カテゴリー: 指導案
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中学実習生のためのシンプル指導案⑤ソフトボール実技テスト
はじめに
中学校には、ソフトボールが得意な生徒・苦手な生徒必ずいると思います。
今回は中学校で行われる実技テストについて解説していきます。ソフトボール・実技テスト
中学校で行われるソフトボールの目標は、4つあります。
・正しいスローイングを身につける
・ 遠投距離を伸ばす
・捕球動作を身につける
・バッティング技術を身につける。
「正しいスローイングを身につける」
ここでいう正しさはルールに基づいているかになります。
投球動作に入る前は2秒以上5秒以内、完全静止しなければいけないです。
また投球時に肘と手首が体側を通らなければアウトです。
足の踏み出しはピッチャープレートの幅で前方でなければなりません。
このルールをクリアしていれば合格です。「遠投距離を伸ばす」
これはいかに遠くに投げられるかだけです。
ただ効率よく行いたい場合は、キャッチボール中にテストする事をオススメ致します。「捕球動作を身につける」
ゴロ捕球は転がってくるボールに対して、右から見て右から回り込むといった知識やルールがあります。
実技テストの場合はゴロをしっかり捕球出来てアウトプレイできたかで判断するのがオススメです。「バッティング技術を身につける」
右打者は「右手を上・左手を下」にしてバットを握ります
左打者は「左手を上・右手を下」にしてバットを握ります。
こういった基本的な動作とルールに基づいてバッティング出来ているかで判断すると良いです。この4つが授業目標となっているため、実技テストではこれらを重点に置いて、やるといいでしょう。
実技テスト・効率の良い実施方法
「正しいスローイングを身につける」
これは1人1球投げさせれば、1人当たり30秒程度で終わると思います。
30人いるとして15分もあれば問題ないかと思われます。「遠投距離を伸ばす」
キャッチボールの距離感を伸ばしてテストを行えば、1人ずつ投げさせるよりかは効率よく終われます。「捕球動作を身につける」
バッティングが上手な生徒にノックしてもらえば、さほど困ることはないでしょう。「バッティング技術を身につける」
これに関しましては、ゲームの最中に行うと良いです。
そうすることによって、自然体の評価が出来ます。まとめ
ソフトボールの実技テストは難しいように思えて、ちょっとした知識さえあれば行う事が出来ます。
参考にしてくだされば幸いです。【関連記事】
★中学実習生のためのシンプル指導案⑥ソフトボール授業の振り返り -
中学実習生のためのシンプル指導案④ソフトボールゲーム
はじめに
ソフトボールが得意な生徒・苦手な生徒少なからずいるでしょう。
今回は少しでも生徒が楽しめるようなソフトボールゲームを紹介します。ソフトボールゲーム・事前準備
授業となると、1時間~2時間のうちにソフトボールゲームを行わなければなりません。
事前に試合メンバーを割り振っておきましょう。
メンバーを振り分けるポイントとして、女の子は仲がいい子・男の子は運動能力の平均で分けると良いです。
ソフトボールのライン作業は、生徒にストレッチなどをさせている間にやれば時間の効率化を図ることが出来ます。
ストレッチやライン作業が終わればウォーミングアップとして、キャッチボールを行うとよいでしょう。
ある程度、目途がついたら試合メンバーに分かれてゲームをスタートしましょう。ソフトボール授業・特殊ルール
・プレイヤーを責めない
・ゲームは5イニング
・楽しんでやる「プレイヤーを責めない」
思春期の生徒たちだと、ついついミスする子を責めてしまう傾向があります。
後のトラブルにもなりかねないので、責めるのではなく褒めることを心がけるよう指導しましょう。「ゲームは5イニング」
授業時間内に終わらせる場合は、5イニングが丁度いいです。
後はソフトボール最低限のルールに基づいて、怪我のないように行っていきましょう。「楽しんでやる」
楽しさは学ぶ力です。
どんな事でも楽しんで取り組むことにより、有意義に過ごすことが出来ます。
楽しみながら指導しましょう。まとめ
授業では細かいルールに基づいてやるよりかは、最低限のルールに基づいて行った方が、生徒も気楽に携われると思います。
