はじめに
ここでは、卓球の指導案作成に役立つ内容をまとめていきます。
・卓球指導案②〜打ち方〜
も合わせて御覧ください。
特性
テーブルの上でネットをはさんでシングルス、もしくはダブルスでラケットを使ってシイ作軽いボールをを打ち合い、得点を競い合うスポーツです。
技能が高まれば、体力と知性をお互いに限界まで刺激し合える運動です。また、男女問わずに、誰とでも楽しめることから、競技としてだけでなくレクリエーションとしてもできる運動とも言えます。
また、ラリーが続くようになると続くこと自体への楽しさを味わうことができ、技能が向上するにつれて強い打球をうちたいなどの意欲が湧いてくるでしょう。
指導
ラリーが続くことへの喜びを感じてもらうことはひとつの目標です。そのためには、基礎的な技能を身につける必要があります。
最終的には、サービス、ストローク、スマッシュの個人的技能を高め、作戦を活かした攻防を繰り広げられるようにしたいです。ルールや作戦を理解することも大切なこと。ダブルスの場合、協力して自分たちの課題を見つけて練習することも大切です。
シングルスの4打法の技能を高める練習やゲームを行い技術を磨きましょう。
指導の流れ
(1)シングルスの4打法の働きのポイントを理解し、課題を発見しながら練習や簡単なゲームをします。
(2)ダブルスの働き方を理解し、技能を身に付けながら練習やゲームを楽しみます。フォアとバックの交互の働きをしっかり意識して練習しましょう。
(3)このあたりで、個々の技術を測るためにシングルスの打法の確認テストをしてもいいかもしれません。
(4)再度自分の課題を確認して集中的に練習しましょう。
(5)最後にシングルス、ダブルスのリーグ戦を行い、勝負の楽しさや喜びを味わいます。
評価
練習やゲームで仲間と協力してお互いの良いところを認め合い、アドバイスなどして積極的に協力しようとしているかを評価しましょう。
同時に、自分で発見した課題を解決するための具体的な取り組みをしているかをみることで判断力も評価しましょう。技能をみるには、シングルスの4打法のポイントを理解してコントロールできているかどうか、ダブルスの2つの働き方がタイミングよくできるかを確認します。
また、ルールや試合の進み方についての知識があるかみることも卓球の特性を理解しているかがわかる点ですね。
【関連記事】
卓球指導案②〜打ち方〜
バドミントン指導案①〜特性・指導・評価について〜
ボールを使ったゲームの3型〜ゴール型・ネット型・ベースボール型〜
【参考文献】
技能を高め、卓球の特性に深く触れる学習
コメント