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長距離が苦手な子どもがマラソンを完走するためのモチベーション維持の仕方

指導案
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はじめに

冬場の体育でおなじみの「マラソン」。長距離が苦手な子どもにとっては苦痛の時間でしかないですよね。今日はそんな子ども達に少しでも楽しく、そして楽に完走して貰える方法を考えてみました。

マラソンの練習が続かない原因

まず、モチベーションが下がる原因はいくつかあると思うのですが、原因としてあげられそうなものを3つ用意しました。
・マラソンを走るための目標が立てられない
・心身の疲労の蓄積がすごくて走る気になれない
・思うように走れず、うまくいかないことの繰り返し

マラソンが苦手、嫌いな子は上記のようなものが原因で苦手意識を持つようになっているかと思います。例えば、体力がなくて疲れやすい…寒いし筋肉痛になるからやる気なんて出ない…など、身体へかかる負担を気にして思い切り走る気になれないというのがよくある話です。

では、どのようにすれば、そのような子たちが「なんとか完走はしよう」と思えるようになるのでしょうか?あくまで仮説ですが、様々な資料を元に考えてみました。

モチベーション高く続ける方法

まずマラソンは走り続けることが必要な競技です。そして走り続けるには、気持ちと練習が必要になってきます。
しかし、2の①でお伝えした、目標が立てられないという件を見ると、そもそもやる気が出ないものに目標を立てるのは結構困難なことだと思います。目標を立てずに走ることは、ただ時間を待つことですら苦痛ですので、その子がやる気になるポイントを見つけてあげなくはなりません。

【好きなものをイメージさせる】

「マラソンが嫌いでも、芸能人の〇〇は好き!」
「マラソンは嫌いでも、給食の〇〇は好き!」

など、マラソン自体は嫌いでも他に興味があるものはいくつか持っていると思います。マラソンを完走するということは、必ずゴールがあるという意味ですので、ゴールしたら何か褒美が待っていると考えさせるのが良いでしょう。

例えば、「ゴール付近には大好きなアーティスト〇〇が立ってる!」など、その子が好きなものをゴールに連想させます。体力が追いつかなくても、気持ちでもう1周頑張れるのがスポーツの強みですので、その子の心が弾むようなものを連想させてあげましょう。

【背筋を伸ばして走ることを勧める】

背筋が伸びていないと、体のバランスが悪くなり、結果として足の負担が大きくなります。お腹の位置を高くするイメージ(※)を持ち(女の子には、下腹に力が入ると引き締め効果もあります!…と伝えましょう!) しっかりと背筋を伸ばして走ればバランスのよいフォームで走れることに繋がります。少しでも前へ進むきっかけをつくれば、距離が進むにつれ、「疲れたな〜嫌だなあ〜」といった余計なことを考える余裕も無くなってきます。

(※)お腹を高くするイメージを持つためには、かかとを上げるほど背伸びをした時のお腹の高さを意識させます。分かりやすいのでこちらの動画をどうぞ!


(https://www.youtube.com/watch?v=aHvJts73OBw)

おわりに

マラソンを完走させるためには、「気持ち」と「負担を少なくする走り方」が必要なことが分かりました。気持ちの面は生徒本人にしか分からないことですので、紙に書くなりして(先生提出用だと気が引けると思うので、自分用のワークシートを作ってあげるとお勧めです)、授業に入ってもらうと良いかもしれませんね。冬場は特に寒いですので、準備運動から楽しくなるようなアイディアを盛り込むのもよいでしょう。簡単なリズムダンスを取り入れるなども楽しくできるポイントになるかもしれません。

参考:EXILE考案のEX体操

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