今回は簡単なルールと授業進行について紹介しました。【関連記事】
★中学実習生のためのシンプル指導案⑤ソフトボール実技テスト -
中学実習生のためのシンプル指導案③ソフトボール基本練習メニュー
はじめに
ソフトボールが得意な生徒・苦手な生徒少なからずいるでしょう。
今回はソフトボールの基礎練習・応用練習を紹介します。
興味を持っていただければ幸いです。ソフトボール・基礎練習メニュー
・グローブ着用ランニング
グローブを着用したまま、ランニングします。
グローブになれるのが、主な目的です。・キャッチボール
近い場所から遠い場所に距離を伸ばしていって、最後は近寄って行うのが基本です。
ボールを投げる距離感が学べます。・バッティング練習
打撃の基本練習は素振りです。
まずは素振りをしてバッドに慣れましょう。・走塁の練習
ソフトボールは塁間が狭いです。
ちょっとしたミスで次の塁間を狙えます。
日頃から走塁練習する事によって試合で活かすことができます。ソフトボール・応用練習メニュー
・ノック
内野手・外野手で守備を構え、ゴロ・ライナーを補給する練習です。
怪我に注意しながら行いましょう。・バッティング・ピッチング練習
投手・打者がいる状態でバッティング練習・またはピッチング練習を行います。
打つ感覚や投げる感覚を身に着けることが出来ます。・3人ノック1走者
ファーストに走者を配置します。
セカンド ショート ファーストに配置をしてノックを待ちます。
捕球したボールは、走者のタイミングに合わせてアウトを取るようにしましょう。
タイミング練習であったり、カバーに行ったり、連携力が養われます。まとめ
ソフトボールの基本練習・応用練習を知ることによって、しっかりとした授業を行えます。
指導者を目指して一歩ずつやっていきましょう。【関連記事】
★中学実習生のためのシンプル指導案④ソフトボールゲーム -
中学実習生のためのシンプル指導案②ソフトボール基礎知識
はじめに
ソフトボールが得意な生徒・苦手な生徒必ずいると思います。
今回はソフトボールのルールを試合・投手・打者に分けて紹介します。ソフトボール・ルール試合
ソフトボールの基本的なルールは、ほとんど野球と変わりありません。
・ダブルベース
打者はオレンジ色のベースにタッチします。
野手はホワイト色のベースにタッチします。
走者はどちらのベースにタッチしても大丈夫です。・試合メンバー
ソフトボールの試合は9人で行います。
ただしDP(打者専門)・FP(守備専門)を試合メンバーに入れると10人で試合を行うことも出来ます。
DP・FPは先発メンバーに含めなければいけません。
DP は守備も兼ね備えることが出来ます。その逆も可能です。
DP・FPの選手は途中交代を行うことが出来て、再入場することも出来ます。
DP ・FPが再入場するさいは、交代した選手と変わらなけれべいけません。・リード禁止
ソフトボールの場合は、野球と違って塁間が20mしかありません。
その為リードが禁止になっています。ソフトボール・ルール投手
・投球練習
投球練習は1分以内に5球まで行えます。
2回目以降は3球までとなります。・ピッチャーズサークル
ピッチャーは投手板を中心としたピッチャーズサークルで投球することがルールになっています。・ウィンドミル投法
腕を回転させて投げる方法をウィンドミル投法といいます。
投手はウィンドミル投法(下投げ)で始めなければなりません。後は野球のルールと一緒です。
打者のルール
・打者の構え
打者は球審が「プレイ」を宣言したら、10秒以内に打撃姿勢をとらなければなりません。・バッターボックス
打者はバッターボックスに入った状態で打撃をしなければなりません。
片足でもバッターボックスが出た場合は、アウトになります。
バッターボックス外に出た状態で、戻って打ってもアウトです。後は野球のルールと一緒です。
まとめ
生徒の中にはソフトボール経験者がいる可能性もあります。
ヤンチャな生徒も必ずいると思われます。
問題を起こさず安全性に考慮して、なおかつソフトボール経験者に揚げ足を取られないよう、授業として成り立つルールを紹介しました。【関連記事】
★中学実習生のためのシンプル指導案③ソフトボール基本練習メニュー -
中学実習生のためのシンプル指導案①走り幅跳び導入
はじめに
