はありませんでした。

文化躍進と安定

日本の文化躍進が見られた平成初期、1980年頃からブレザー制服の導入が全国的に始まりを告げます。社会的安定の時代に入った日本において、学生たちが求める美意識は「いかに自分を気高く見せるか」という点だったのです。ブレザーはイギリス発祥の衣服らしい程よい紳士感・淑女感があり、それでいて運動機能を損なう事もありません。まさに時代に求められた制服スタイルだったというわけです。

機能性と個性

現在、ブレザースタイルが学生制服の主流になった実益的な理由が二つあります。ひとつの実益的な理由は温度調整のしやすさ。詰め襟やセーラー服は重ね着をしにくく着脱が難しい一方、ブレザーはその双方共に得意分野です。寒い時はサッとセーターを着込み、厚い時はサッとジャケットを脱げます。もうひとつの実益的な理由は各学校が個性を出しやすい事。形状や色等がある程度固定化されてしまう詰め襟・セーラー服とは違い、ジャケットは形状・柄・色・エンブレム等を柔軟にデザインする事が可能です。学校側の理念を反映したスタイルを造形しやすいという意味で、ブレザーが有用だと捉えられているのです。

まとめ

以上がブレザーと学生制服に関するお話でした。今のところ国内で革新的な制服スタイルの開発はされておりません。しばらくブレザー制服主流の時代が続きそうです。

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