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カテゴリー: 指導案

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    クロールが泳げるようになるコツ①

    はじめに

    水泳の基礎的な泳法の1つ、クロール。平泳ぎや背泳ぎよりもまず最初に行っている学校が多いと思います。
    とは言っても、慣れていないと上手く泳げない子どももたくさんいるかと思いますので、どのようにすればクロールが泳げるようになるのかまとめてみました。

    そもそも泳ぐことに慣れるにはどうすればいい?

    「泳ぐこと」そのものが苦手な子にはどのように指導すればよいのでしょう? そもそも泳ぐことが苦手になってしまう理由を考えてみました。

    ・水が鼻に入るのが嫌だ
    ・どれだけ頑張って泳いでも沈んでしまう
    ・上手く泳げなくて笑われたことがある

    安易に水に慣れましょう、といって授業をスタートするよりも、まずはその子が泳ぐことに関して「何を苦手としているのか」を探っていく必要があります。苦手な部分が分かったら、そこを重点的に絞って出来ない部分を出来るようにしてあげましょう。

    クロールを分解する

    出来ない部分が分かれば、泳がせた時どの部分で躓いているかを見分けることが出来ます。今回はクロールを分解して考えてみましょう。

    【クロールを分解】
    ・キック
    ・バタ足
    ・手のスクロール
    ・息継ぎ

    〜キック〜
    だいたいの子どもは、キックは問題なく出来る子が多いと思いますが、時たま上手くキックが出来ない子もいます。姿勢が真っ直ぐでないと、安定した伸びができないので、陸上でキレイな姿勢を作って、気持ち背中を反り気味もしくは丸め気味でいくようにその子の状態を見て指導してあげましょう。

    〜バタ足〜
    クロールの基礎と言って良いバタ足。上手く出来ない理由は足の動かし方にあります。例えば、自転車のように足を漕いでしまったり、膝が曲がりすぎて走るような形になってしまったり、逆に膝を伸ばしきって股関節からバタ足をするなど、その子によって要因は様々。正しいやり方を統一してスムーズに進めるよう教えてあげましょう。

    《補足》バタ足のコツ
    段差の少ない階段を降りるようなイメージで行おう。

    (https://youtu.be/7DKeVPyY-yU?t=10s)

    太ももを締め、膝・かかと・親指でひし形を作り、甲足首を柔らかく使えるようにしよう

    (https://youtu.be/y0eNqCC9ggg?t=10s)

    脱力し足の甲で水面を叩くように行おう

    (https://youtu.be/akaiZ0pwCYY?t=10s)

    続き

    クロールが泳げるようになるコツ②」へ!

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    よく分かるフォークダンス指導方法

    はじめに

    学習指導要領の中にも組み込まれている、フォークダンス。音楽は聞いたことあるけど、その歴史や指導法はイマイチピンとこない方も多いのでは?今日はそんな方に向けた記事を書いていきたいと思います。

    フォークダンスのルーツとは?

    よく耳にする「フォークダンス」ですが、これらは民俗舞踊のことを指しており、狩りの収穫を祝って踊ることがルーツといわれています。日本には、第二次大戦後の長崎に教育担当官として駐在した米国人、ウインフィールド・P・ニブロ氏の活動がきっかけとなり、昭和20年代に全国に普及したのが始まりです。学校の運動会が神社や寺の境内で主催されていた時代に行っていた盆踊りがルーツという説もあります。

    昭和31年に設立した「日本フォークダンス連盟」は、現在全国都道府県に合計49の支部が設けられており、各支部に所属する会員は合わせて約10万人ほどの大きな組織になりました。5種目のダンス(※)の普及に加え、学校教育での指導サポートや高齢者の方々に楽しんでいただくレクリエーションの手伝いなど、幅広く活動しています。

    (※)フォークダンス・日本民踊・スクエアダンス・ラウンドダンス・レクリエーションダンスの5種類のこと

    フォークダンスで一番大事なこと

    フォークダンスのメリットは、
    ・シンプルなステップで一体感を感じられる。
    ・手と手を取りあうことで友情が生まれる。
    ・言葉や文化、年齢の違いを超えて、みんなでひとつになれる