中学校には走り幅跳びが得意な生徒・苦手な生徒必ずいるでしょう。
今回は、走り幅跳びの始りから楽しさを紹介します。走り幅跳び・はじまり
古代オリンピックから走り幅跳びは存在しており、とても歴史がある競技です。
古代オリンピックでは、花形競技と言われておりとても人気があったそうです。
当時、選手は全員裸だったそうです。
また石などで作られたハルテーレスという重りを両手に持って飛んでいました。
競技は笛の音に合わせて、行われていて現在でも受け継がれています。
1991年アメリカのマイク・パウエル選手が記録した8m95が今もなお世界最高記録として受け継がれています。
走り幅跳びは、ただ遠くに跳べばいいのではなく極めていくと、色々と奥が深い競技です。
古代オリンピックでは16mを跳んだ選手がいたという説が受け継がれています。
どういったルールを用いてやったのかは解明されていなくて、本当かどうかは分かりませんが、もし本当だったら人の可能性を感じられます。走り幅跳び・楽しさ
走り幅跳びは、ただ跳んでいる人を見るだけでは、興味のない人は面白みに欠けるかもしれません。
しかし、実際に何度か跳んでみると、着地点が変わってきます。
そうすると目の前の景色が若干違って見えるため、ちょっとした不思議な感覚を覚えるそうです。
また自分の中で最高記録を出した日には、生まれ変わった感覚も得られるみたいです。
走り幅跳びは、大きく分けると4つで構成されています。
・助走
・踏み切り
・空中での姿勢
・着地
これらを1つ1つ極めていくと、記録を伸ばしていけるそうです。
指導者として、走り幅跳びの奥深さに触れてみてはいかがでしょうまとめ
走り幅跳びが得意な生徒・苦手な生徒少なからずいると思います。
まずは知るという事が大切ですから、走り幅跳びについて楽しく説明してみてはいかがでしょう。【関連記事】
★走り高跳び指導案①~特性・指導・評価について~ -
部活中に起きやすい怪我と対処法⑪ボート・カヌー
はじめに
あまりメジャーではなく、マイナーどころの部活動となりますが、ボート・カヌーという競技があります。湖面や川を滑るように漕いで行くスポーツですね。このボート・カヌーといった競技ではどのような怪我をしやすく、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ボート・カヌーで起こしやすい怪我とは?
ボート競技やカヌーでは、体全体を使って、思いっきりオールを引く運動をします。そのために膝や腰に痛みが走りやすく、劇症化すると立つこともままならなくなります。これはキャッチ姿勢から発揮したパワーをフィニッシュ時に腰で受け止めるので、腰椎部に大きな負担がかかるために起こると考えられています。あとは、肋骨疲労骨折も起こしやすいようです。腰への負担はやがて椎間板ヘルニアへと変化していきますので、注意が必要です。
ボート・カヌーによる怪我の対処法とは
椎間板ヘルニアを起こしやすい選手の多くは、キャッチ姿勢、骨盤が後ろに最大限下がる姿勢、股関節が最大限に伸びる姿勢のとき、すべてにおいて股関節の角度が広く、動きが大きいことがわかりました。ですので、オールを引く運動をするときの姿勢、フォームを研究し、無駄のないフォームを身につけることが怪我への対処法となると考えられます。
まとめ
ボート競技やカヌーでは、体全体を使って船を漕ぐ動作をして、その負荷は腰にかかりやすいということでしたね。その為、腰への負担が椎間板ヘルニアを引き起こしやすいようです。椎間板ヘルニアを起こしやすい選手を研究した結果として、フォームが大きいといった共通点が見られ、オールを引く運動をするときの姿勢、フォームを研究して無駄のないフォームを身につけることが怪我の予防となることがわかりました。
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★部活中に起きやすい怪我と対処法⑫競技ダンス -
部活中に起きやすい怪我と対処法⑩陸上走り幅跳び
はじめに
部活の中でも陸上は人気のあるスポーツです。陸上競技の中でも陸上走り幅跳びというものがあります。この陸上走り幅跳びではどのような怪我を起こしやすいのでしょうか。そして、どのような対処法があるのでしょうか。ご紹介したいと思います。
陸上走り幅跳びで起こしやすい怪我とは?
