はじめに
ここでは、小学2年生のマット遊びにおける特性を提示していきます。指導案の作成にお役立て下さい。
小学2年生を対象としたマット遊びの特性
・地面とは違いある程度の安全性が認められているマットの上で転がる運動である。
・児童にとっては、普段の運動ではやらない動きであるため、新しい「自分の身体の動かし方」を知ることが出来る運動である。
・頭と足が上下反転する運動であるため、児童の三半規管を刺激し、平衡感覚の成長を促す運動である。
・得意な転がり方を児童が自分で考えることによって、自身の身体の特徴を考えるきっかけになる運動である。
・なめらかに転がれたり、連続で転がれたりすることによって、児童に楽しさと達成感を与えることが出来る運動である。
・他の児童の動きを観察し、真似してみることによって、「自分の動きを客観的に見る」あるいは「他者との得意な動きの違いを見る」ことが出来る運動である。
小学2年生を対象としたマット運動の実態
・過半数の児童にとっては、マットの上で回転するというのは「面白い、楽しい、気持ち良い」といった反応を得ることが出来る。
・また、そういった感想を述べる児童は「回るのが楽しい、好き」といった将来的に繋げることが出来る感覚を得ることが出来ている。
・課題を達成出来た児童は、「褒められると嬉しい」と言った感想を述べている。
・高度な回転が出来ない児童は、「あまり出来ないため大変楽しい運動ではない」といった感想も述べられる。
・運動が苦手な児童は「出来ないから楽しくない」といった感想を述べられる。
・全児童共通で、「失敗すると頭などを打つから痛い」といった感想が述べられる。
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