    などがあります。同じダンスでも、互いに手を取り合い、顔を向け合って行うフォークダンスは、リズムを通じてコミュニケーションがとりやすくなる種目とも言えます。特に、思春期に入る子ども達は同じグループで固まってしまう可能性が高く、授業を通して普段話せないクラスメイトとのコミュニケーションを取るきっかけにもなります。自然と仲間意識を持たせることが期待できるので、恥ずかしがらずに取り組ませることが最も重要になります。

    指導方法

    【動画を見せる】

    普段なかなかしないような動きやステップをするので、まずは生徒たちに大枠を把握してもらう必要があります。実際に先生同士でやっているのを見せるのも良いですが、授業を進める先生が単身の場合は動画に頼りましょう。音楽を覚えるきっかけにもなります。

    ▼最もポピュラーとも言える「コロブチカ」
    「コロブチカ」は、TVゲーム「テトリス」のBGMとしてすっかりお馴染みとなったロシア民謡ですね。このような小ネタを入れてあげるのも、授業がもりあがるきっかけになります。


    (https://youtu.be/LhQv6S1OJpI?t=3m19s)

    【踊りの説明は言葉を付けを】
    フォークダンスを楽しむためには、まず踊りを覚える必要があります。普段ダンスをしない生徒にとっては、ダンスを覚えること自体が難しい可能性が高いので、楽しく覚えやすい授業をすることが重要です。

    例えば、上記のコロブチカの場合ですが、音楽に合わせ「右に回って♪、左に回って♪、手を取り合ってま〜わ〜る〜♪」など、踊りながら次の動作を口頭で伝えてあげると、覚えやすくなります。脳の運動野は、体を動かし実際に筋肉が動くと、この刺激が脳に戻ってくるという回路があるため、体を動かしながらの方が覚えが良いとも言われているからです。これを先生がいうだけでなく、子ども達も口走りながら行うとより暗記しやすい環境を作れます。

    【明るい反復練習】
    大枠のダンスが把握できたら、あとは反復練習です。何度も音楽をかけ、かならず水分補給を行って授業を進めましょう。

    全国のすごいフォークダンス

    ▼メキシコ民族舞踊団アウィスラ
    普段あまり聞かないような音楽や踊りなのでとても新鮮ですね。民舞踊ということもあり、衣装もたいへんお洒落です。


    (https://www.youtube.com/watch?v=zNhADb3wpG4)

    ▼「ポロネーズ ウロチスティ」
    日本フォークダンス連盟よりお借りしました。大人数で迫力がありますね。


    (https://youtu.be/hLsjk-1UBKE?t=1m4s)

    さいごに

    「ダンス」が中学校の学習指導要領で必須となり、これまで球技や水泳、マット運動などが中心だった体育教科の指導も経験がないと難しくなってきたように感じます。しかしフォークダンスは、HIPHOPや創作ダンスに比べると、基本ルールもあり、ステップやリズム取りが簡単なので生徒にとっても取り組みやすいもの。先生も生徒もダンス1年生(初心者)と考えれば、どのような点で躓くかも予想が付きやすいです。どのようにすれば子どもたちに伝わるかは、ダンス初心者の先生ほど理解がしやすいかもしれませんね。

    はじめにお伝えした「日本フォークダンス連盟」では、フォークダンス指導専用の資料も販売していますので、授業の教材として使ってみてもいいかもしれませんね。

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    岡山だけ?Aバッジってもらった?

    はじめに

    皆さんは「Aバッチ」という物をご存知でしょうか?見た目は学級委員や委員会のバッチのように見えますが、実は体育の授業の体力テストでA評価をもらった子にもらえるバッチです。体力テストでA評価をもらっても賞状やカードしかもらったことがない、という方も多いと思うのですが、、実は47都道府県中、1つの県でしか取り入れられていない制度だということが分かりました。あまり聞かない話だと思うので、ぜひ授業の小話に取り入れてみて下さい!

    (写真お借りしています)
    http://okirakuda.exblog.jp/16482272/

    体育の授業のAバッジってしってる?

    さて、このAバッジ制度がある都道府県ってどこなのでしょう?中国地方にある、岡山県です。桃太郎に出てくる“きびだんご”が有名な県ですね。今回は岡山県の教育委員会に電話をしてAバッチが作られた経緯を聞いてみました。

    何が目的でバッジ制度が出来たの?