陸上走り幅跳びで起こしやすい怪我としては、捻挫が挙げられます。捻挫とは関節の骨と骨を繋ぐ靭帯を痛めた状態のことを指します。次に肉離れが挙げられます。柔軟運動を十分せずに急な運動をした際に筋繊維が断裂してしまう症状です。そして、シンスプリントが挙げられます。シンスプリントとは、下腿部の中央から下部の内側の痛みのことを指します。こちらも十分な柔軟をせずに急な運動をした際に起こりやすい症状です。あとはオスグッド病というものがあります。10歳~15歳くらいの成長期に過度な練習を行うとオスグッド病になりやすいと言われています。最後に、走り幅跳びの選手がなりやすい怪我のひとつにジャンパー膝というものがあります。ジャンプを繰り返すことで膝に負担がかかり内部に炎症を起こすというものです。
陸上走り幅跳びによる怪我の対処法とは
怪我の対処法としては、まず、事前に十分な柔軟運動、準備運動を行うことが怪我の予防に繋がり、一番の対処法となります。怪我をしてしまった場合には、RICE処置という応急処置を速やかに実施する必要があります。簡単にいうとアイシングをしましょうということです。正確には違うのですが、そこは対処法②サッカーで触れています。怪我をしてしまった場合は、この処置を速やかに行った後、専門の整骨院などの病院で診断を受けましょう。怪我の後は安静にして、一日も早く完治を目指すということが大切です。こういった目に見えない怪我は、慢性化しやすいので、怪我を放置したせいで慢性化して引退を余儀なくされる選手も多くいます。
まとめ
陸上走り幅跳びでは、捻挫、肉離れ、シンスプリント、オスグッド病、ジャンパー膝といった怪我をしやすいと言えます。怪我をしないための対処法としては、事前にしっかりと柔軟運動や準備運動を行うことでした。怪我を負ってしまった場合には、RICE処置を行い、アイシングをしっかりとして安静にした後、整骨院など専門医で観てもらうことが大切ということがわかりましたね。
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ゼロから始める跳び箱入門④開脚跳びができない原因
はじめに
跳び箱の基本の技といえば開脚跳び。基本の技でも、綺麗にパッと足を開いて跳び箱を跳べたらかっこいいですよね。でも跳び箱を越えられず跳び箱の上に座り込んでしまうなどの失敗はよく見受けられます。何故失敗してしまうんでしょうか!開脚跳びに失敗してしまうポイントはいくつかあるのでそれを紹介します。
助走~踏み切りでの問題点
・助走の距離が適切でない
助走は短すぎても長すぎてもいけません。跳び箱の高さにもよりますが、最初は大体5~6m程度の助走で大丈夫だと思います。勢いだけがあってもだめですし、なさすぎてもだめです。ひとによって踏み切りまでに丁度良い距離も違うと思うので、色々試して探してみてください。助走の質は踏み切りに関係します。・踏み切りがきちんとできていない
踏み切りはロイター板の奥の方を踏んで行います。ロイター板の手前で片足で跳び、そのポイントをめがけて両足で着地、力強く踏み切り前へ跳びます。助走→踏み切りの流れをロイター板のみで練習して助走の距離と踏み切りまでのリズムの感覚を掴みましょう。
着手に問題がある
ロイター板で踏み切ったあとは跳び箱に手をつきます。まず跳べない時は手をついている位置を確認しましょう。しっかり奥の方についていますか?腕を伸ばし跳び箱の奥の方に手をつかないと跳べません。
しかしただ手をつくだけでは跳べません。うまいこと体重移動する必要があります。その感覚を身につけるために、以前準備運動で紹介した馬跳びや、その後紹介したウォーミングアップを行いましょう。精神的な問題
特に初めての場合は跳び箱をより怖く感じると思います。助走したくてもつい勢いを弱めてしまったり、踏み切りも強くできなかったり。その場合はロイター板なしで踏み切り板を用いて低い跳び箱からチャレンジして段々高くしたり、やわらかい跳び箱を用いて失敗したら痛いという恐怖を取り除くなどして少しずつ跳び箱に慣らさせましょう。
まとめ
開脚跳びは技術的に言うと除草、踏み切り、着手の三つのポイントをしっかり押さえれば簡単に跳ぶことができます。自分ではそのポイントを確認できないので友達同士で確認して指摘しあうのも楽しいですよ!
