はじめに
ダイエットや筋力トレーニングなど、運動やスポーツをするにあたりより効果を発揮するにはどのようなことに気を配れば良いのでしょうか?今日はその原則から、運動をする際に注意することをまとめてみました。
運動機能が高まる原則とは
・練習の目的と意味を理解すること
・正しい動作を、丁寧に、頻繁に反復練習すること
・習得したい一連の動きに沿ったトレーニング行うこと
・「似ているけど違う動作」はできるだけ避けるようにすること
・フィードバックを用いること
より運動機能を高めて結果を出すには、「何を目的とし、筋肉の仕組みを知りながらどのようなトレーニングを行うかを考える」必要があります。そのために必要なのは、正しいトレーニングと、自らのフィードバックです。
実践的なトレーニングについて
一番効果的なのは、ジムでのインストラクター付きのトレーニング。「パーソナルトレーニングジム」というのが近年流行ってきていますね。「お金もかかるし、フリージムでいいじゃない」と思いがちですが、正しいトレーニングは部活動や運動の経験があっても自分では気づかない、知らないことが多かったりするので、一度プロのトレーナーに見てもらってから自分で進めていくことをお勧めします。間違ったやり方で行えば効果は半減、もしくはマイナスな効果をもたらす可能性があるからです。
拮抗筋のお話
筋肉には、主動筋と拮抗筋というもので構成されており、主動筋というのは、身体を動かすときに主に働く筋肉のこと、拮抗筋というのは、その名前の通り、拮抗する筋肉のことを指します。例えば肘を曲げる筋肉(上腕二頭筋)の拮抗筋は、肘を伸ばす筋肉(上腕三頭筋)となります。
「肘を曲げる!」と意識した時には、主動筋である上腕二頭筋は収縮し、拮抗筋である上腕三頭筋は弛緩します。しかし、この拮抗筋が主動筋と共に収縮してしまったらどうなるでしょう?肘を曲げたいのに、肘を伸ばす筋肉まで力が入っているのですから、腕がガチガチになって肘をうまく曲げられなくなるのです。このように筋肉の仕組みをわかっていれば力を発揮できる部分も、逆効果(怪我など)につなげてしまう可能性もあります。
水分補給でリズムよく
トレーニングを行うのに欠かせないのは水分補給。のどが渇いていないから、体重が増えるから、を理由に飲まない方向性の方もいらっしゃいますが、水分補給には上手く汗を流してくれる役割ああったり、血液循環を良くし、身体のめぐりを良くする効果もあります。トレーニングをするにあたって、より効果を得るためにはしっかりとした水分補給で、身体を潤しながらおこなしましょう。
3ヶ月間は気長に待とう
ダイエットを始めてもすぐに身体の変化は生じません。多くの方は、すぐに効果を実感できないため途中でやめてしまいますが、今までなかった筋肉を付けるには、それだけの時間が必要です。気長に、少なくとも3ヶ月は継続して行いましょう。1週間や1ヶ月単位で動きのフォードバックを行えば、継続するモチベーションにも繋がります。
まとめ
トレーニングは継続しなくては効果がでないというのは分かっていてもなかなか続けられなくて結果が出にくい人も多いかと思います。自分ひとりで出来ないからダメだ、と思わずにどのようにすれば気持ちも継続していくかを考える必要がありそうですね。
最後に、大事なことをもう一度お伝えします。
・練習の目的と意味を理解すること
・正しい動作を、丁寧に、頻繁に反復練習すること
・習得したい一連の動きに沿ったトレーニング行うこと
・「似ているけど違う動作」はできるだけ避けるようにすること
・フィードバックを用いること
ぜひ効果的なトレーニングの謳い文句としてお役立て下さい。
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