    岡山県教育委員会担当者様に質問をしてみました。

    SATOSHI「他県は賞状のみの授与なのですが、なぜ岡山県にはバッチがあるのでしょうか?」

    教育委員会様「詳しい文献が残っていないので始まりの経緯が分かりかねますが、岡山県では、子ども達の体力が向上するために総合評価Aを取得した児童生徒に対して優秀章(バッジ) を配布バッチを授与しています。賞状ももちろんですが、バッチが欲しい!という気持ちで体力テストに望むことにより、運動する機会を増やし、より運動へ興味を持ってもらうきっかけづくりをしています。」

    ということでした。ちなみに、昔は「1級バッチ」と呼ばれていたそうです。

    まとめ

    Aバッチ制度を取り入れることで、岡山県では「Aバッチを取るぞー!」と子ども達が意気込んでいる様子が多々ブログでも見受けられます。それだけ「Aバッチ」の存在が大きく、体力テストに気持ちが入りやすい理由にもなっているのでしょうね。

    さらに、岡山県では「みんなでチャレンジランキング事業(H 18 年度より実施)という取り組みも行われており、小学生等が学級またはグループ単位で様々な運動にチャレンジし、ホームページ上でその記録を競い合って運動の習慣化をはかっていることも分かりました。Aバッチを始め、今後も岡山県の運動に対する取り組みに注目ですね。

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    【小学校】運動会の代名詞〜騎馬戦〜

    はじめに

    競争心が高まる騎馬戦。昔から運動会の定番にある競技ですが、近年は組体操や、組立体操に並び見かける頻度が減ってきているようにも思えます。今日はそんな騎馬戦のルーツから、全国の運動会での騎馬戦の様子を見れる記事にしたいと思います。

    騎馬戦のルーツとは?

    頭の帽子の取り合いをイメージすると、戦争などの争いごとがルーツのように感じますが、実はもともと政治運動が騎馬戦の始まりということがわかりました。
    国会が無かった時代、国会を開くことや憲法を作ることを主張した政治運動=自由民権運動がきっかけです。当時は政府の力が強く、 自由民権運動が激しく弾圧された時代で、政府に反対する自由民権の志士たちは、意見を堂々と言うことができず 街中で演説することや、デモ行進、集会を開くことなどが法律で禁止されていました。

    そこで、自由民権運動の壮士たちは、自分たちの主帳をどのようにして聞いてもらおうかと考え、 運動会に目をつけ 「最近流行の運動会をするのなら、演説でもないし、デモでもないから弾圧されないだろう、壮士運動会 と称するイベントを開催し、そこで政権争奪騎馬戦「自由の旗奪い合い」といった競技を創り出そう!」と考えました。騎馬戦は、「誰が政治のリーダーになるか」を競う姿をゲ ームにしたものであり、競技にまぎれて彼らの言い分を国民に聞いてもらうためのものだったのですね。

    日本全国のすごい運動会〜騎馬戦〜

    ▼2016年 六甲学院体育祭騎馬戦
    円の中で競うタイプの騎馬戦です。とて、斬新ですね。


    (https://youtu.be/KwVtaPxktZ8?t=4m44s)

    ▼2014年 東福岡高校体育祭 騎馬戦
    まるでアメリカンフットボールのようなコンタクトが激しい騎馬戦!

    (https://www.youtube.com/watch?v=me8l-UPhoFc)

    ▼自衛隊の方の騎馬戦
    習志野駐屯地創立記念行事にて。個人プレイではなく、3チーム制で行っているのが印象的ですね。まるでバスケットボールやサッカーの試合のようです。


    (https://www.youtube.com/watch?v=tAqr_XWg00I)

    さいごに

    騎馬戦の歴史に触れたので、もうひとつ騎馬戦と肩を並べた競技を紹介します。昨年テレビでも取り上げられていた「棒倒し」。騎馬戦は「だれが政治のリーダーになるか」を競う姿をゲームにしたものと対象に、「棒倒し」は当時の政府を倒す意味をこめて作られた、競技でした。現在の運動会は、これら2つの競技を行う中で合間にデモを行い「議会をつくれ 「政府反対」と言いながら、民選議会(国会)の設立を訴え薩長藩閥内閣の打倒を叫んだことが発祥とされています。

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    【小学校】運動会の代名詞〜綱引き〜

    はじめに

    シンプルで、やって楽しく、観ていて面白い綱引きは、チームワークの重要性やコミュニケーションの形成にも役立つ競技です。運動会でのイメージが強いですが、なんと過去にはオリンピックの正式種目にもなったんだとか?その秘密を探ってみましょう。

    綱引きのルーツとは?