跳べない原因には繋がりませんが、最後の着地ももちろん大切です。失敗すると怪我の原因になります。跳び箱をする際はふざけずに全て抜かりなく。程よく緊張感を持って楽しくやりましょう!【関連記事】
★【中学校の授業】基本を抑えよう、跳び箱開脚跳 -
ゼロから始める跳び箱入門③ウォーミングアップ
はじめに
跳び箱のウォーミングアップについてです。いきなり跳び箱を目の前にしてさあ跳ぼう!と言われてもなかなか跳べませんし、事故や怪我に繋がります。まずは跳び箱に慣れるところから始めましょう。そのためのウォーミングアップを紹介します。
着地のためのウォーミングアップ
跳び箱のみでなく恐らく全ての器械体操の最後を締めくくる、着地。最後の美しさを決めるのは着地です。また着地をしっかりできないと怪我にも繋がります。着地は最も大事なポイントだと言っても過言ではありません。着地をしっかり行うためのウォーミングアップを紹介します。
・手叩き跳び下り
跳び箱から手を叩きながら跳び下り、着地します。その時手を叩いた回数は数えて記録しましょう。この数を競うと楽しいと思います。数の判定の際、着地は注目されるのでしっかりした着地を意識できるようになります。・開脚跳び下り
跳び箱から開脚をして跳び下ります。開脚の綺麗さも気にしながら、着地は両足を揃えてしっかりと。段々高さへの恐怖も薄れてくると思います。・2分の1ひねり跳び下り
名の通り、跳び箱から半回転して跳び下ります。ぴったり跳び箱を向いてしっかり着地できるようにしましょう。
どれを行うときも着地後の腕を上げ伸ばすフィニッシュポーズは心がけましょう。
着手と体重移動のためのウォーミングアップ
・またぎ乗り、またぎ下り
数歩の助走で跳び箱に手を着き跳び箱に跳び乗り、その後座った状態から再び手を着きお尻を浮かせ、跳び箱から下りる。この時、切り返し系の運動と同様にしっかり跳び箱の奥に手をつくことを意識するようにしましょう。この運動をすることで体重移動の感覚が掴めるようになります。
・跳び乗り
数歩の助走の後踏み切り、跳び箱に両手をついて両足で跳び箱の上に乗ります。この時踏み切りはしっかり意識するようにしましょう。・うさぎ跳びからの開脚下り
高さの異なる三つの跳び箱を三つ用意できれば可能なウォーミングアップです。跳び箱を小さい方を一番手前にして高さ順にくっつけて並べて行います。必要不可欠な準備運動でお伝えしたうさぎ跳びで跳び箱を一回、二回と上がり三回目で開脚跳びをして下ります。下の動画の18秒~27秒を参考にしてください。
まとめ
いきなり跳び箱を跳ぶのは厳しくてもウォーミングアップをして感覚を身につければできるようになるかもしれないですよ!またウォーミングアップは怪我の防止にも繋がります。踏み切り、着手、着地と、跳び箱は失敗すれば怪我をしてしまうかもしれないポイントが多いです。ウォーミングアップは怠らないようにしましょう。
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ゼロから始める跳び箱入門②必要不可欠な準備運動
はじめに
跳び箱は実はとても危険です。組体操の危険性ばかり注目されていますが、実は事故件数は跳び箱の方が圧倒的に多いんです。首を骨折してしまう事故もありましたし、死亡事故もありました。
いちばん気をつけて取り組まなければならないのが跳び箱なんです。楽しく安全に跳び箱をするためにも、準備運動は絶対に欠かせません。ストレッチ
怪我予防のためのストレッチです。ストレッチにはラジオ体操など、動的ストレッチが効果的です。リズミカルに体を動かすことで筋肉をほぐすことができます。跳び箱は全身を使う運動です。ラジオ体操なら、全身をほぐせる素晴らしい準備運動になるのでぜひ行いましょう。跳び箱は特に手首や足首の怪我が多いので怠らないようにしましょう。
その他簡単な準備運動
・ランニング
助走の練習です。全力疾走ではなく軽く、ジョギング程度です。テンポよくやることが大事なので、ハイテンポで軽快な音楽に合わせて走るといいかもしれません。・うさぎ跳び
スクワットしながら移動するものではなく、小学校の体育でやる「折り返しの運動」に含まれる、うさぎのように手と足でぴょんぴょん進む運動です。まずしゃがみ、軽く跳びつつ少し遠くに手をついて手の間に足を着地させるという一定の動作をリズムよく続け、真っすぐ進みます。手、足、手、足とテンポよく続けることが大切です。本物のうさぎの跳び方をイメージすると上手くできると思います。これも跳び箱で大切なリズムを掴むための準備になります。
・手押し車
腕を地面につき、誰かに両足を持ってもらい手のみで前に進む運動です。跳び箱をはじめ様々な運動に欠かせない腕支持の感覚が身に付きます。跳び箱にしっかり手を付けられるようになるので怪我も減ります。
馬跳び
ひとりが馬になり、もうひとりがそれを跳び越すというもの。跳び箱と動きがほぼ同じで準備運動にもなりますし、跳び箱が苦手な方にとっては跳び箱への恐怖心を減らす良い練習にもなります。手のつく位置、跳ぶタイミングなどをはかっているうちに跳ぶのに必要なコツもつかめるようになりますよ。徐々に高さを高くしたり友達同士で交代しながらやるのも楽しいです。
まとめ
実は事故の多い跳び箱。教育指導要領にも含まれる、体育では欠かせない種目です。できるようになると楽しいので、準備運動をして怪我なく楽しく取り組みましょう!
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