バスケットボールのねらい
バスケットボールは、それ特有のボールの操作や、身体の動かし方を身に着けることができ、チーム内で戦略をたて、協力してプレイすることをねらいとしています。また、児童が主体的に取り組むことにより、自分の役割を見つけ、他の児童を尊重しながらフェアなプレイができるようになるような指導が必要です。
基本動作
どんなスポーツにおいも、基本動作ができていなければ、試合になりません。バスケットボールも同じで、1コマ45分の授業ならば、約20分は基本動作を練習する時間を設けるとよいでしょう。
バスケットボールの基本動作には主に、パス、ドリブル、シュートがあります。それぞれしっかりと練習してく下さい。
パスの種類
チェストパス
バスケットボールで一番基本となるパスです。両手でボールを持ち、身体全体を投げる相手に向け、自分の胸から相手の胸に向かって投げます。この時、バックスピンを加えると軌道が安定します。
ワンハンドパス
敵のマークが厳しい時などに、チェストパスより素早くパスを出せるのがワンハンドパスです。敵から遠い方の手でボールを持ち、その手と反対の足を一歩踏み出し、手首のスナップを使って投げると良いでしょう。
オーバーヘッドパス
オーバーヘッドパスは、ボールを両手に持ち、あまり後ろに振りかぶらず、頭上から手首のスナップを使って投げます。ジャンプ中にパスを出すのが効果的です。例えば、シュートをしようとジャンプをしたのに見せかけて、オーバヘッドパスをすることで、敵の目を欺けます。
バウンズパス
このパスはプレー中にアウトサイドからインサイドにパスを出すときや、手を上げているデイフェンスの手の下を通るパスを出すときに有効に使えます。敵の足元でバウンドするようにパスして下さい。また、バウンズパスには、両手で投げるパスと片手で投げるパスがあります。
両手で投げるパスに順回転をかけることで、相手に素早く届きます。逆回転をかけると、到達距離が短くなるので、ボールが上にあがり取りやすいパスとなります。
片手でのバウンズパスはステップを踏んで、敵のディフェンスをよけながら投げます。ステップも2種類あり、オープンステップは、片方の手でボールを持ち、それと同じ足を踏み出しながら、身体をスライドさせるようにパスを出します。クロスステップは、ボールを持つ手とは反対の足を踏み出し、ディフェンスをガードしながらパスを出します。
以上、4つの基本パスをご紹介しました。さまざまなパスを練習できるように練習の仕方も工夫してみてください。
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