    綱引といえば、運動会での一種目というイメージが強いですが、古来より世界各地で様々な方法で行われていたことが起源とされています。例えば、豊作を祈る行事、争いごとを鎮める手段、領土を獲得する方法 ・日本でも豊作、豊漁を祈願する神事として各地で行われてきました。

    「いつでも」「どこでも」「だれでも」参加できるスポーツ として、小中高等学校、企業の運動会や地域のレクリエーションで行われているのが主流ですが、日本綱引連盟を軸とし、競技としての綱引も広く行われています。

    1980年、スポーツ競技としての綱引が日本に紹介され、翌年から全国大会が主催されるようになり、なんと過去にはオリンピックの正式種目として綱引きが取り入れられています。(・第2回パリ大会(1900 年)から第 7 回アントワープ大会(1920 年)まで )
    現在も世界的な大会は続いており、世界インドア綱引選手権大会(2004 年スコットランド)では男女共に日本が金メダルを獲得するほど。体育の授業の幅を超えて世界までいっているのには驚きですね。

    日本全国のすごい綱引き

    ▼全国最大規模の大曲(秋田県)の大綱引
    現在でも行われている伝統的な秋田県の行事です。


    (https://www.youtube.com/watch?v=lL3RjN62lOI)

    ▼こんな角度の綱引きは見たことない!
    2015全日本綱引選手権大会(男子決勝)のようすです。


    (https://youtu.be/cHLBeMMdrug?t=12m43s)

    ▼那覇大綱引きの様子
    沖縄県那覇市にて、毎年10月に行われる恒例行事です。


    (https://www.youtube.com/watch?v=GgiuGcsB7bY)

    ▼綱引きの世界大会
    2016年に行われた世界大会の様子。日本勢頑張ってますね!


    (https://youtu.be/OF5CzqVYv4A?t=1m14s)

    ▼綱引きで負けない必勝方法
    身体を正面にして綱にもたれかかるのがいいのだとか。確かに全日本の綱引大会の様子を見ると、みんな正面を向いていますね。


    (https://www.youtube.com/watch?v=coVgCHwYsNg)

    さいごに

    調べてみると、綱引きには他ジャンルがあることも分かりました。1本の綱ではなく2本の綱をクロスさせるか4本の綱を使用し、4方向から同時に綱を引く「四方綱引」。出雲が発祥で全国大会も開催されているように、あらゆる地域で伝統文化として綱引きが残っていることが分かります。シンプルだからこそ、勝敗を決めるのが面白い綱引き。

    年一回の運動会に限らず、祭りや地域イベントなど生活に触れる機会がもっと増えればいい【小学校】運動会の代名詞〜リレー編〜
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    【小学校】運動会の代名詞〜リレー編〜

    リレーってなんだろう?

    陸上競技や水泳競技(競泳参照)などにおいて,チームの成員がそれぞれ一定距離を分担して走りあるいは泳いで順次受け継いで行うチーム対抗レース。陸上競技では,各人とも同一距離を走るもの(オリンピック種目は男女とも400mおよび1600mの4種目)と,スウェーデンリレーのように,各人が異なった距離を走るものがある。
    陸上運動は,「短距離走・リレー」,「ハードル走」,「走り幅跳び」,「走り高跳び」で内容を構成している。

    これらの運動は,走る,跳ぶなどの運 動で,体を巧みに操作しながら,合理的で心地よい動きを身に付けるとともに,仲間と速さや高さ・距離を競い合ったり,自己の目指す記録を達成したりすることの楽しさや喜びを味わうことのできる運動である。

    陸上運動の学習指導では,合理的な運動の行い方を大切にしながら競走(争)や記録の達成を目指す学習活動が中心となるが,競走(争)では勝敗が伴うことから,できるだけ多くの児童に勝つ機会が与えられるように指導を工夫することが大切である。一方, 記録を達成する学習活動では, 自己の能力に適した課題をもち,適切な運 動の行い方を知って,記録を高めることができるようにすることが大切である。

    リレーのルーツとは?

