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中学実習生のためのシンプル指導案①短距離走導入

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はじめに

日常的な身体動作に「走る」というものがあります。この動作を競技に昇華させた時、そこには走行距離に応じた二つの要素が生じます。「長距離走」と「短距離走」です。長距離走の場合は持久力が優先され、出来る限り長い距離を安定して走る動作が求められます。一方、短距離走の場合は瞬発力が優先され、限られた距離を可能な限り速く駆け抜ける動作が求められます。今回はこの短距離走について、指導導入時のお話を致しましょう。

スラローム走

短距離走の授業導入時に行いたい練習が幾つかあります。ひとつめは「スラローム走」と呼ばれるものです。こちらは三角コーンのような目印を置いて、学生に蛇行させながら一定距離を走ってもらいます。短距離走は瞬間的に強い負荷を掛ける為に身体が左右に揺れがちです。走行の安定性を保つ上でバランス感覚が要求されます。この蛇行走によって身体のバランス感覚に慣れます。

スタートダッシュ走

短距離走で重要な要素のひとつが「前傾姿勢」です。身体の重点を前に置き、スピードを前方方向へ乗せ続ける事が速度向上に適切な効果を与えます。この感覚に慣れるに当たって有効なものがスタートダッシュ走の練習です。ごくごく短い距離(5m、10m)を前傾姿勢で走り抜けるのです。導入時はそこまでのスピードは要求しません。強く前傾姿勢を意識し、この短距離を走って貰いましょう。

5秒間走

今度は前傾姿勢よりも速度を重視する練習法です。「5秒間走」では5秒でどれだけ距離を走れるかを測定します。この練習法は全力疾走の感覚を身に付ける上で効果があります。ただし、指導側が学生に対して急激に負荷を掛けるような呼びかけは厳禁です。大前提として健康・安全のリスクは最優先事項として捉えねばなりません。全力疾走とは言っても、今回はまだ導入部ですから一定の余裕を学生側に持たせるよう指示を送りましょう。表現としては「自分が限界だと感じる速度の9割程度で走りましょう。もし身体部位に違和感を覚えたら走行を中断しましょう」という具合のものが適切だと思われます。

まとめ

以上が短距離走の指導導入に関するお話でした。学生に短距離走の感覚を慣れさせる事を意識しましょう。

【関連記事】
中学実習生のためのシンプル指導案②短距離走基礎知識

中学実習生のためのシンプル指導案③短距離走基本メニュー

中学実習生のためのシンプル指導案④短距離走のテクニック


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