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中学実習生のためのシンプル指導案⑥マラソン授業の振り返り

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はじめに

長距離走(マラソン)の授業を取りまとめる際に必要となる基本的な観点は「直接的な技能」「態度・知識・思考」「今後の課題」になります。この3つの基本的な観点から授業全体を総括する事により、学生は改めて自己技能レベルと今後の課題について明確な認識に及べます。今回はこのマラソン授業のまとめに関するお話を致しましょう。

直接的な技能

長距離走の技能全体を測る為の数字は非常に明確です。この競技の技能レベルは全て「タイム」によって測定できます。ただし、そのタイムをサポートする基本技能の要素は幾つかが存在します。それは「呼吸法」「上半身フォーム」「下半身フォーム」といったものです。これらの要素は長距離走に必要なLSD(Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス、できるだけ長い距離をゆっくり走る事の意)というスタイルを確立する条件として欠かせません。ワークシート等を利用しつつ、出来る限りタイム以外の上記要素の振り返りも行っておきましょう。

態度・知識・思考

走行時に周囲への配慮を行えていたか、積極的かつ主体的に取り組みを行えていたか、安全に競技を行える体調を維持できていたか、といったものが態度の評価点です。また、マラソンにおける各種名称・内容・コツ等の基本知識の把握と自己分析が適切に行われていたかどうか、という知識・思考の点もまた重要となります。これらは可視化しにくい主観的な観点です。指導側が客観的にある程度の判断を下し、必要な項目については特別に教示の時間を設けましょう。

今後の課題

上記の二項目が明確になれば、各人の課題点が自然と導かれます。走行の安定化にはどのようなトレーニングや方法が必要になるか、タイムを伸ばすには具体的にどのような身体能力を向上させるべきか、といった改善点について、指導側は適切な提示を行いましょう。特に先ほど述べた「呼吸法」「上半身フォーム」「下半身フォーム」の精度向上はタイムに直接結びつく要素です。「走る」という行為はこれからも日常的に関わる活動になりますから、授業の延長線上にある将来も視野に入れて授業全体を取りまとめましょう。

まとめ

以上がマラソン授業まとめに関するお話でした。直接的な技能と態度・知識・思考を確実に振り返り、今後の展開に繋げましょう。

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