    「relay」とは、「後ろに残す」という意味を持つラテン語が15世紀頃英語化されたものと言われています。これが転じて、「受け継いで次々に渡す。交代する。中継。」という意味を持つようになり、1893年にアメリカで「リレー」という競技が誕生しました。当時、アメリカの東西に渡って郵便をリレーして配達する馬から発想を得て、バトンを受け渡して走るリレーを思いついたのがきっかけです。

    オリンピックで初めてリレー競技が行われたのは、アメリカでのリレー誕生から15年後の1908年ロンドン大会で、メドレーリレーが行われました。日本で初めて正式にリレー競技が行われたのはさらに後で、1913年。今ではオリンピックでメダルを獲得するなどにまで成長しました。

    日本全国のすごい運動会〜リレー〜

    ▼見ごたえのある部活動リレー


    (https://youtu.be/oq7JabWs9Yk?t=46s)

    ▼追い抜き方が参考になります


    (https://www.youtube.com/watch?v=YCL8mpD7-Fk)

    速く走るにはどうすれば良いの?

    競歩からのランニングで、速く走れる方法をご紹介します。

    ★リオ五輪日本代表チームの練習に学ぶ★
    銀メダルを勝ち取った、日本独自の練習方法とは何だったのでしょう?

     【バトンパス】
    殆どの国が取り入れているバトンパスは「オーバーハンド・バトンパス」です。一般に運動会などで行われているのもこちらで、バトンを持つ渡し手ともらい手が大きく腕を伸ばしてパスを行います。

    これに対して、今回日本が五輪で取り入れたのが「アンダーハンド・バトンパス」です。特徴として距離がつまらずスペースが生まれ、受ける側の腕がふりやすくなり加速度が増します。

    さいごに

    運動会の花形とも言えるリレー種目。買っても負けても走りきることで生まれる緊張感やチーム力は、他の競技では味わえないものかと思います。しっかりと子供が成長する機会としてのリレーや、指導方法を見つけていきたいですね。

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    【小学校】運動会の代名詞〜組体操編〜

    はじめに

    運動会や体育大会のパフォーマンスの一部として披露される「組体操」。ハイレベルな技の挑戦からの怪我が重なり、年々取り入れる学校が減ってきているように思いますが、そのルーツはどこから来ているのでしょうか?気になるところをまとめてみました。

    「組立体操」と「組体操」

    「組立体操」を「組体操」と思っている人が多くいますが、両者は異なる性格をもっている体操としてとらえられています。組体操は動的な運動であるのに対し、組立体操は主に表現的身体活動を目的とした静的な運動です。組立体操はピラミッド・エクササイズやアクロバティック・ジムナスティックスとも呼ばれ、単なる記録の更新や勝敗に一喜一憂するスポーツ領域ではなく、仲間とからだを組み合わせ、あるいは積み上げて造形を作り、美の共同感を味わう体操です。

    つまり、段になってタワーやピラミッドのようなものは「組立体操」、1人で行ったり2人以上で数段の組み合せたポーズは「組体操」ということのようですね。これは初耳です。

    組体操のルーツとは?

    組体操の発祥について調べてみました。

    いつから組体操が日本に入ってきた?

    色々気になるところがありますが、組体操の歴史について少し触れます。初歩的な組み立て体操が生まれたのは、紀元前2000年。古代エジプト文明の壁画から観察されたのが、はじめかと言われています。19世紀半ばごろから、ドイツで国民の健康と軍事教練を兼ね合同で行なう体操運動が盛んになり、第一次世界大戦を前に欧米諸国にも広まったことから明治初期に日本にも伝播しました。

    いつから運動会で披露するようになってきた?
    日本の学校に取り入れるようになったのは、1951年度版の中学・高校用指導要領からです。はじめは3段ピラミッドなどの図解が掲載されていましたが、それ以降の記載は無くなっており、運動会や体育大会のパフォーマンスとして取り入れることが中心となりました。正規授業内容外として扱う活動が主となっていますが、動画サイトYOUTUBEに大阪府八尾市立中学校の体育祭で行われた10段ピラミッドが崩れる映像が流れたこともあり、安全面を考慮し廃止が行われる傾向にあります。

    現在の様子

    ▼日本全国すごい運動会〜組体操〜

    (https://www.youtube.com/watch?v=RZuz8vcCN2s)

    ▼こちらは兵庫県。10段ピラミッド!


