はじめに
ここでは、跳び箱の指導案を作成する方や、小学校2年生向けに授業を行う先生方に向けて指導の方法などをまとめています。指導案の作成にお役立て下さい。跳び箱の特性や、種目における体や心の目標などを知りたい方は、ページ下部のリンクからどうぞ!
はじめの授業
・教師から児童へ、跳び箱遊びのねらいや進め方、注意点を説明する
・用具の準備や片付けの方法などについて説明をする
・準備運動
・ペアあるいは3~4人のグループを組ませる
・馬跳びなどで、跳び箱をする前に必要な能力や技術を指導する
・実際の跳び箱をどこまで跳び越えることが出来るか、あるいは跳び乗ることが出来るかをチェックする
なか授業
・用具の準備や片付けについても、各児童が協力しあい素早く行うことが出来るように指導する
・チェックシートや感想用紙を各児童に配布し、教師が指定した跳び方が出来ているか、どの児童が上手に跳べているか、また、上手に跳べている児童はどこが違うのかなどを各々記入するようにする
・グループごとで協力しあって、励ましあい、失敗した児童には助言と優しい言葉がけ、成功した児童には「おめでとう」といった、互いを思いやる言葉がけが出来るように指導する
・長い跳び箱や、跳び箱を二つ縦に並べたものを用意し、跳び乗りの状態から、手をつく回数がなるべく少なくなるように跳びおりまで持っていける練習をする。
またその際、実際に何回で跳びおりまでいけたかを、ペアまたはグループごとにチェックし合い、回数を重ねるごとに少なくなるよう工夫させる
・着地が常にひざを曲げた状態で出来ているかチェックし合い、出来ていない場合はどのようにすればいいかを話し合う
・教師は各グループを見てまわり、児童同士でケンカがないか、目標達成に向けて協力して励まし合っているかなどをチェックしてまわる
まとめの授業
・ペアの背中を跳ぶ馬跳び
・助走をつけてロイター板を踏みジャンプして、跳び箱に跳び乗る
・跳びおりのときにひざを曲げた状態で着地する
・縦に二つ並べた跳び箱を、手をつく回数を4回以内で跳び下りることが出来る
・通常の跳び箱で、助走から着地までスムーズに行えるか
・上記の目標に各児童がどこまで達成出来たかを計る
・跳び箱遊びを終えて、各児童がどのような手応えを感じたかなどを、感想用紙に記入させる
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