    (https://youtu.be/PEMdfqZFiR0?t=2m1s)

    ▼京都市立羽束師小学校。その名も「人間おこし」!

    (https://youtu.be/UhV37QH1-Qc?t=38s)

    さいごに

    素晴らしいパフォーマンスから、集中力や忍耐力、チームワークを培える組体操ですが、大きなパフォーマンスをする分、怪我を負う生徒がいるのも事実です。空気圧で怪我防止のために使われるエアーマットなど、チアリーディングの現場でも使われるような練習アイテムを取り入れるのもいいですね。

    ▲小学校学校の授業でエアートラックを使った様子

    (https://www.youtube.com/watch?v=iAW6H-htg_k)

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    【小学校】水泳の授業の意義って?

    はじめに

    早い子で0歳児プールから始まる水泳競技。
    今回は小学校の水泳授業の目的って何だろう?といったところから、授業中で困った時のアドバイスなどを書いていきます。

    小学校の水泳について

    小学校で水泳の授業の目的って何?

    「泳ぐ」というカテゴリは、一般的に幼稚園や保育園でプールの時間で水に慣れることから始まり、小学校体育では「泳ぎの基礎」を身につけることが大きな目的のように見受けられます。クロールや平泳ぎなどの泳法の基礎となる、バタ足や息継ぎ、キックやストロークなどの練習を用具や反復練習を用いて学んでいくのが中心的です。

    何を教えるの?

    クロール?犬かき?平泳ぎ?
    小学校の体育科では「クロール」「平泳ぎ」が中心で、学校の実態に応じて「背泳ぎ」を取り入れる形になります。基本的に水の中で練習をスタートさせることが多いですが、生徒の成長速度や能力に応じて、陸上で肩を動かす練習から入ることもあります。
    出来る子にはどう指導する?出来ない子には何を伝える?
    いざという時に泳げないと困るということから、「スイミング」のスクールに通わせる親御さんも多いかと思いますが、経験がある子どもとない子どもでは、やはり技術の習得のスピードはまちまち。
    しかしこういう時こそ、チャンス!ランダムにクラスを2つに分けて、50m泳ぎきれる子を中心にできる子ができない子に教えるやり方をとってみましょう。もちろん陸上と違って水面では見えない危険性も兼ね備えているので、何人かの先生に分かれて授業を進めることをお勧めします。

    小学生自由形競技から、水泳の意義

    水泳の練習の歳、実際の映像を見せることも技術上達に繋がる一手でもあります。
    「これだけ速く泳げるんだ!」と魅せられますが、水泳を行うことは

    • いざという時に泳げる力をつける
    • 泳ぎ続ける練習を続けることで忍耐力をつける
    • 心肺機能を高められる(喘息持ちのお子様がプールを習うきっかけもここにあります)

    などに繋がります。身近に海や川がない地域では、やはりスイミングスクールでの練習や学校の授業が泳ぐ練習の場所になるため、学校の授業でいかに密度が高い練習ができるかが鍵となりますね。

    さいごに

    水に慣れることから始まる水泳の授業。
    わたしが受けた幼少期の授業は、小石やボールなどを「宝物」としてプール底に沈め、潜っていくつ取ってこれるかというゲームをした覚えがあります。
    震災で被害が大きく出ている日本にとって、泳げることは自分の命や家族の命を救うことにもつながるもの。何事も始まりが肝心なので、水に触れること、潜ること、連続して泳ぐことを楽しい授業の中で学べたらいいですね。

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    陸上競技指導案② 【長距離走】


    長距離走のねらい

    積極的に長距離走に参加し、運動に親しめるようになりましょう。より健康になるため自ら運動をする習慣をつけます。また、基礎体力を向上させることが目的です。長距離走はそのしんどさから敬遠されがちですが、児童自身が限界に挑戦することができ、継続して練習することで、その限界を超える達成感を得ることができます。

    ペース配分

    初めから飛ばしすぎず、最初はリラックスした気持ちで4割程度の力で走り始めましょう。後半は皆、疲れるので、その時点でスピードが落ちないように、エネルギーを残しておきましょう。

    人はだれしも、疲れた、もう走りたくないという速さ、「デッドポイント」と、その速さから少し落として、あぁこれなら楽に走れるという、「セカンドウィンド」という速さがあります。デッドポイントとセカンドウィンドの間の速さで、継続的に走ることで、だんだんデッドポイントが伸びてきます。

    走っている間は、「吸う、吸う、吐く、吐く」と呼吸をするのが一般的ですが、自分がリラックスできる呼吸法で走りましょう。無理に実践する必要はありません。
    走る際のフォームは、短距離走の前傾姿勢とは異なり、身体を上から糸で引っ張られるように、すっと胸を張って走りましょう。速さを出したい際は、少し前傾で走ると速さが出ます。歩幅が小さいとエネルギーを無駄に消費してしまうので、歩く歩幅の1.5倍くらいの歩幅でリラックスして走りましょう。

    トレーニング例

    【準備体操】
    準備体操はしっかり行ってください。怠るとけがをします。

    【流し】
    100mくらいの短い距離を、9割くらいの速さで、長い距離を走ったあとに、数本走りましょう。この目的は、身体をダイナミックに動かせるようになるため、速さに順応できるようになるためです。長い距離ばかり走っていると、身体がその速さが限界だと思い込んでしまいます。流しを軽視せずに、長い距離を走って疲れていても、2、3本は走るようにしましょう。

    【ジョギング】
    これがメインです。何kmをどれくらいの速さで走れるか、時間を決めてどれだけ長く走れるかなど、目標を決めて走りましょう。

    【ペース走】
    これは結構厳しい練習になりますので、週に1度くらいにしておきましょう。トラックなど、距離の決まった場所で、毎周同じ速度で走るようにします。

    【変化走】
    一定の距離をだんだんと速いペースで走ります。例えば、400mを1分30秒、1分25秒、、、1分、といったようにだんだんと速くしていきます。最後はかなりきついぐらいの設定にします。

    【インターバル】
    短い距離を全力で走って、少しジョギングを挟んで回復させます。また、走って、またジョギングを繰り返します。スピード強化と心肺機能の強化をはかります。

    【関連記事】
    陸上競技指導案①【短距離走】

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    小学生の体力づくり② 【いろいろな鬼ごっこ②】

    前回に引き続き、鬼ごっこの種類の紹介です。今回は少し変わった鬼ごっこを紹介します。

    隠れ鬼

    まず、鬼を一人決めます。その鬼が好きな場所に隠れたらゲームスタートです。子は鬼を探して、見つけたらその場に隠れます。最後に鬼を見つけた人が、次の鬼になります。

    鬼さんこちら

    大きな長方形を描き、ゲームを始めます。長方形の四隅を鬼は入れない安全地帯とします。子と鬼はその長方形の中だけを使って鬼ごっこをします。子は捕まりそうになったら、安全地帯に逃げ込めます。安全地帯は1人しか入れないうえに、10秒しか入ってられません。

    傷鬼

    まず、普通に鬼ごっこを始めます。鬼にタッチされた子は鬼と交代します。鬼は先ほどタッチされた箇所を触りながら子を捕まえに行かなければなりません。

    手つなぎ鬼

    鬼は子を捕まえます。捕まった子は鬼と手をつないで次の子を追いかけます。鬼が4人になったら、分裂して2人ずつまた子を追いかけます。

    増え鬼

    鬼は子を捕まえます。捕まった子も鬼になります。どんどん鬼が増えていって、最後の一人の子を捕まえます。

    ボール鬼

    鬼は子をタッチするかわりに、ボールを子に投げます。当たったら鬼交代で、キャッチしたらセーフです。キャッチした場合は、鬼のいない遠くに投げてしまって大丈夫です。足の遅い子でも、よけたり、キャッチするとセーフになるので、みんなで楽しめます。

    コイン鬼

    大き目の長方形のコートを書き、センターラインを引きます。センターラインから左右1mの位置に線を引きます。ラインは計3本です。参加者はコインの表チームと裏チームに分かれます。センターラインと2本の線の間にコインをトスします。表が出れば、表チームが鬼になり、裏チームが子になります。

    裏チームは自分の陣地の後のラインまで走って逃げます。表チームはそれを走って追いかけます。タッチされた子は表チームのメンバーとなります。コインの裏が出ればその逆です。コインは見やすいように色をつけてもいいです。

    おわりに

    以上、定番の鬼ごっこでした。地域によって差があったり、それぞれで工夫して楽しんでください。

    【関連記事】
    小学生の体力づくり① 【いろいろな鬼ごっこ①】

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